ジョニー・デップとは「シーザー・ハンズ」「スリーピー・ホロウ」でも組んだティム・バートンが
今回も彼を凄まじいキャラクターに仕立て上げました。
この映画の原作はロアルド・ダールの児童文学。貧しい家庭に生まれた子供、チャーリーが板チョコに入った招待状をゲットして
ウィリー・ウォンカが経営する夢のチョコレート工場へ招待されるというお話。
おとぎばなし風の出だしで始まったものの、なんだか妙な雰囲気。子供たちが現実的で妙に可愛げないです。何か変だな…と思っていたら、ジョニーデップ扮するウォンカが登場して、もう完全に脳内お花畑展開!
やっと変な映画だということに気づきました…。
確かに夢のような世界ではあるけどどっちかと言えば「悪夢」の方かも。一見可愛らしいのによく見ると不気味で恐ろしい工場。
このチョコレート工場が凄すぎてテーマなんてそっちのけになりそうでしたが, 強引に「いい話」に持っていこうとする流れがおかしいのです。
よく働くちっこいおじさん、歌にダンスにいい味出しすぎです。本来なら可愛く描かれそうなキャラクターが全て怪しいです。
ウォンカは子供嫌いなマイケル・ジャクソン?精神状態が子供のまま大人になってしまったようです。
この人についていった親子達は偉いなぁ。彼らもまた一癖も二癖もあるのですが。
ウォンカは何かの拍子にすぐ自分の世界に入って目を見開いているのでとても怖いです。彼にしかわからないルールを持って行動してます。
ジョニー・デップのこういう気持ちの悪い役はいいですね!
「ピーター・パン」よりもウォンカの時の演技のほうが彼らしくて好きです。ただいつもやられても困りますが。だって、せっかくのイケメンが……。