タイムトラベル中に失踪した教授を探すために舞台は中世ヨーロッパ。14世紀の百年戦争の真っ只中へ向かう、その息子たち。
広大なスケールで描かれたSFアドベンチャー!
……であることには違いありませんが、つっこみポイント満載です。
友達と観に行って上映中どのくらい心の中でつっこんだか数えておくと、後で盛り上がれる仕上がりです。
時空移動というありえないこと自体をアッサリ受け入れてしまう遺跡発掘チーム。
「決まりごと」をことごとく破り、うまい具合に重なる「偶然」の数々。合っているような、いないようなつじつま。観ているうちにやっと気づきました。これは「ギャグ映画」なのだと。
しかしながら、タイムトラベルによりわずかな誤差で「転送エラー」が起きるという設定はさすが。『ジュラシック・パーク』のマイケル・クライトンの原作です。確かにタイムマシンが実現したらありえる話だよなぁ。体が全体的にズレてる映像が不気味で印象的でした。個人的にはこのあたりをもう少し拡張して欲しかったです。
今回のおすすめ登場人物は、助教授マレク役を演じた彼。知的で好奇心旺盛なヒゲの助教授、セクシーです!
いい役もらいましたジェラルド・バトラー♪(ちなみに「トゥームレイダー2」にも出演しています。)彼の存在のおかげでこの映画における主人公がよくわからなくなりました。
ポール・ウォーカーがなんでしょうか? 彼は毎回なぜか脇に食われてしまいますね……。
現代社会では、むさかった彼もこの時代には溶け込んで勇者に見えてきます。川を渡って逃亡する際に桶に乗せたレディ・クレアをナンパしはじめた時には、もう好きにしてくれって気分でした。映画は原作と違い、はしょったり変更した部分がかなりあると聞いてます。原作を読んでみたくなりました。
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