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ライター
東京国際映画祭コンペ部門に選ばれた『ヴァイブレータ』のパーティーに行ってきました。ミーハーにも、出演者の大森南朋さんと記念撮影。近くで見る大森さんは画面同様(いやそれ以上か?)、精悍な顔立ちで、ますますファンに。映画で印象的だった、あの男らしい、骨太な手にも間近で接触でき、感激しました!
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ライター
ついに我が家のMacクンが赤信号。しかも、運悪いことに人からもらったウィンドウズもアヤシいことになり、購入することに。愛着あるMacクンからウィンドウズに乗り換えるのは、長年の恋人を捨てるようで後ろ髪を引かれたが、値段とデザインが気に入った某社のPC選んで、あっさりウィンドウズ派に。ま、そんなもんか。
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ライター
今年の東京国際映画祭で一番のお気に入りは「アジアの風」で上映されたタイ映画『アイアン・プッシーの大冒険』。おかまのプッシーちゃんが麻薬を密造していた男を退治するのだが、セリフが素晴らしい。「人生のハードルを越えるのは薬物ではなく仏法でねっ!」。えぇ、言葉や(泣)。
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(C) 2003 Warner Bros.Ent All Right Reserved.(C) 2003Village Roadshow(BVI)Limited.
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映画界に映像革命を起こした「マトリックス」シリーズの第3弾にして完結作。全世界50都市で同日同時刻公開という映画公開史上初の試みで公開前から話題の的。キャスト、スタッフは前作とかわらず主演にキアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モスに監督はラリー&アンディー・ウォシャウスキー兄弟。センティネルズの大群やエージェント・スミスの増殖も前作を凌ぐ数と迫力。映画史に残る予測不能な衝撃の結末は絶対に見逃せない。
日本公開: 11月5日(全国松竹・東急系)
上映時間:2時間8分
配給:ワーナー・ブラザース映画
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だんだんつまらなくなってきた『マトリックス』。第1作のあの興奮はいずこ? 『~リローデッド』は、ザイオンの場面と愛が云々といった話が面白くなくなった要因だったような気がするのに、『~レボリューションズ』で増長してどうする! それにしてもさんざん謎を拡げまくって、最後がタイマン対決だったとは。ネオのあの衣装は長ランだったということか。ただし、土砂降りの雨のなかで炸裂するネオとスミスのこの対決(ネオのパンチがスミスにストレート! 必見!)とクラブ・ヘルへ乗り込むモーフィアス、トリニティ&セラフの場面は素晴らしく、1作目の回廊シーンを彷彿させる興奮度だ。コリン・チャウのカンフーは優雅で美しい。やっぱ格闘はCGより生身でしょう。
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前作『リローデッド』では、ネオとトリニティーのベタベタな恋愛にぶっ飛びつつも、バカバカしいほどに派手なカーアクションを楽しんだ。しかし、最終章はなんかタマを出し尽くした感が濃厚。ワイヤーアクションには目が慣れきってしまって驚きはないし、スケールアップしたと言われても、たとえばバトルシーンは無駄に長くて退屈。(モニカ・ベルッチのスイカップのような爆乳には眠気が覚めたが)。一番の見所といわれるネオとエージェント・スミスの戦いなぞ、いみじくもスミスがネオに「まだ戦い続けるのか」と尋ねるが、観てるこっちはまさにその気持ち。何より、さんざ引っ張った挙句、エージェント・スミスの退治方法がこんなもんだったとは……、驚きってゆーか、思いっきり脱力!!
