Q:来日は何度目?
キルスティン・ダンスト(以下K): 前の『スパイダーマン』で来て以来だから、2度目ね。
Q:体調は大丈夫?
K:外はちょっと暑くて風がとても強いけど、元気よ。でも、どうして?
Q: 5月中旬にトビー・マグワイアとジェームズ・フランコが来日したのだけど、ジェームズは記者会見に出られなくてね。
K: え、本当!? 何かあったの?
Q:体調を崩したみたいで。急性胃炎だとか。
K: 何か悪いものでも食べたのかしら?
Q:もしかして、聞いてない?
K: 全然知らなかったわ。誰も教えてくれないんだもの。せっかくの日本なのに、それは残念ね……。
Q:ジェームズがあんなことになっちゃったから、貴女はどうかな、って。
K: 長時間のフライトだったから時差ボケは残ってるけど……私は大丈夫、元気よ(笑)。
Q:スパイダーマンのファンの皆から、2について何か言われたりした?
K: 『スパイダーマン』が驚くほど凄いヒット作だったから、たくさんのファンが2に大きな期待をしているの。厳しいことを言う人は全然いなくてね、皆が楽しみに待っててくれて。ファンの人たちからのコメントにそう変わりは無いの。「すごく楽しみにしてる」や「早く観たい」ってね。
Q:今回は制作費220億と映画史上最高額だとか。
K: もう"凄い"の一言ね。とてもスケールが大きくて、デジタルの映像は想像できないくらいの仕上がりよ。
Q:前作のメガヒットの続編、ということで演技への取り組みかたは変わったりした?
K: 1の最後のシーンで、メリージェーンがピーターに告白するじゃない? 「私のこと、好き?」って。でも、ピーターはノーと言ってしまうの。「ただの友だち」だって。そこで終わってしまうんだけど、あの時は演じていてメリージェーンのことを隅々までは理解できなかったの。でも、2での彼女は女優という夢に向けて一歩ずつ前進して、オフ・ブロードウェイの舞台にも立つ強い女性なのよね。2年間で強くなった、と言うのかしら。
Q:ピーターとの関係も……MJは彼の気持ちをどこかしら感じていた部分もあったと思うんだけど。
K: そうね。ピーターには「友だち」と言われたけど、メリージェーンは彼を想いつづけていて。彼女ははっきりとした気持ち聞きたくて、何とか彼の本心を聞こうと待っているんだけど、ピーターが応えてくれないから。
Q:2のトレーラーで、メリージェーンが「私のこと、愛してる?」って聞くと……。
K: 「ノー」なのよね! ピーターの返事は変わらなかったの。
Q:恋愛が1よりもたくさん描かれているの?
K: 2は1よりもドラマティックな展開になっているの。それはサムの趣旨でもあるのだけど、メリージェーンとピーターの関係をね。
Q:演じるにあたって、気をつけたことはある?
K: 1の時もそうだったんだけど、サムと出来るだけたくさん話し合ったの。彼女の気持ちやピーターとの関係、2年間でどう成長していったか、その他色々とね。
Q:最後に、公開を待ちわびているファンに一言。
K: 驚くほどすごいVFXはもちろんだけど、ストーリーもドラマティックに展開していくの。とにかく楽しんで観て欲しいわ。
(取材・文:FLiXムービーサイト)
『スパイダーマン2』は2004年7月10日より日劇他にて全国公開
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