この映画に出てくる「未来」は凄いですよ。未来と言えば車は必ず空を飛んでるもんですが、ちゃんと高速道路走ってます。
建物もドーム型じゃなくて現在の民家と一緒。洋服だって全身タイツのような未来服ではなく、2002年のファッションと変わりなし。なのに全てが今と全く違う!
空想の未来ではなく、リアルな未来なのです。
パソコンもビデオも車もたまらない作り。欲しい……かっこよすぎる。スピルバーグ監督は、こういうところでいつもワクワクさせてくれるから嬉しいです。
この映画でのトムは『M:I-2』でダグレイ・スコットがイーサンに化けた時のトム、って感じです。やさぐれて悪びれてますが、やっぱりトムはいつでも正義の味方ですね。
そして最近話題になってるコリン・ファレル。彼の今までの作品を観てなかったので、この眉と髭の異常に濃いお兄さんがなぜそんなに人気なの? と不思議でしたが、前半と後半で観客に全く別の印象を持たせる演技力に引き込まれました。
とても99年に映画(『素肌の涙』)デビューしたようには思えなかったです。よく観ると砂鉄が集まったような眉毛も、いくら剃っても剃りきれないような髭もゲイの方に受けそうな体型も素敵……。
油断してたらいつの間にか好きになっちゃってるタイプの役者さんかも。彼の演技に注目してください。
|