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米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2006年5月の初登場1位を飾ったのはどの作品か!?
今月の全米話題作は、日本でも公開間近の話題作が続々登場です! |
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英題:UNITED 93
監督:ポール・グリーングラス
キャスト:コーリイ・ジョンソン、デニー・ディロン、タラ・ヒューゴ
2001年9月11日。アメリカン航空11便がハイジャックされ、ワールドトレードセンターへ追突するというショッキングな映像が世界に衝撃を与えていた。広がるパニックの最中、2機目のユナイテッド航空175便も追突した……。同日の朝8:00、ニューアークの空港で、「アイ ラブ ユー」と話し、静かに電話を切った中東系の男性。彼が乗り込んだ飛行機は、ユナイテッド航空93便。同便の機長は、妻と結婚記念日を祝うために、急きょ予定を変更して乗り込んでいた。こうして飛び立ったユナイテッド航空93便は、サンフランシスコに向かう途中、4人の中東系男性にハイジャックされる……
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2001年9月に起こったアメリカ国内における史上最悪のテロを映画化。9月11日にハイジャックされた4機のなかで唯一テロリストたちの目標物に衝突せずに墜落した、ユナイテッド航空93便に焦点を当てて描いた作品。テロからまだ5年、時期尚早と映画化を懸念する声も多く聞こえていたが、ポール・グリーングラス監督は、航空機がハイジャックされ、変えられない運命へと向かっていきながらも、犯人と対決しようとする乗客たちを淡々と描いた。いわゆるお涙ちょうだいもののヒューマンドラマではなく、人間の死を見つめたシリアスな作品としての仕上がりに遺族からは作品を支持する声が集まった。それでも、全米の映画館では、声を上げて泣き出してしまうほど衝撃を受けた人も少なくはないようだ。 |
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9.11の事件以降、この事件を題材に映画を撮ろうとする監督はほとんどいませんでした。題材があまりにも重過ぎるため、どの監督も二の足を踏んでいたのです。9.11のなかでも、もっとも物議をかもしたのがユナイテッド航空93便。乗客が機内から家族に連絡をしていたことで、事件の経過が伝わり、中でも犯人との対決をする覚悟を告げた後、機内で録音された「LET’SROLL!(やってやろうぜ!)」という乗客の叫び声は社会現象にもなったほど話題になりました。このユナイテッド93便の墜落は、乗客がテロリストと格闘した末の結果なのか、またアメリカの戦闘機により撃墜されたのか、真実はまだ闇に包まれたまま……。そんなユナイテッド93の物語を、リスクを考えず、人間の尊厳を真剣に表現した監督こそ、大きな勇気をもっているイケメン監督なのです!
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英題:
M:i:3
監督:J・J・エイブラムス
製作・主演:トム・クルーズ
キャスト:ヴィング・レームズ、ケリー・ラッセル、ローレンス・フィッシュバーン
イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、すでに現役のスパイを引退して、教官となっていた。そんなとき、イーサンの元教え子であるリンゼイ(ケリー・ラッセル)が危機にさらされていることを知る。イーサンに訪れた新たなミッションの遂行リミットは48時間。謎に包まれた男オーウェン・ディヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)との対決、そしてスパイであることを知らされていない最愛の女性(ミシェル・モナハン)との愛をを守るため、最高機密組織I.M.F.のメンバーとともにベルリン、ローマ、上海へ、史上最悪のミッションに立ち向かっていく……。
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全世界で、約10億円の興行収入を記録した『ミッション・インポッシブル』。第2作目から6年目となる今年、トム・クルーズがついに『M:i:III』を完成させた。本作の悪役には、『カポーティ』で、アカデミー主演男優賞を受賞して、乗りに乗っているフィリップ・シーモア・ホフマンを起用。彼の冷酷で不気味な悪役が話題を呼んでいる。毎回注目されている主題歌のアレンジは、全米で1番注目を集めているカニエ・ウエストが担当。豪華なキャスティングと、大物アーティストの参加で、上映前から大きな盛り上がりを見せたものの、公開後は4800万ドルのオープニング成績で第1作と第2作を大きく下回ってしまった。それでもふんばるトムは、3週目でドカンと1億ドルを突破。『ダ・ヴィンチ・コード』と『M:i:III』2人のトム対決が楽しみだ! |
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アメリカ人だったら、知らない人はいないでしょうと断言できるハリウッド・スターのトム・クルーズ。人気者だった彼に、おかしな評判がたちだしたのは『宇宙戦争』の公開の頃……。いたずら番組のスタッフに水鉄砲をぴゅっとされ執拗に激怒するトム。交際しているケイティ・ホームズとの交際について聞かれて、はしゃぎすぎたのかソファの上でピョンピョンしちゃったトム。トムが大好きだったはずのアメリカ国民からは「?」「?」の嵐です。それでも、つい最近パパになったトムは、もうピョンピョンはねてる場合じゃありません。子どものためにもなんとか人気を回復しようと、NYの町で本作のPRを行ったり一生懸命頑張りましたが、どうやら微妙な結果に……。パパとしてのミッションはまだまだ残されていますぜ、トムさん!
