週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は、3月17日から公開される『ハッピー フィート』でぺンギンのマンブルの声を担当するイライジャ・ウッドをクローズアップします。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作以降、大作出演を控えながらも、精力的に映画出演をしているイライジャ。2007年に入り、すでに3作品が公開される彼の出演作をチェックしておきましょう! |
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2月24日から公開中の『ボビー』に出演中のイライジャ。本作にはアンソニー・ホプキンスをはじめ、シャロン・ストーンやデミ・ムーアなど豪華なキャストが目白押し。みーんな一律2千ドル(約25万円)のギャラで出演しています。イライジャと同郷のアシュトン・カッチャーも出演しています。
1968年6月5日、ロバート・F・ケネディ上院議員(= ボビー)が暗殺された。現場となったロサンゼルスのアンバサダー・ホテルにいあわせた、22人の人々が織り成す人間模様を“グランド・ホテル形式(複数のスターを起用して、特定の出来事、限られた時間や場所で展開される群像劇)”で描いています。その主要22人のキャストのひとりがイライジャ。ダイアン(リンジー・ローハン)はイライジャふんするウィリアムをベトナム戦争へ行かせたくないがために結婚式を挙げちゃうのです。その理由は、結婚して、家族がいるから戦地に送られないかもという浅い考え。同級生ってだけで、この二人は別に恋人同士でもないし。なぜこんな不思議な結婚が? と思われるかもしれませんが、当時の時代背景を知ると、この二人が結婚という既成事実を作る理由も分からなくはないんですけどね。ダイアンは本気でウィリアムを好きになろうとしますが、この若い二人の行く末は、意外な形で終わります。キャストが多いため、ストーリーはどんどん進んじゃいますが、アクのつよーいキャストの中にいる二人は、とってもキュート! もみ上げ長めのイライジャも、なかなかです。
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(C) 2006 BOBBY, LLC ALL RIGHTS
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3月3日から公開中の『パリ、ジュテーム』。パリの街角で起きる、いろいろな形の小さな“恋”物語を18人の監督が5分間(例外あり)でつづるショートストーリー。14番目に登場するのがヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『マドレーヌ界隈』(ちなみに撮影監督は永田鉄男)。この中で、イライジャはバックパッカーの青年を演じていますが、バックパックが大きすぎて、背負っているというより背負われている感じのイライジャ。
真夜中、美しい女ヴァンパイアに出くわす青年。しかし、彼女は青年を襲わず立ち去ってしまうのです。その美しさにフォーリンラブしてしまった青年は、自ら流血して彼女の気を惹(ひ)こうと必死。それでも彼女は知らんぷり……そして、最後はギャグチックな終わりになっています。『シン・シティ』に続いて、この作品でも「彼のクリクリしたお目目と息遣いでストーリーを堪能して下さい!」とばかりにイライジャにはセリフがありません。本作の特報ではイライジャがやたら「パリ、ジュテーム」とコメントしているところが多用されていますが、セリフなしの彼への粋な計らいなのでしょうか!? 特報は公式サイトで観られます。さまざま監督と俳優が5分間で観客にどれだけ印象を残せるか……火花散る感じも楽しめます。
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Steve Granitz / WireImage.com / MediaVast
Japan |
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第79回アカデミー賞長編アニメ部門を制した、世界初! 歌い踊るペンギンムービーがいよいよ日本上陸! イライジャは、主役ペンギンのマンブルの声を担当しています。小さいころのマンブルはふわっふわで、かわいさ120%! かなりの萌えキャラですが、残念ながら声はイライジャではありません。しかし、彼も小さいころのマンブルに“萌え~”なんだそうで、ステップを踏むシーンがたまらなく好きなんですって。小さくてコロコロしたマンブルは、心なしか、イライジャ似。なぜなら何気に、マンブルくんだけ、目の色がイライジャと同じアイスブルーなんです。
本作ではロビン・ウィリアムズ、ブリタニー・マーフィ、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンらが歌声を披露しているのも見どころのひとつ。マンブルの両親の声を演じるのはニコールとヒューですが、アフレコは2人と別々だったそう。驚いたことに、このアフレコは3年以上前から始まり、そのころ、『皇帝ペンギン』が世界的に話題となり、スタッフたちの間で「ペンギンブームが来るかも! わーい」と喜んだというエピソードもあります。
現在製作中の『9』(原題)でも声優として参加し、同じく製作中のスペイン映画『ジ・オックスフォード・マーダーズ』(原題)にも出演するイライジャ。超大作『ロード・オブ・ザ・リング』3部作後は、大作の出演を避け、セリフがない役や、ショートムービー、アメリカ作品以外の出演など、次のステップを模索中のイライジャに今後も注目です!
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Warner Bros. / Photofest / MediaVast Japan |
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(C) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc.
- U.S., Canada, Bahamas & Bermuda (C)
2006 Village Roadshow Films (BVI) Limited
- All Other Territories |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 |
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