まほの「ハリウッドへの道はどうなったの？！」

Q:編集の仕事は家でやっているの？
M:「おじいちゃんの焼き芋」の時は8万くらいのアナログ編集機を買ってやりました。私のバイブルがロバート・ロドリゲスの「Level Without A Crew」ってやつで。ロドリゲスって昔から映画を1人で作りつづけた人なんですよ。ビデオ2台つなげてマニュアルでやってたというのを観て感動して。それでやってたんですけど、今度はやっとマックが手に入ったのでそれで編集できるかなって。

Q:北野井子ちゃんから買ったマックで？
M:安く譲りうけたので(笑)。発表は多分また下北沢でやると思うんですけど、今回は井子ちゃん主演のミュージカルで。歌いまくってますけどね～すっごいバカな曲を。

Q:曲は誰が？
M:私と井子ちゃんで作りました。オリジナル曲なのでぜひ観にいらしてください。4月か5月には公開しますので。

Q:まほちゃんの意識を変える出来事でもあったの？
M:友だちが私と同時期に妊娠したんですけど、彼氏がドラッグのディーラーで本当にろくでもない男だったんですよ。ある日「助けて」って電話が来て、2人が住んでるモーテルに行ったらベッドが血だらけで。彼に「金やるからコカイン吸え」って言われて、お金欲しさに吸ったらしんですよ。でも、そんなの胎教に良くないじゃないですか。それで流産しかけて……その時に、何も出来なかった自分が物凄いショックで。

Q:そこから看護という選択肢が出てきたの？
M:映画もすごく大切だけど、こういう時に友だちを助けられる仕事っていうか、技術を身につけたくて。看護やそういう資格を取りたくて、日本に戻った時に看護学校を受験しようと思いました。

Q:受験した？
M:今、看護学校に行ってるんですよ。入っちゃった(笑)。向こうって10代で母親になる子が多くて、お金が無くて自分で子供産んじゃったり。そういうのがハリウッドにはすごく多くて、そんな子たちを助ける仕事をやっていきたいなと思って。2足、3足の草鞋になるんだけど、やっていきたい。

Q:今度アメリカに戻るときは……。
M:弱い立場の子たちを助けていきたいと思います。何も持たずに、学生の時みたいに「とりあえず行く」のは辞めようって。何か手に技術を持って行きたい。

Q:それで脚本書けるかも？
M:そうですね(笑)。後は母親じゃないと撮れないような作品も作りたい。

Q:では、「まほのハリウッドへの道は」
M:これからも頑張って続けます!!