『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』製作発表記者会見
取材・文/竹内詠味子
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』製作発表記者会見
出席者:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀/ユースケ・サンタマリア/いかりや長介/北村総一朗/小野武彦/小泉孝太郎/筧利夫/真矢みき/亀山千広(プロデューサー)君塚良一(脚本)/本広克行(監督)
3月12日(水) フジテレビにて
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日本映画興行史上、歴代第5位のヒットを巻き起こした映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』から、はや5年。一大観光地へと発展したお台場に、再び凶悪犯罪が巻き起こる!『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が、ついにクランク・インを迎えた。7月の公開に向け、再集結した湾岸署のメンバーたち。青島刑事役の織田裕二をはじめ、スタッフ・キャスト14名が記者会見を行った。
亀山プロデューサー:湾岸署史上、最低最悪の3日間です。5年前、お台場には観覧車もありませんでした。街が大きくなると、犯罪も大きくなります。青島くんのグリーンのコートは、今回もまた、血で真っ赤に染まることになります。
君塚:5年ぶりの続編ですが、精神や世界観は変わっていません。スタッフ・キャストがこの5年間で得てきたものを使って、力強い作品にしたいと思います。
本広:キャストの皆さんがスケールアップしているので、映画もスケールアップしたものになると思います。観客に笑ってもらい、泣いてもらい、最後はほっとするような作品にしたいです。
5年ぶりに湾岸署の現場に戻ってきたキャストたちは、記者たちを前に改めて気が引き締まった表情。その心境は?
織田:出世してません!相変わらず、現場でジタバタしている青島です。撮影に入ってすでに何日か経っていますが、オモチャ箱をひっくり返したような現場で、毎日ドキドキしながら撮影しています。きっと、すごい力の作品になるので、楽しみにしていてください。5年ぶりの現場は、デジャヴみたいでうれしかったです。この映画は僕にとって原点です。
柳葉:(室井警視が北海道に勤務していた、と聞いて)北海道に行っていたんですか…。『踊る大捜査線』という名前に奢ることなく溺れることなく、作品の深みを追求していきたいです。5年の月日は、あまり感じませんでした。またできるんだな、という思いが強かったですね。
深津:今回も素敵な作品になるよう、覚悟して悔いのないようにがんばりたいです。『踊る大捜査線』は私にとって…滝修行?マラソンの中間地点…山登り、のような感じです。
水野:雪乃はすごい勢いで出世しています。5年間でたくましくなった雪乃を、うまく表現したいです。皆さんとは5年の間によくお会いしているから、すごく久しぶり、という感じは無いですね(笑)。
ユースケ:ついにムービー 2をやると決まったときは、また祭りが始まるな、またみんなに会えるな、と楽しみにしていたのですが、いざ撮影が始まってみると、昔やっていた役の5年後は、こんなにも難しいのかと驚きました。ふんどしの紐を締めてやらないと、と、がんばっている最中です。私事ですが、今日は僕の32歳の誕生日。こんなにたくさんの人に祝ってもらえるなんて夢のようですし、これが最後の作品になるかも…。気を許したら涙が出そうです!
筧:前回に引き続き、日本を震撼させた、最大のプロジェクトに参加できて、とても光栄です!この役のために、髪の毛を切り黒く染め直しました。これからは、真っ当な人間として、世のため人のために尽くしていきたいです!
5年の歳月を挟んでも、やはりチームの雰囲気は変わらず、連帯感もバッチリ。そして、お馴染みのこの人たちも、熱い気持ちを抱えている様子。湾岸署のスリー・アミーゴス!
北村:スリー・アミーゴスは、3人揃って初めて力を発揮するんだけど、今日は秋山くん(斉藤暁)がいないんですよ…。彼から昨日、相談を受けましてね、何でも、「ごもっともです」と言うのに飽きちゃったって言うんです。しかも、別れた女房との間に子供がいて、仕送りしなくちゃいけないのに、公務員の給料じゃどうも…ちょっと考えさせてくれ、なんて。それで、「このリストラの時代にそんなこと言ってないで、ちょっと旅に行って来い」と言いました。だから今、彼は旅に出ています。帰ってきたら、きっと燃えると思いますよ。えっと…質問は何でしたっけ?僕の場合、私生活のことでも構わないですよ!(会場爆笑)
小野:久しぶりに皆さんに会って、実家に帰ってきたようです。準備の方は大変だと思いますが、私としては2~3年前に作ったほうがよかったと思うので、なんだか、1本損したような気分です(笑)。パート2というのは、パート1よりもバージョンアップしないといけませんから、我々3人、力を合わせてがんばりたいと思います。
さらに今回は、新しい顔ぶれも参加。監視システムのオペレーター、小池を演じる小泉孝太郎と、事件の指揮を取る女性管理官、沖田警視を演じる真矢みき。
小泉:『踊る大捜査線2』のような、すごく完成された作品に自分が加わることに緊張しています。少しでも早く監督のイメージに入れるよう、がんばります。
真矢:思い起こせば5年前、青島さんが生き延びて喜んでいた国民の1人なので、今はとても複雑な気持ち。室井さんが出世していくのを楽しみにしていたのに、私の方が上がってしまうとは思ってもいませんでした!
そして、退職退職といいながら、湾岸署で指導員を続けている和久平八郎役は、もちろんこの人。
いかりや:指導員というのは偉いのかジャマなのか…?湾岸署にいることは間違いないです。人間は成長もしますが、老いてもゆきます5年の経過は私の上にものしかかっているので、そら恐ろしいですね。定年に怯えていましたが、指導員になったらその心配も無く、ホッとしています。
すっかり湾岸署の刑事になりきっているキャストたち。いよいよ開始、という雰囲気が伝わり、自然にテンションが上がる。少し気は早いが、この勢いならムービー3の可能性もありえるのでは?
亀井P:5年かけてようやくパート2にこぎつけたので、正直、3はまだ考えていません。こういう事件があったら面白い、ということを話してはいますが、実際できるかどうかはわかりません。
織田:ドラマのファーストシーンを撮影したとき、このドラマでは「実験をしよう」といって始めたんで…それを普通に感じるようになっちゃうとダメかな、と思います。それをまた壊していけたら面白いと思います。
そして、『踊る大捜査線』のもうひとつの楽しみは、強烈な犯人役。今回の敵についても、アッと驚くゲスト出演者が期待されるが…。
亀井P:もちろん、考えております。今、キャストしている最中です。21世紀型の犯罪なので、今回の犯人は間違いなく複数です。このメンバーに立ち向かってくるような凶悪犯を考えています。
3月12日(水) フジテレビにて
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