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英題:
POSEIDON
監督:
ウォルフガング・ペーターゼン
キャスト:
ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、ジャシンダ・バレット
ニュー・イヤーを船上で過ごすため、多くの乗客を乗せた豪華客船ポセイドン号。優雅な船旅を楽しんでいた乗客を襲ったのは、とてつもない高波の衝撃だった。上下が完全にひっくり返ったポセイドン号。パニック状態の船内で、人嫌いなギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)、ニューヨーク市長だった元消防士のラムジー(カート・ラッセル)、娘のジェニファー(エミー・ロッサム)、ボーイ・フレンドのクリスチャン(マイク・ボーゲル)、シングルマザーのマギー(ジャシンダ・バレット)ら10人ははるか上方にある海上を目指して脱出を図るが……。
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70年代の名作『ポセイドン・アドベンチャー』を、『トロイ』のウォルフガング・ペーターゼン監督がリメイク。現代でしかできないCGを駆使した圧倒的な迫力で、オリジナルとはちがう、まったく新しいスペクタクル・アドベンチャーとしてよみがえらせた。主演のカート・ラッセルほか、キャストたちは実際に水中に潜り、おぼれる恐怖と戦いながらの過酷な撮影を経験。巨大な津波と、転覆していく客船を映した迫力の予告編が話題を呼んでいたが公開週は2位とまずまずの出足。『ミッション・インポッシブル3』などの大作が目白押しなだけに、今後も成績が伸びていく期待はなし。作品自体の評価は、「大迫力の面白さが魅力」と好意的なものが多い分、公開のタイミングが悔やまれる。 |
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カート・ラッセルは、『バック・ドラフト』で、正義感あふれる消防士役を熱演したアクションも演技もできるマルチ俳優。55歳という年齢にも関わらず、ハードなアクションも果敢にこなすアメリカン・ヒーロー的なオジサマです。そして、パートナーのゴールディ・ホーンとは“結婚しないパートナー関係”を貫きつづけ、相変わらずの仲の良さをプレミアのたびに見せてくれています。また、娘は『10日間で男を上手にフル方法』で、キュートな魅力を振りまいたケイト・ハドソン。笑うと、ママのゴールディ・ホーンにそっくりなケイトとは、とっても仲良しな親子なんだとか。最近は、孫も産まれておじいちゃん生活をすっかり満喫していると言うカートは、まだまだ現役のスーパーじいちゃんなのでした。
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英題:SILENT HILL
監督:クリストフ・ガンズ
キャスト:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン
ローズ(ラダ・ミッチェル)と、クリストファー(ショーン・ビーン)、そしてまだ赤ん坊の頃に養女として引き取った娘シャロン(ジョデル・フェルランド)は、一見するとなんの問題もない幸せな家族だった。しかし、9歳の娘シャロンは突然錯乱状態に陥ると「サイレント・ヒル……」とつぶやきだす奇妙な発作を抱えていた。サイレント・ヒル、それは地図上に実在する町であることを知ったローズは、シャロンと共にその町を訪れる決意をする。しかし、サイレント・ヒルは30年前の火災により多くの犠牲者が命を落とし、今では廃墟と化していた……。
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人気ゲーム「バイオ・ハザード」よりも怖い! と多くのゲーム・ファンを熱狂させた、ホラー・ゲーム「サイレント・ヒル」を映画化した本作は、ゲームが持つ独創的な恐怖にあふれた世界を忠実に再現。不気味な雰囲気で展開されるストーリーが魅力のホラー映画となっている。主演には、『ネバーランド』でジョニー・デップ演じるジェームズ・バリの妻を熱演したラダ・ミッチェルと、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのショーン・ビーン。予告編から、霧に包まれたサイレント・ヒルの風景がまさにゲームと同じ!とオリジナル・ゲームのファンを熱狂させた。ホラー映画ということで、観客層はかなり制限されるものの公開週は1位とかなり順調な滑り出し。ホラー映画が続々と公開される夏に向けて、先陣を切った形となった『サイレント・ヒル』。今年話題になっている数々のホラー映画の中でどの位置につけるかが今後の課題となっている。 |
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ショーン・ビーンは、悪役をやらせたら天下一品のコワモテ俳優。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは、旅の仲間として心が弱い本性に負けてしまう人間役を好演し人気を集めました。でも、本来は復讐に燃えるテロリストとか、ジェームズ・ボンドの敵役とかをとっても楽しそうに演じるハリウッド悪役同盟のお1人なのです。プライベートの方も、1981年に幼なじみと1回目の結婚、のち離婚。1990年には女優のメラニー・ヒルと2度目の結婚をするも、1997年に離婚。その3ヵ月後には、またまた別の女優と結婚しますが、2000年に離婚。なんとバツ3で3人の子持ちというワルっぷりを発揮しております。こういう危険な男性に女というのは惹かれてしまうものなのですね! |
