さすが全米BOXOFFICEで常に上位を獲得し、ランキングから落ちないだけあります。文句なしに誰でも楽しめる作品になっております。ピーター・ジャクソン監督というのはとにかくやることが細かい! 画面の片隅でキャラが予期せぬ動きをしたりしてるのを見つけて感動することしばしば。
公式パンフレットでは押井守氏も誉めている迫力の戦闘シーン、まさにオタクの中のオタクである彼だからこそ成せる技でしょう。
今回の章では、それぞれのキャラクターが生かされていて、レゴラスとアラゴルンが大活躍。
女子なら絶対アラに惚れる! という噂を聞いていたので惚れる気満々で映画館に向かいましたが………しっかりガンダルフにまで惚れて帰ってきました。最年長の男が一番強くてカッコイイという、冒険ストーリーのセオリーに反した設定。
いや、これは日本の時代劇の感覚でしょうか。老人のヌード(と言っても肩出してるだけ)にドキッとしてしまいました。
アラゴルンは強いだけでなく、男として非常に色っぽいのがポイント。突っ走る熱いヒーローではなく、アウトローならではのすかした表情。シリアスなシーンで見せる余裕の仕草。ギムリを見下ろす角度で見せる表情が、なぜか一番色っぽくて素敵。そしてその彼に献身的になついているレゴラス。
なんと言ってもエルフの王子様! かっこよくないわけがない。弓を打てば百発百中、今回はなんとスケボー撃ち(!?)まで見せてくれます。
彼のアラゴルンへのなつきっぷりはとても可愛い。エルフ語でアラゴルンにしかわからない言葉で甘えたことぬかし、寂しくなって戻ってくるあたり、すっかり恋人気取り!? パート3ではアラゴルンをエオウィンと取り合いしそうな気配。
とにかくいい男ばかり出てきて、とても嬉しい映画であります。あ、もちろん綺麗なお姫様も出てくるので、男性も目の保養できます。ちょっと存在感薄いですが……。
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