窪塚くんは説教コヤジになってしまうの?
社会派俳優になってしまうの?
そんな心配してる窪塚ファンにもぜひ観て欲しい。
「ランドリー」の窪塚くんは、イイ!!
心が壊れてしまった水絵(小雪)が頭に障害者のあるテル(窪塚)に出会うことで癒されていくお話。
湿っぽい描き方は無く、泣かせようとしてないところが好感度大ですよ。
テル、久しぶりに窪塚くんが目を見開いてません。
世の中に物申さず主張せず、平日午後の住宅街の背景になじんでます。
彼独特のスローな喋り方は、今回の癒しキャラにピッタリです。
障害者役を演じる時無邪気な笑顔を作ろうとする役者さんが多いですが、テルははにかむだけで心の中もさほど純粋でないところが嫌みじゃないです。
池袋ウエストゲートパークでブレイクした彼ですが、かなりあやうい存在だと思ってました。
かっこいいのやら悪いのやら、頭がいいのやら悪いのやらつかみきれないところが彼の魅力であり、語られつくされファンにから理解され、役柄も安定して来たら必要とされなくなってしまうのではないかと。
でも今回の彼の演技を観て安心。まだまだ彼は新しい役を自分の中に持ってるんですね~。
クライマックスでは胸の締め付けられるような表情を見せてくれました。
それにしてもこの映画、小雪が田舎の職場で事務員をしていたり、地味に働いてる姿はかなり違和感が…
セクハラされるだろう、あんなのがいたら。
まあでも泉ピン子が工員やってる姿見せられても、ますます不景気な気分になるのでいいんですが。
個人的に今後の希望としては、安~~~~い感じの娯楽時代劇に出演して欲しい!
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