この作品は俳優でもあるクラーク・ジョンソンが監督、「トリプルX」とその続編も担当するニール・H・モリッツが製作。1975年のテレビドラマ「特別狙撃隊SWAT」のリメイクです。エリオット・ゴールデンサル(映画「フリーダ」でアカデミー作曲賞受賞)の音楽もカッコイイ。
前半ではSWATの訓練や日常生活を描いていてますが、SWATのメンバー、無駄口叩きすぎというか軽すぎるというかみんな訓練マジメにやってる!?
後半からCMで流れている麻薬王の争奪戦へ突入して一気にムードが引き締まります。う~ん。やっぱりコリン・ファレル(ジム・ストリート役)は濃かったなぁ。
好きな俳優なので、隊員の制服を着たらさぞホレボレするかと思いきや常にガンつけてるミシェル・ロドリゲス(クリス・サンチェス役)と並ぶとそりゃもう暑い暑い。
ストリートは熱心だし一生懸命なんだけれど、彼らが護送する麻薬王アレックス(オリヴィエ・マルティネス)が素敵すぎました。あんな犯罪者が実在したら絶対悪のヒーローでしょうね…。
彼のことは映画「運命の女」でファンになった方も多いんじゃないでしょうか。今回も彼の色気は光ってます。
世の中なめきってて性格は歪んでるのだけど、知的な台詞がなんとも良かった。
フランス訛りの英語もセクシーです。「俺を逃がせば1億円払うぞ」と叫ぶアレックスは相当カッコイイ。SWATよりもこっち側に感情移入して「逃げてー」と心の中で祈ってました。
あの発言を信じてSWATに襲いかかる市民がいるのか? などとつっこみたくなる部分が出てきても、深く考えずにSWATやアレックスのカッコよさ酔いしれましょう。
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