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シリーズ第1作が公開された時、マトリックス・バージョンのノキアの携帯を喜んで皆に見せびらかしていた行為が、早くも酸っぱい思い出に変わりつつある。いや、確かに1作目はアクションもストーリーも斬新だった。それがまさかこんなに尻すぼみしてしまうとは。夢オチという最悪な事態に陥らなかったことだけはホッとしたけど、「続編に秀作なし」の定説をまた実証してしまったね。そんな事より、先日、来日したラリー・ウォシャウスキー監督のルックス。完全にお姉さまファッション。女装癖の噂が流れていたけど、カミングアウトしちゃったのね。3部作のラストより衝撃的(笑)。
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マイクとマーカスの凸凹刑事コンビがマイアミを舞台に繰り広げるメガヒットアクション大作の待望の続編。主演には前作同様に『メン・イン・ブラック』のウィル・スミスと『ナショナル・セキュリティ』のマーティン・ローレンス。監督は『アルマゲドン』のマイケル・べイ、製作は『パール・ハーバー』のジェリー・ブラッカイマー。この二人のコンビだけにアクションは圧巻。特に高速道路や街中で繰り広げられるカーアクションは壮絶。
日本公開: 11月29日(丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系)
上映時間:2時間26分
配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
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マイケル・ベイの映画ってほんと、いつもバブリー。彼って、自宅のジャグジーとかに金髪美女をはべらかしまくってんだろうな、想像だけど。だいたいヒラの刑事なのにフェラーリぶっ潰しても平気なリッチっぷりって、「こち亀」中川かよ。さらに売人の豪邸を爆破、キューバの麻薬製造小屋をなぎ倒す、などなど、悪人なら金持ちだろうがそうでなかろうが一斉に退治しちゃえとばかりに、豪快なシーンが次々、続く。何も考えたくないときに観るには、こういった映画の方が頭も心もすっきりしていいかも。食事をするときに、店の雰囲気やメニューの見た目とかにまるでこだわらず「とにかく肉! しかも500gくらいよこしやがれ!」というようなタイプの輩におすすめしたい。
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前作から9年、その間、ウィル・スミスはなんとビッグな映画スターになったことかとしみじみ。が、9年も経つと、話の中身忘れてます。てゆーか、ブラッカイマー印のマイケル・ベイ監督作なら、主演者の顔を差し替えるだけで、どれも同じかもしれん。とはいえ、ウィル・スミス演じるマイクのキャラはこんなに軽薄だったか? と思うほど軽い。でもって、いくらローンだからって、刑事には分不相応すぎな邸宅に家族で住んでるマーティン・ローレンス扮するマーカス。ま、ツッコむだけ無駄ですか? しかし、悪党を追っかけて、最後はキューバに乗り込んでやりたい放題なのはどうなんでしょう。おまけに軍まで出てきて、打倒カストロってなノリ。アメリカのいびつな正義を図らずも感じてしまった。
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ジェリー・ブラッカイマー&マイケル・ベイの『アルマゲドン』コンビは、期待を裏切りません。金は使うが中身は0、いや、マイナス100の映画を作らせたらピカイチ。今回も『パール・ハーパー』で批判された歴史観のなさなんてすっかり忘れ、ラストは米国の最も近い敵キューバに密入国して麻薬王を追いつめる。ついでに麻薬王を護衛していたキューバ軍の兵士たちも皆殺し。うん、こりゃ普通だったら間違いなく米国VSキューバの戦争に勃発しているね。ブラッカイマーたちの野望はデッカイな(笑)。違う意味で、次は何をやらかしてくれるか楽しみ。
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(C)2002 WENTIETH CENTURY FOX
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『タイガーランド』のジョエル・シューマカー監督&コリン・ファレルのコンビが放つサスペンス・スリラーの秀作。軽薄で傲慢な人生を送ってきた男が、姿の見えない謎の人物から公衆電話越しに脅迫され、次第に追い詰められていく様を描く。共演は『ドーソンズ・クリーク』のケイティ・ホルムズ、『パニック・ルーム』のフォレスト・ウィティカー、『24』のキーファー・サザーランドら。終始、電話ボックスを舞台に繰り広げられるスリリングなドラマの行方に要注目
。