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英題:THE DAVINCI CODE
監督:
ロン・ハワード
キャスト:
トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ
閉館後のルーヴル美術館で、館長の死体が発見される。死体の周りを囲むように書かれた暗号の数々……。事件当日の夜、館長に会う予定があったハーバード大学教授のラングドン(トム・ハンクス)の名前も、暗号の中に含まれていた。殺人の疑いをかけられたラングドンは、現場に呼び出されるが、暗号解読官で館長の孫娘であるソフィー(オドレイ・トトウー)に助けられる。ソフィーには、ラングドンが犯人ではないという確信があったのだった。一方、ラングドンを容疑者として疑うフランス司法警察のベズ警部(ジャン・レノ)は、2人の行方を追っていた……。
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宗教問題上の抗議や、原作をめぐるさまざまな論争から映画化決定以来、話題を集めていた本作だが、カンヌ映画祭で堂々とプレミア上映が公開直前に恐ろしい事態を招いてしまった……。というのも、プレミアの前に行われるプレス向けの試写で、ほとんどの記者が「つまらない!」と残酷なこき下ろしを展開。上映中にはなんと、失笑とブーイングの嵐というバッシング地獄に陥ってしまったのだ。そんなわけで、国内外でも前評判は最悪、最低というなかでの全米公開となったわけだが、蓋を開ければ悪評をものともせずオープニング記録からぶっちぎりの1位を独走! 全米の史上13位である約7700万ドルのオープニング興収をサックリ叩き出した。面白いにせよ、面白くないにせよ、自分の目で確かめるのが1番、議論はそれから!というとってもアメリカらしい結果かもしれない。 |
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トム・ハンクスは5歳のときからシングル・ファーザーのお父さんのもと、男手ひとつで育てられました。高校時代から、俳優としての頭角をメキメキと現していたトムは映画『スプラッシュ』で初主演。その確かな演技力で、次々に主役を獲得していきます。1988年に『ビッグ』でアカデミー賞にノミネートされ、1994年、1995年には『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ/一期一会』でなんと2年連続のアカデミー主演男優賞を獲得!
史上2人目の快挙を果たしました。本作の監督であるロン・ハワードとは、『スプラッシュ』以来の長いお付き合い。『アポロ13』でも絶妙なコンビを見せてくれ、今回の『ダ・ヴィンチ・コード』では、3度目の仕事となったのでした。 |
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英題:
just my luck
監督:
ドナルド・ペトリー
キャスト:
リンジー・ローハン、クリス・パイン、ブリー・ターナー
アメリカのパーティー娘リンジーたんは、パーティーシーンではとっても人気! でも、なぜか映画に出るとヒットしないのが玉に傷。今回のジャスト・マイ・ラックも、キュートな衣装と、キュートなリンジースマイルを全面に押し出したホットな予告編が全米を駆け回ったというのに、全米初登場第4位という暗い結果が待っておりました。1位と2位が、『ポセイドン』と『M:i:3』というのはかわいそうだけどせめて『RV』は抜きたかった……。超つきまくってる絶好調娘がある日、不幸な男の子の運命と入れ替わっちゃうというお粗末なストーリーも「最近のティーンはそんなに簡単じゃないわよっ」叱られてしまった原因でしょう……。次回からは、もうちょっと作品選びを頑張れリンジー! |
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アメリカで1番めまぐるしく外見が変わるアイドルといえば、リンジー・ローハンただ1人。あるときは、太りすぎてみたり、ヤバイッと気づいて激やせしたり、黒髪にしたり、金髪にしたり、メイクもどんどん変えていく……そのムラッ気の度合いは到底計り知れません。でも彼女、芸歴だけはめちゃくちゃ長いんです。なんとモデルとしてのキャリアは3歳から!
9歳で子役デビューすると、グリーンの瞳に赤毛、そばかすのリンジーのキュートな魅力で、着々とキャリアを重ねていきます。彼女のデビュー作『ファミリー・ゲーム』では、リンジーのかわいくて上手な演技が見れるのでリンジーファンなら超必見です!
素朴な赤毛のそばかすガールから、磨きに磨かれ可憐な美女に変身したリンジーたん。なかなか上手くいかない恋愛が悩みの種のようですが、今までの元彼はみなダメ男ばかり……。見る目を養うのだリンジー! |
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