パリ、トルコと、まるでジグゾー・パズルを組み立てるように、謎を解き明かすために主人公がたどる足どりを事件とともに追ってみます。ただし、途中までストーリーが分かってしまうので知りたくない人は映画を観た後にもう一度このページを見ることをお薦めします。
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フランスの街中で連続婦女殺害事件が発生。現場の担当刑事になる |
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汚職の罪に問われ逮捕。なぜか療養所で悠々自適な生活を送る。 |
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過去の記憶が部分的に喪失する症状発生。病院に通い治療を受ける。 |
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「犯人を絶対許さない! おれが捕まえてやる」 |
パリの街が大変なことに! トルコ人街で連続殺人事件が発生! 被害者はトルコ人女性。
連続して3人も顔を切り刻まれた無残な死体になって発見される。
熱血刑事ポールは捜査に乗り出すがまったく解決の糸口が見つからない。途方に暮れる。ポール……。
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「だって、3食昼寝付きだしね!」 |
殺人容疑までかけられしまっているシフェール。しかし、マイペースの彼はなぜか療養所になじんで、すっかりお気に入りの様子。
半ば幽閉状態にもかかわらず、すっかりここでの生活が板についている。
なんだか出たくなさそう……。
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「知らない男なのに、寝室も一緒なんて……」 |
高級官僚の妻として普通に暮らしている。お金はあるけど、ヒマつぶしにチョコレート屋にパートに出たりしている……。しかし、一番の悩みは、とりあえず一緒に暮らしている夫が、まったく知らない男に思える(そんなバカな!)。周りから記憶障害と言われ病院で検査を受けるが……。
度重なるフラッシュバックの意味は?
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注意!
ここから先は、物語のネタバレが含まれます。
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「この人、すっごくニガ手なタイプ……」(by:ポール)
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手掛かりがなく捜査は難航。若きポール・ネルトー刑事は最後の手段として、殺人容疑で療養要所に幽閉されている悪名高き刑事シフェールの助けを借りることに……。
『羊たちの沈黙』で、ジョディ・フォスター演じる捜査官が恐る恐るレクターに会いに行くシーンを彷彿(ほうふつ)させる緊張のシーン!
悪名高きシフェールの真の目的は謎だが、とにかく捜査協力することに同意した。
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「やりすぎだ!」
「うるさい、おれが法だ!」 |
惨殺の様子を見たシフェールは、トルコの宗教儀式が関係あると判断。ものすごい早い決断力でトルコ人組織“イスケレ”のアジトに潜入……というよりは、堂々と乗り込む。
イケスレのボスを残忍な方法で締め挙げたシフェールのやり方に猛烈に抗議するポールだったが結局この拷問のおかげで手ががりを見つける。
そして、事件の裏にトルコ国粋主義組織“灰色の狼”が存在することを突き止めた2人。あまりに強大な敵を前に、シフェールはポールに手を引くよう忠告する。
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「このオヤジ、見れば見るほど、あやしくなってくる……」(by:ポール)
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捜査を続行し、着々と事件の真相に近づく2人。分かったことは、殺された3人の女がみな顔が似ているということ……。
そして、事件の真相は“赤毛の女”が握っていることが判明したが、手がかりとなる証人は次々と殺されていく。
ともに行動していたシフェールだが、なんだか行動があやしいと疑惑を持ち始めたポール。
疑い出すとすべてが怪しい。ついにポールはシフェールが密かに組織とつながっているのではないかと疑いを抱きはじめる。
そして、ついにポールの身に危険が迫る!
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「わたしは、いったい誰なの?」
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おかしいのは自分ではなく周りの人間だと気付いたアンナ。失われた記憶を取り戻すため、軟禁状態だった家を飛び出す。
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「信用するしかない……」
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誰も頼る相手のいないアンナは電話帳で探し、通っていた精神科の女医に助けを求める。そこである検査を受ける。
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「こ、これは大変なことだわ……」
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記憶を取り戻したアンナ。自分の記憶を奪った張本人にすべてを問い詰めることを決意。
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「こ、ここは……」
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ついに、自分の記憶を奪った犯人をつきとめ、本当の自分を取り戻したアンナ。
それは知らなくていい自分の衝撃の過去だった……。
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「むむむ~っ、許さんぞ!」
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複雑に絡み合った事件の糸が、ついに3人を結びつけた!
その場所はトルコ。
・アンナは何者でなぜトルコにたどり着いたのか?
・シフェールはいったい何者なのか?
・囚われの身になったポールの運命は?
・“灰色の狼”の秘密とは何か?
・生き残るのは誰か?
緊迫のラストですべてが明かされることになる!
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