週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をクローズアップしてご紹介します。今週は、9月9日から公開される『X-MEN
ファイナル ディシジョン』に出演しているハル・ベリーをクローズアップします! 均整の取れたナイスバディ、美しすぎる容姿……近づきにくいほど完璧なたたずまいのハル・ベリーですが、実はいろいろあるんです。親近感が沸く意外なエピソードを集めてみました。
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ハル・ベリーは黒人の父親と白人(イギリス・リバプール出身)の母親の間に生まれたハーフです。その父親というのが厄介な人で、暴力を振るうアルコール中毒。ハルが4歳のときに家を出て行ってしまいます。その後、母子家庭で苦労しながらもすくすくと育ったハルは、容姿端麗(たんれい)、頭脳明晰(めいせき)な女性として、パーフェクトウーマンの道を突き進みます。
昔から人より抜きん出て素晴らしい容姿の持ち主だったことから、“ミスコンあらし”としてさまざまなミスコンに参加していました。ミス・ティーン・オハイオ、ミス・ティーン・アメリカ、ミス・アメリカ、ミス・ワールドなど、名だたるミスコンがずらり。しかも、校内で1番美人の上に人気者の女子に与えられる最高栄誉である“プロム・クイーン”にも選ばれています。さぞや学生時代も華やかな生活を送っていたのでは?
と思いきや 意外や意外、学生時代は学級委員や、学校新聞のファッションエディターなども務め、かなりまじめな生徒だったようです。不幸な家庭環境に、まじめな学生時代……。意外な一面に親近感を覚えます! |
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28歳でーす、はじけてまーす!
Ron Galella/WireImage.com/MediaVast Japan
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約170センチの長身に、体重50キロというハル・ベリーは、ただ華奢(きゃしゃ)なだけではありません。出るところは出て、引っ込むところは引っ込み、女性らしいラインを保った“ボン・キュ・ボン”な体で、老若男女すべての人間が憧れるまさに“ミラクルボディ”の持ち主。
そんな体には欠点など見当たりませんが、本人はそうは思っていないよう。『X-MEN』シリーズで共演したヒュー・ジャックマンに「ハルは完璧すぎるところが欠点だね」と最高のほめ言葉を贈られたハルですが、「いいえ、そんなことないわよ。見て、この太もも!
これをどうにかしてよー!!」と言って自分の太ももを「パーン」と叩いて見せました。どうやら太ももの太さがお気に召さないようです。
さらに、持病があります。実は長いこと糖尿病を患っているんだとか。甘い物は極力食べないようにしたり、バランスの良い食生活を心がけたりと、かなり気を使ってハル。だからこそ、あのボディを保ち続けていられるのかも知れませんね。でも、好きな食べ物は「マッシュポテト」なんだそうで、太りそうな食べ物ですよね。
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太ももが……パッーン!
Steve Granitz/WireImage.com/MediaVast Japan
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アメリカのピープル誌が選ぶ「最も美しい人」に何度も選ばれている絶世の美女ハル。「彼女は最高!」とマジ惚れする男どもは後を絶ちません。ブルース・ウィリスしかり、ジェイミー・フォックスしかりです。俳優だけでなく、イケメン、お金持ち、権力者などなど、ハイレベルな候補者の中から選び放題のハルが選ぶ男性なら、さぞやすてきな人に違いありません!
と、思うのですが……。
ハルは「超」が付くほど男運が悪いんです。デビュー当時に、某有名スターと付き合っていたのですが、そいつが父親そっくりの暴力者で、あろうことかハルを殴りつけたんです。そのせいで片方の耳は80パーセントの聴力を失ってしまい、補聴器を付けないと音が聞き取れなくなってしまいました。
さらに、最初の夫であるプロ野球選手のデビッド・ジャスティスとは約3年で離婚。そのショックでうつ病にかかってしまったハルは、自殺を考えてしまうほど落ち込んだと告白しています。2001年に再婚したミュージシャンのエリック・ベネイとは、彼の浮気癖が原因で、2年間の別居生活の後、2005年に約4年間の結婚生活に終止符を打っています。つくづく男運がないですねー。なぜなんでしょう?
美女も恋愛に悩んでいるんですね……。
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エリックLOVE時代の貴重なキスシーン。
Steve Granitz/WireImage.com |
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いまでこそ“アカデミー主演女優賞を受賞した初の黒人女優”として確固たる地位を築いたハル・ベリーですが、これまでの道のりは長く険しいものでした。モデルとしてキャリアを開始し、テレビや映画へと活躍の場を移していきますが、なかなかいい役にめぐり会うことはできませんでした。『フリントストーン/モダン石器時代』『ブーメラン』などでは、セクシー過ぎることが災いしてお色気担当に甘んじてきました。ヒュー・ジャックマンと共演した『ソードフィッシュ』では、製作側から「50万ドル出すから胸を見せてくれ!」と懇願されて、しぶしぶトップレスになるなど、セクシーさしか評価されてきませんでした。
スッピンで挑んだ『チョコレート』の演技で、ニコール・キッドマンやレニー・ゼルウィガーらを抑えて、見事アカデミー賞主演女優賞を受賞。さぞや輝かしいキャリアを築き始めるのかと思いきや……。そのあと出演した作品と言えば『X-MEN』シリーズ、『キャット・ウーマン』など、娯楽大作ばかり。しかも『007/ダイ・アナザー・デイ』ではセクシーな水着姿を披露してくれました。せっかく“ハク”がついたのだから、文芸作品や名作など、良質な作品を選び放題のはずなのに……。オスカー女優ということを鼻にかけず、観客が求めればいつでもセクシー番長に復帰してくれる、太っ腹な人なんです!
最新作の『X-MEN ファイナル ディシジョン』にお色気シーンがあるかって? それは劇場で確かめてみてください!
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タッチは禁止よー。
Warner Brothers / Photofest /MediaVast Japan
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 |
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