週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は4月21日公開の『ラブソングができるまで』で、元アイドルのミュージシャンを演じたヒュー・グラントをクローズアップします。ハリウッドでも有数の“独身貴族”のヒュー様は女性に「彼にはわたしがいなくちゃダメだわ」と思わせる天才です。そんな彼の出演作の中から、女子をイチコロにしてきた胸キュンポイントをピックアップ!
ヒュー様は“2時間ドラマの帝王”ならぬ、“ロマンティック・コメディの帝王”。メグ・ライアン、ジュリア・ロバーツ。リース・ウィザースプーンなどに代表される“ロマコメの女王”は多いですが、“ロマコメの帝王”と呼ばれる俳優は数少ないのです。まさに一夫多妻状態!
その地位を確固たるものにした作品といえば、ジュリア・ロバーツと共演した『ノッティング・ヒルの恋人』。ヒュー様ふんする極普通の一般人(本屋の店主)が、ジュリアふんるすハリウッドのスーパースターと恋に落ちる物語です。女神のように美しいスターを目の前に、おろおろとあわてふためくヒュー様の姿がなんともキュート。いるいる、こんな男子(笑)と胸キュンしてしまいます。不器用だけど、一途に愛してくれる彼の愛情は本物!
少々頼りなくたっていいじゃない! ダサくたっていいじゃない! 彼にはわたしが必要なのよー!!
と抱きしめてあげたくなること必至です。
40代後半だけど、まだまだ現役さ~!
Tony Barson/WireImage.com/MediaVast Japan
ヒュー様は実は、いいところのお坊ちゃんで、小さいころから乗馬をたしなむような家庭に生まれました。しかもオックスフォード大学出身の超エリートでもあるんです。そこはかとなく漂うイギリス紳士の香りは、育ちの良さからきた本物だったのです。
そんな持ち前の上品さを生かしたキャラクターといえば、『いつか晴れた日に』で演じた貴族の坊ちゃま役。イギリスを舞台にした文芸作品で、共演者にはエマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット、アラン・リックマンなどこれまたイギリスの名優が勢ぞろい。ヒュー様はエマが演じる貧しい家の娘と恋に落ちる役どころを演じたんですが、超優柔不断のシャイボーイ。「小さいことを、うじうじと考えていないで、どーんとぶつかっていきなさい!」
と説教したくなるんですが、常に猫背でふわふわした猫ッ毛という、ダメ男っぷり全開のルックスを見てしまうと、怒る気力も失せてしまいます。むしろ「ゆっくりでいいから、マイペースにがんばって!」と胸キュンして応援したくなるんです。……恐るべし、ヒュー様。
いいとこのおぼっちゃん風の二つ分けヘアーがお似合い。
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13年間も交際し続けてきたエリザベス・ハーレイとは、結局結婚せず、その交際中には娼婦に手を出しお縄になったこともあるヒュー様。彼の存在はハリウッドの独身貴族の一人として伝説となりつつあります。
ヒュー様のイメージは、ちょっとイケメンで、軽くて、女好きと3拍子そろっています。そんな彼の魅力がいかんなく発揮されているのが『アバウト・ア・ボーイ』で演じた主人公。大金の遺産があるのをいいことに、定職にもつかずフラフラと遊び暮らしている独身貴族を、まるで「実際のヒュー様の私生活ってこんな感じ?」とファンが錯覚してしまうほど自然に演じています。ヒュー様が演じたキャラの場合、行動はチャラくても、見た目はそれほどチャラ男ではなく、どことなく上品だから、さらにタチが悪いんです。この手の男に女は弱い!
そんな彼が自分だけに見せてくれる優しさやまじめな態度。ここが胸キュンポイントなんです! レイチェル・ワイズが演じたヒロインも、ヒュー様演じるちゃらんぽらんな彼が、意外にも子どもに優しい姿を観てコロリ。母性本能をくすぐられちゃったわけです。
お縄になったとき、警察で撮られた証拠写真です!
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ヒュー・グラントのブレイク作品であり代表作でもある『モーリス』は、イギリス文学特有のおハイソな同性愛物もので、ヒュー様は、主人公のモーリスを同性愛に目覚めさせる張本人を演じています。この作品で見事ヴェネチア国際映画祭の主演男優賞を受賞したヒュー様は、一躍80年代のアイドルスターになったのでした。
80年代にブレイクした後、キャリアは下降ししばらく低迷期が続きます。そしてが、90年代後半に再びブレイクしたことは先にお伝えした通りです。この一連の流れとそっくりなのが、最新作『ラブソングができるまで』の主人公。もちろんヒュー様が演じています。80年代にアイドル歌手だった主人公が、ふたたびキャリアに花を咲かせようとする物語で、まさにヒュー様のセルフパロディとたっております。ヒュー様もそれを楽しんでのことなのか、アイドル当時を振り返るシーンでは、80年代ポップをノリノリで歌い踊っています!
ちゃんと若い! ちゃんとイモっぽい! 今年47歳ですよね……。あっぱれなはじけっぷりに爆笑とともに胸キュンです。真の男の姿を見たような気がします。
若返っております! ハイ、ポップ!!
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文・構成:シネマトゥデイ編集部
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