Q:『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』では、好奇心旺盛で、いざとなればスカイキャプテンまで利用してしまうたくましい女性・ポリーを演じていました。このポリーみたいな女性を演じてみていかがでしたか?
私も演じていて本当に楽しかった! ポリーはとても意志が強く、そしてグラマラスな女性。ちょっとズル賢いところもあり、これまで私が演じたことがないタイプの女性だったの。だからとても楽しみながら演じることができたわ。
Q:ポリーを演じることになった経緯を教えてください。『リプリー』で共演したことがあるジュード・ロウさんから勧められたのでしょうか?
そうなのよ。ジュード・ロウ自らが私にこの映画の基となる6分間のショート・フィルムを見せてくれたの。その映像はとてもユニークで最先端をいっているものだったわ。そしてこの作品にジュード・ロウが出演することが決まっていた。アクション・アドベンチャーに出演するいいチャンスでもあった。だから私もこの映画へ出演することを決めたのよ。
Q:そのジュード・ロウさんにもお子さんがいて、グウィネスさんご自身もアップルちゃんというお嬢さん(春に出産)がいるわけですが、家族ぐるみのおつきあいなのでしょうか?
この映画のキャンペーンで、ジュード・ロウの一番大きなお子さんと私の娘は会っているの。ロンドンに戻ったらまた彼のほかの子供たちとアップルは会えるんじゃないかしら。
Q:ポリーがひかれるスカイキャプテンの魅力って何でしょう?
(秘密をうち明けるように)彼はね、とってもカッコイイの! そして勇敢で、素敵な性格のキャラクターだと思うわ。
Q:映画の舞台は1939年ということで、グウィネスさんはクラシカルな衣装に身を包んでいましたが、この衣装はステラ・マッカートニーさんが手掛けたそうですね。デザインは気に入っていましたか?
もう最高。ステラがデザインすると聞いて、パーフェクトなものになると思っていたわ。30年代のシルエットというのはとても独特。でも彼女がデザインすることで、その独特さにプラス・アルファの何かが絶対にあると思っていたの。そしてその通りのデザインをしてくれて、毎日赤い口紅をつけて、彼女が作った衣装を身に着け、30年代の映画スターのような格好をすることができたのよ。この映画に出演していてこれが一番楽しかったことだわ。
Q:グウィネスさんの美しさは世の女性の羨望の的ですが、その美しさを保つ秘訣があれば、日本の女性にこっそり教えてください。
ヨガ、たくさんの睡眠、そして食生活に気をつけることかしら。日本の食事(和食)はアメリカやイギリスと違ってとってもヘルシーでいいなって思う。魚、野菜、白米を食べることはとてもいいことだと思うわ。あと私が気をつけていることは、お砂糖や乳製品を控えていることかしら。でも、何よりも母になることで内面から輝くことができるのだと思うわ(笑)。
Q:それでは最後に映画の公開を待ち望んでいる観客の皆さんにメッセージを一言お願いします。
今回、私は『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』のPRをするために来日しました。この映画はとても素敵なアクション・アドベンチャー作品です。ロマンスもあれば、ロボットも登場するとてもおもしろい映画よ。ぜひ楽しんでくださいね(最後に投げキス)。
終始にこやかなグウィネスは、出産後まもないせいか、その美しさにさらに磨きがかかっていた。立ち上がると、かなりの長身であり、サブリナパンツがとても似合っている。どんな質問にも誠実に答える彼女は、美しさの秘訣(ひけつ)についてもよどみなく話し、率直な性格がうかがえる。それがハリウッドではたまにバッシングの元になってしまうのだろう。実物から受けた印象は“真のお嬢様”。そのあふれんばかりの気品は並の女優にはまねができない。本作のポリー役はその上品なグウィネスのイメージにぴったり。まさにはまり役だ。
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 』は11月27日より全国東宝洋画系にて公開
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