日本公開:11月22日(ニュー東宝シネマ他全国東宝洋画系)
上映時間:1時間21分
配給:20世紀フォックス映画 |
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デビュー以来、やたらと制服を着せられているコリンですが、実はスーツ姿がセクシー。『マイノリティ・リポート』でも鼻血モノだったが、今作でもイタリア製スーツを自然に着こなしてる。かなりのおしゃれさんだ。そして演技力。ひとり芝居でほとんど出ずっぱり、場面もあまり変わらないのに、観てる側を飽きさせないとは。役者にとってこれだけやりがいのある仕事もなかなかないだろうが、ブレイクまもない彼にこんな大役を任せるとは、監督も相当、彼に惚れ込んでるんだろう。反骨精神あふれる一匹狼が似合うあのりりしい極太眉も役に合わせて、情けないほど下がり(8時20分くらいか)、みごと。ぎりぎりまで登場しない相手役の声の主(見て納得?)の存在感もパーフェクト。
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1年前、『9デイズ』でジョエル・シューマッカー監督に取材したとき、この『フォーン・ブース』のことを語り、コリン・ファレルって「いい役者よん」と目をハートマークにして絶賛してたんで、いろんな意味で期待! この監督の場合は女性陣はそっちのけで、男を素敵に撮るので、公衆電話ボックスの中で、ワケもわからず命を狙われる恐怖に震えるコリンはイケている。コリン自身も口八丁でギョーカイを渡り歩き、傲慢をかますパブリシストから、一転、謎の男に脅されて、公衆の面前で過去の悪行をざんげさせられる主人公を熱演。今でこそ旬な男のコリンだけど、『タイガーランド』で起用し、彼の才能を見抜いたシューマッカー監督は凄い。なんてヘンな感心してるうちに終わった81分でした。
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ブリちゃんをコマそうが、モデルをハラませようが、これだけ演技がうまけりゃOK。そう思わせてくれるほど、コリン・ファレルの熱演が光るサスペンスでございます。いけ好かないパブリシストが、「電話を切れば殺し」と脅され、おまけに浮気を明かすように脅迫され、まとっていた服を一枚一枚剥ぐように自分の弱い部分をさらけ出していく様は、同情心まで抱かせてしまうほど。私生活のやんちゃぶりがそのまま芸に生かされるなんて、勝新太郎並のキャラクターだ。81分という短さで、スピーディに展開するのも潔くて気持ちいい。少しは見ならえ! 2時間26分もフィルムを無駄遣いしている『バッドボーイズ2バッド』(笑)。
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(c) 2002 Disney/Pixar. All Rights Reserved. |
『モンスターズ・インク』のピクサー社が製作したフルCGアニメーション映画。人間の世界にさらわれた魚のニモを探してニモの父親とその友達が繰り広げる愛と感動のファンタジー・アドベンチャー。アメリカではディズニー映画史上最高の大ヒットを記録した。『トイ・ストーリー』シリーズのジョン・ラセターが製作総指揮にあたる。またエンドロールには隠れキャラが出てきたり、イギリスのスーパー・シンガー、ロビー・ウィリアムスが「ビヨンド・ザ・シー」をカヴァーしたりと最後まで見逃せない!
日本公開: 12月6日(丸の内ピカデリー2他全国)
上映時間:1時間41分
配給: ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン) |
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ニモの顔も声も、とにかくかわいい。生まれて初めて魚を抱きしめたくなった。で、かわいいだけでなく、芸が細かい。浅瀬にいそうな魚、船で沖からかなり離れないと会えないような魚、と海の深さや陸からの離れ具合で魚をきっちり描き分けてあるのだ。熱帯魚マニアやダイビング好きも大満足。断酒会ならぬ断“魚”会の集まりがあったりして、大人向けのギャグもあるから、子ども用映画とバカにするなかれ。極シブ熱帯魚の声はウィレム・デフォー。西部劇の用心棒風のテーマ音楽とともに登場したのには思わず爆笑! そしてニモがコンプレックスになっている小さなヒレを「幸運のヒレ(ラッキー・フィン)」と名付けたお父さんのポジティブ愛に涙! 情操教育にはもってこいの映画。
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もともとキャラ好きなのもあるが、素直に大好きだと言ってしまおう。ってぐらい、気分よーくなってしまった。なんたってCGによる映像が素晴らしいんで、ホント、自分が海の中を魚になって泳いでいるような……。クラゲの群れが漂う幻想的なシーンも最高!!
