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『ハウルの動く城』

原色色男図鑑

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次世代のいい男を見つけだせ!田辺あつみが色男を舐めまわす!/ 絵と文・田辺あつみ

お子様にとっては楽しい仲間との冒険ストーリー。 城や魔法の映像、そして色彩はジブリの集大成。 しかし「冒険もの」や「成長ストーリー」を期待してはいけません。 「千と千尋の神隠し」以上に結論が観客にゆだねられているため、もやもや感が残る方も多いでしょう。 (ハク様の正体が判明した瞬間「わけわからん!」と思った方には特にです。) これはハウル様をウォッチングするための映画なのです。

ハウルは魔法使いですが人間臭い部分が多々あり、 ナルシストで、弱虫であり(このへんもっと強調して欲しかったかも) よくそんなセリフが言えるよってくらいキザ!  そして何しいてもカッコイイ。 鳥人間になってようが、どろどろになっていようが美しいです。もう~うっとり。

当初、木村拓哉さんが声を担当と聞いて不安でした。 俳優がアニメの声をやると失敗することが多いのと、あまりにもメジャーな方なので 観てる間ずっと頭に「キムタク」が浮かんでしまいそう。 それにあのハウルのビジュアルとキムタクの不良っぽい声色って全然合ってない。 最初の一声で映画館にいやーなムードが漂ったらどうしよう…。

が! その瞬間、聞き逃してしまうほど自然な声!  え、これキムタク!? 繊細な優しい声。うわ~こんな声出せるんだ。本当に多才な人ですねー凄い!  今までファンじゃなかったんですが一気にファンになってしまいました。 観終わった後はハウル様だけでなく、なぜかキムタクにもホレているという二重構造。 これを1作品だけのキャラで終わらせるのはもったいないなぁ。 日曜の朝のアニメで連続ものとして上映してほしいんですが。

 

 
惚れた男の数知れず……まんが家 田辺あつみさんにファンレターを書こう!
atsumi@flix.co.jp

 

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