2004年11月
全米話題作
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介。 |
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ナショナル・トレジャー | ||||
監督:ジョン・タートルトーブ キャスト:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ヴォイト ストーリー:伝説の秘宝を求めて闇で謎の力が動き始めたとき、歴史学者であり冒険家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)がその闇の力に立ち向かう。やがて彼は、“アメリカ合衆国独立宣言書”にすべての謎を解く鍵があるという驚愕の真実をつかむが……。 |
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ニコラス・ケイジの久々の主演作は、アドベンチャー超大作。ヒット・メイカーのジェリー・ブラッカイマーが手がけただけあり、見事初登場1位を獲得、36億円($35.2ミリオン)を稼ぎ出している。そしてこの作品の登場を受け、3位まで転落したのは2週連続1位をキープしていた『Mr.インクレディブル』。同じスタジオからリリースされた作品で首位争いとなった。なお、この『ナショナル・トレジャー』は、日本の劇場でも予告編がちらほらと流れはじめている。日本ではすでに3月に公開が決定している。 |
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アレキサンダー | ||||
英題: ALEXANDER |
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巨匠オリバー・ストーンがコリン・ファレルを迎え、アレキサンダー大王の壮絶な一生を描く歴史超大作。日本では公開前から注目を集めている本作だが、全米初登場は6位、13億円($13.4ミリオン)という厳しいスタート。アメリカでは低調な滑り出しとなったが、監督本人はポスト・プロダクションをパリで行ったこともあり、ヨーロッパでの評価を期待しているようだ。いずれにせよ膨大な製作費を回収できるのか? |
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 | ||||
英題:BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON 監督:ビーバン・キドロン キャスト:レニー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース、ジム・ブロードベント ストーリー:体重は相変わらずだし、恋人(コリン・ファース)とは別れの予感。そして上司はムカツクヤツ。ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)、会社勤務30代独身女性の波乱の1年が始まる……。 |
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日本でも3年前に公開され、多くの女性の共感を呼んだ『ブリジット・ジョーンズの日記』の第二弾。初登場は4位だが、これは約500館での先行公開ではじきだした順位。なお原作本は“春夏編”“秋冬編”と2冊分のボリュームだが、日本ではあまり知名度のない『輝きの海』のビーバン・キドロン監督がどう料理したのか気になるところだ。しかしやはり一番の関心事は、撮影終了後、ダイエットのしすぎで“ブリジット・ボーン”と言われたレニー・ゼルウィガーの劇中での太りぶり。日本では来春に公開だが、すでに日本版のオフィシャルサイトが開設されているのでチェックしてみよう。 | ||||
レイ | ||||
監督:テイラー・ハックフォード 声の出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、レジーナ・キング、クリフトン・パウエル ストーリー:幼い頃、視力を失った少年・レイ(ジェイミー・フォックス)は、母親に励まされピアノを学ぶ。そして15歳の時に母が他界してから、天涯孤独となったレイは、その情熱を音楽に傾ける。 |
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『愛と青春の旅立ち』『プルーフ・オブ・ライフ』を監督したテイラー・ハックフォードの新作『レイ』は、初登場こそ2位であるものの、アカデミー賞の呼び声も高い濃厚な味わいの作品だ。実在したレイ・チャールズに扮するのは、『コラテラル』のマックス役の演技が記憶に新しいジェイミー・フォックス。彼の全身全霊を傾けた演技は、まるでスクリーンに今年の6月に逝去したレイ・チャールズがよみがえったようだという評判だ。日本では正月第ニ弾での公開。 |