『カサノバ』特集<モテ女に学ぶ恋愛必勝法>
“モテ女”たるもの、女性から人気のモテ男を落とせなくては、真の“モテ女”とは呼べません。そこで、女性を落とし放題だったカサノバの女性遍歴の中から、究極のモテ男をひれ伏させた“モテ女”たちをピックアップ。その魅力を徹底分析して、モテ女になるための必勝法を探し出します! あなたも“モテ女”になってカサノバ男を落としてみませんか?
「女のことならなんでも知ってるさ!」と豪語(?)するカサノバですが、フランチェスカの意外な一面には度肝を抜かれちゃいました。フランチェスカは男装して(ヒゲまで付けています)演説したり、男顔負けの剣さばきを披露したりと、どう考えても普通の女性ではありえないような行動をとります。これにはカサノバも「お、コイツはほかの女とは違う」と思ったようで、フランチェスカを意識し始めます。相手に自分の存在を意識させることから、恋は、はじまっていくわけです! |
女はすべてオレの物! な勢いで手当たり次第物にしてきたカサノバにとって、フランチェスカは初めて“落とせなかった女”。いくら口説いてもまったく誘いに乗ってこないフランチェスカに、カサノバは「ええっ! マジ? ありえねぇよ!!」と驚きを隠せない様子。この「わたしはほかの女とは違うのよ。あなたになんて興味がないわ」的な態度が、男カサノバの闘争心に火を付けちゃいました。男は基本的にハンターなので、逃げる獲物を追ってしまうという本能があるんです。そこをくすぐりましょう。 |
フランチェスカのことが気になりだしたカサノバは、彼女の身辺を探り出します。どこに行き、誰と会っているのか? するとどうやらこっそり誰かと会っているらしい……。カサノバは「怪しい行動が気になる! ほかに男がいるのかぁー!」とヤキモキしてしまい、ますますフランチェスカのことが頭を離れません。女はみんな自分にメロメロになるもんだとばかり思っていたモテ男カサノバにとって、この衝撃は致命傷。嫉妬の鬼と化したカサノバは、もうすっかりフランチェスカの虜です。上手にやきもちを焼かせてください。 |
「女は黙って男の3歩後ろを歩け」なんて死語もいいところです。昔も今も自分の意見を自分の言葉で言える女性こそ、最高にかっこいい女性です。舞台となった18世紀は、まだまだ女性の発言権がない時代ですが、進歩的な思想の持ち主フランチェスカは女性の地位向上を訴えます。臆することなくバンバン自分の意見を訴えるフランチェスカの姿は、勇ましいだけでなくセクシーでもあります。「こんなイイ女見たことねぇや」と、さすがのカサノバも、フランチェスカの魅力にもうお手上げ、撃沈です。女は体よりも頭で勝負です。 |
女遊びの激しいカサノバが、そろそろ結婚でもしようかと思って白羽の矢を立てたのが、街でも評判の純粋なお嬢様。ヴィクトリアは悦楽の都ヴェネチアに住みながら、まったく汚れを知らずに育った正真正銘の箱入り娘。すれっからしとばかり遊んできたカサノバにしてみれば、そんな乙女は妙に新鮮だったことでしょう。ですがお気を付けください。フランチェスカがカサノバをみる目つきと鼻息……尋常じゃあありませんから! |
カサノバの欲望は神ですらコントロールすることはできず、神に仕える修道女にまで手を出してしまいます。男性入出禁止の区域に白昼堂々侵入し、思いを遂げるカサノバ。しかも1人や2人ではなく、その教会の修道女を総ナメにしてしまい、まさにシスター(姉妹) 状態! この熱意はどこからくるの? 一重に“禁じられた関係”というあまーい誘惑のなせる業。人間ってダメだと言われるとついつい欲しくなってしまうものですよね? その深層心理をうまく利用すれば、どんな恋愛も思いのまま!? |