物語も、父と息子の絆、情愛がよく書き込まれている。でもって、主要キャラから脇キャラ(たとえばエサを狙うアホウドリたちの描写には爆笑)までしっかりと立っている点がいい。個人的にはボケキャラのドリーのファンでして。物忘れが激しく、トラブルが発生しようと、「ジャスト・キープ・スイミング~」と歌って、わが道を行く姿勢は見習いたい。声を担当しているエレン・デジェネレスの芸達者ぶりを感じます。
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さすがはディズニー。親子の“情”という人間の一番弱いところに訴えてくるストーリーで、確実に泣ける映画を仕掛けてきた。こっちも「ディズニーなんかに泣かされてたまるかぃ!」と思いつつ、ちょっと涙腺がゆるんでしまった。でも今回は脇役の勝利。「マイ、マイ」とエサの事しか頭にないカモメに、水槽の一匹狼ギル(声はウィレム・デフォーだ!)、そしてやたら凶暴なガキ。キャラクターのルックスは、相変わらず日本人の好みとは合わない不細工さなんだけど。個性を尊重する米国らしく、中身で勝負ってことネ。
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(C)2002 THE FILM CONSORTIUM, DALLINTON FILMS AND BBC
FILMS |
2003年ベルリン国際映画祭で金熊賞他3冠に輝いた、マイケル・ウィンターボトム監督によるドキュメントタッチのロードムービー。難民問題に真っ向から挑み、夢と希望を求めて旅立つアフガンの若き亡命者たちの姿を描く。難民キャンプで生まれ育った少年たちを起用し、彼らが体験する初めての旅を小型のデジタルカメラを使い臨場感豊かに映し出す。主演のジャマール・ウディン・トラビが撮影後、実際にロンドンに亡命したことでも話題を呼んだ。
日本公開:11月15日(シャンテ・シネ)
上映時間: 1時間29分
配給:東芝エンタテインメント |
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知名度も人気もあるのに、出す作品ごとにスタイルを変えて、攻めの姿勢をまったく休めないウィンターボトム監督。今作では説明的なセリフや場面がほとんどなく、即興的で先の展開がまるで読めないという不親切なスタイルを貫いた。おかげで、主役の男のコたちが感じた明日の行方もわからぬ恐怖や緊迫感を共有できる。特に胸がこわそうだったのは密航シーン。大勢の人間が真っ暗な闇のなかに何日間も閉じこめられ、次々と死んでいく。ドキュメンタリータッチのフィルムはそんな場面も決して感傷的じゃない。説教がましいナレーションもない。ジャマールくんが命がけで目指したロンドンは、私たちが飛行機で行くそれとは全く違う街なんだろう。彼らの人生の“濃さ”を見せつけられた。
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ネタの引き出しはいったい、どれぐらいあるんだ? と思うぐらい、一作ごとに全く違ったタイプ、テーマの作品を次々と手がけるマイケル・ウィンターボトム監督。アフガンの若者2人がロンドンを目指して続ける旅はデジタルカメラで追うので、まるでドキュメンタリーのよう。粗い粒子の映像から、右も左もわからず、何を頼りにすればいいのかさえもわからない若者の心の不安がすくい取れる。そして、そんな彼らが理解できない言語は敢えて訳されないために、見ているこちらも彼らが目にする状況から危険を感じてハラハラドキドキ。本当にロンドンにたどり着けるのか、最後の最後まで目が離せない。相当な時間の映像を撮ったようだが、ムダなくまとめている。実によく出来たロードムービー。
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また無難にまとめてきたね、ウィンターボトム 。確かに編集ウマイよ、どんな題材でもこじゃれた作風に仕上げてくるよ。でもヤツの映画にはハートを感じられない。以前も『ウェルカム・トゥ・サラエボ』で同様に戦争を取り上げているけど、ヤツの場合、映画の“ネタ”としか考えてないように思える。北朝鮮で何かあったら、カメラを抱えて現地へ行くね、きっと。それもこれも、社会問題からラブ・ストーリーから手当たり次第手を付けて、本当はどんなテーマを撮りたいのか監督のポリシーを全く感じられないから。『ひかりのまち』だけだな、好きなのは。
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イラスト:micao |
マトリックスレボリューションズサントラ
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攻撃的な楽曲から精神世界を象徴する曲までマトリックスの世界を堪能できるサントラ
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曲目リスト
1.マトリックス レボリューションズ・メイン・タイトル
2.ザ・トレインマン・カムス
3.テツジン
4.イン・マイ・ヘッド
5.ロード・トゥ・ソースヴィル
6.メン・イン・メタル
7.ナイオビズ・ラン
8.ウーマン・キャン・ドライヴ
9.モリバンド・ミフネ
10.キッドフライド
11.ソウ・ビッチ・ワークホース
12.トリニティ・ディフィニトリー
13.ネオダメラング
14.ホワイ、ミスター・アンダーソン?
15.スピリット・オブ・ザ・ユニヴァース
16.ナヴラス
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