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『冬のソナタ』ぺ・ヨンジュン

原色色男図鑑

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次世代のいい男を見つけだせ!田辺あつみが色男を舐めまわす!/ 絵と文・田辺あつみ


「冬のソナタ」1話~3話くらいまで観てリタイヤしちゃった人っていませんか?


流行ってるというから観始めたものの、始まったのは古典的な学園ドラマ。舞台が韓国なだけに日本人と容姿が同じで言葉や慣習が微妙に違うのも、とっつきにくそ~こりゃ絶対ハマれない。ええ、私もそう思ってました。そんな状態でなんとなく4話目まで観ていると……。


ちょ、ちょっと待って!! 何!? このいきなり引き込まれる感じは! 次回が気になってしょうがない! もうすでに私、引き返せないよ。うわーーーーハマってるよーーーーハマりまくり!

1~3話は過去の回想だったのね。あの学園のシーンが、今の私にはせつなく美しすぎる映像の数々……。

来日ニュースで初めて知ったペ・ヨンジュン氏が我が王子様へ……。とりあえず4話まで観てください。そこがハマり分岐点だと思います。

私自身、韓国のドラマや俳優さんに興味を持ったことがなく、むしろとっつきにくい印象を持っていて韓ドラブームと言われても「自分は一生ハマることはないだろう」と確信していたので冬ソナの魔力に驚いてます。

なぜ人は冬ソナにはまるのか。底意地の悪いライバルや次々と襲いかかる試練、美しい冬景色もポイントですが多くの人が「昔好きだった人に似てる人」を好きになったことがあるからではないでしょうか。

初恋の人と重ねながらミニョン(ヨン様)に惹かれて行くユジンには感情移入しやすく、一緒に恋していくんだと思います。脇役も個性的でここには描いてませんが、キム次長もお気に入り。日本の昼メロが作為的であるのに対して、韓国ドラマはのベタさは「本気」である点も強みです。そして何よりヨン様の魅力。


以前、私は友人と「なぜ日本ではなく台湾や韓国の俳優にハマる日本女性が多いんだろう?」という話になったんですが「ハリウッドほど遠くなく、日本ほど近くないちょうどいい遠さで憧れられるから」という友人の答えに深く納得したことがありました。

でも、いざ自分がハマってみてそんなもんじゃないとわかりました。遠くも近くもなくていいです!「眼鏡キャラ」とか「貴公子系」とかそういう一過性の流行になりがちなキーワードだけが彼の魅力ではありませんよ~。

女性を見つめる時のせつなそうな、まぶしそうな眼差し。あの勘違いさせる表情は唯一無比!どんなに営業成績優秀なホストもヨン様の眼差しのパワーにはかなわないでしょう。今NHKで再放送しているのは音声が日本語吹き替えですが、ぜひ字幕版も観ていただきたいです。

ヨン様の魅力はあの声でもあります。彼の台詞だけおフランス語に聞こえるんですが、幻聴でしょうか? 吹き替え版はユジンが字幕版より清楚で可憐な印象を受けるのでこれもまたいいんですけどね。


さて、次はヨン様出演ドラマ「ホテリアー」でも観ようっと!

惚れた男の数知れず……まんが家 田辺あつみさんにファンレターを書こう!
atsumi@flix.co.jp

※田辺さんが鑑賞したのは韓国語日本語字幕版で日本語版とは少し役名の読み方が異なります。チュンサン→ジュンサン

 

 

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