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皆さま、毎週火曜日アニキ出演の「八州廻り 桑山十兵衛」はご覧になっておられますか!?
「おれの原点は、殺陣だから……」と日頃から言っているアニキ。
今回は、そんなアニキの晴れ姿を京都まで追っかけてまいりました。
現代劇では一度も観たことがないアニキの、最高にかっこいい“殺陣”スペシャルをお楽しみください! |
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すべての原点は“殺陣”だった……。日ごろからそう語ることの多いアニキにとって、殺陣のシーンの連続である「八州廻り 桑山十兵衛」では楽しくて仕方がない撮影の日々を送っているようです。
最近は、若い人の時代劇離れもありますが、今一度、日本の芸術のひとつである時代劇を盛り上げたい! と気合十分なアニキに、私たちの知らない“殺陣”についてたっぷりと語っていただきました。
タイミングを間違えれば、死者も出る……、命がけでもある“殺陣の魅力”、そして、アニキの共演者でもある河相我聞さんにもインタビューを敢行!……時代劇の裏側を知ることで、もっともっと時代劇がおもしろく見られるようになるはずです!
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■ “殺陣”との出会い |
18歳で三船芸術学院っていう養成所に入ったときにいろんなカリキュラムがあったんだよ。右も左も分からないんだけど、自分の中でも「おれは、映像が好きだ」って気持ちができていたんだ。そんなときに、殺陣の授業っていうのに、すごく惹(ひ)かれたんだよね。殺陣の先輩たちが授業に来るんだけど、かっこいいんだよ! すごい憧れて、殺陣の門を叩くことにしたんだ。 |
■ “寺島進”と“殺陣” |
映画=原点、ホームグランドではあるんだけど、殺陣もおれの生まれ故郷なんだよ。そこからすべてが始まったんだ。剣友会っていう殺陣のグループが、すべての出発点だね。この世界に入って、殺陣の師匠である宇仁貫三さんの運転手やりながら、映画についていろいろ勉強させてもらってさ。「太陽にほえろ!」も宇仁さんが殺陣を担当していたんだけど、当時はテレビもすべてフィルムだったんだよ。だから、あの頃はテレビ“映画”ドラマだったね。たくさん現場に行って、スタッフとも仲良くなってさ。いろんな人に顔を覚えてもらって。だから出会いの始まりは、殺陣だった。運転手をしたことで、いろいろなアドバイスをもらったよ。あいさつの仕方から、先輩との付き合い方、酒の飲み方(笑)、すべてを学んだのが剣友会だった。本当に凝縮された経験だったね。 |
■ “殺陣”の怖さ |
殺陣は怖いよ、本当に。おれもいっぱいけがをしたし、大けがをした先輩もいた。撮影中の事故で亡くなった先輩を、2人も見送っているからね。本当にちょっとしたタイミングの違い、ちょっとしたミスでけがをする世界なんだ。みんな命がけだよ。だから、小さい立ち回りの場面でも、おれは絶対に気を抜かないようにしてる。おれはすぐに口に出ちゃうんだけど、それはもうその頃に、気がついたことはどんどん言う癖がついたんだよ。クギや石ころに誰かが気がついたら、すぐに言わなきゃダメなんだから。「あ~、あそこに石が落ちてるけど、大丈夫かな?」って抑えてしまうのが、事故のもとになる。そこで、先輩がどうのとか、生意気とか思わずに、反射神経でポンッと口に出さないと。一言の勇気が、現場を守るんだっておれは思う。それを、おれはハタチのころからそういう風に植え付けられてきたから、今は小うるせえジジイになっちゃっているけどな(笑)。 |
■ “殺陣”出身の役者として…… |
殺陣をバカにする役者を、自分が若い頃、目の当りにしたんだ。「このやろ~」と思ってさ。うちらがいつも汗水垂らして、毎日の様に稽古していることを「現場行きゃあ、なんとかなるだろ」って軽く見られるとカチンときたよね。いつか見てろよって意地があったんだよ。おれは、殺陣の修行をしているときに、ひとつ刀を振るでも、人を殴るでも、タバコを一服吸うでも、女の肩を抱くでも、それは全部ひとつのアクションだってことを学んだんだ。人間の内から湧き上がる衝動が、ひとつひとつのアクションとなると思うんだよ。それは殺陣も一緒だと思う。 |
■ “殺陣”の魅力 |
そりゃもう、北野監督もよく言うけど“男の子が、男の子をやる瞬間”だよな。なんか、血が騒ぐっていうかさ、命がけのケンカってなんかアドレナリンがグヮーってなるんだよ。子どものころって、時代劇を観ているとすごくワクワクしちゃうんだよ。だからさ、女性ファンのみならず、おれは若い男の子たちにも楽しんでもらいたいね。“殺陣”は時代劇の華だと思うから……。時代劇は、大人のドラマだと思うから。今のかったるい日本の社会で、時代劇から学べることはたくさんあるんだよ。おれ自身、演じながら学んでいるからね。正義が、悪をやっつけるというすがすがしさを感じてもらいたいんだよ。 |
■ これからの「八州廻り 桑山十兵衛」について |
これからは、ますますグレードアップしていくよ! なんと二刀流にも挑戦するしね! ほんっとに……本当~~に、おれは京都で時代劇を演じる、殺陣で暴れまわる瞬間を待っていたんだよ。
今、もう、楽しくて仕方ないから! おれが江戸でコツコツ仕事をしていたのも、すべてこの瞬間のためなんだよ。
江戸から、京都に乗り込んできてると思ってる! だって、江戸から、わざわざ京都に呼んでもらってるんだぜ! 京都の人間たちに、おれの意気込みを見せつけるため、撮影の前半は赤ジャージだったよ! 名付けて“寺島京都侵攻作戦”! 寺島進という役者を認めてもらうための戦いだよな、戦だよ。おれの戦は新幹線に乗ったときから、始まっていたんだ!
そんな毎日が戦いの『八州廻り 桑山十兵衛』。テレビ朝日系列にて火曜日19時より放映! 観てくれよ!! |
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■アニキとの初共演について…… |
会う前からすごく楽しみでしたね。北大路さん、そして寺島さんという3人のコンビで共演できる機会は、なかなかないのでワクワクしていました。初日はすごく緊張したんですが、寺島さんに「飯行くぞ!」って、いきなり焼肉に連れてっていただいて……。「肉、食え! 肉、食え!」って言われて、たくさんお肉をご馳走になりました。ほんとに男らしいアニキですよ! |
■よくご飯に行かれるんですか? |
そうですね。いつも焼肉に連れて行ってもらっています(笑)。なんか、焼く……というよりは、「生肉、生肉!」なイメージがあります(笑)。生ものの肉を必ず食べるんです。ユッケも1人前ずつ頼むんで! すごいですよ、本当に! あとお酒もすごいですよね。寺島さんは飲みますね~。いつも二日酔いだって言ってます。でも、時代劇はつらい時代だから、このつらい感じが出るのが役作りだって言ってますよ(笑)。「3時間しか寝てないよ~」って言いながら、本番になると目がギンギンになるのがすごいんですよね!(笑) |
■役者としての“寺島進”の魅力は? |
寺島さんは昔から殺陣をやっているので、役柄通りいつも僕が寺島さんに守られている感じですよ。ぼくは、時代劇は、なにもかもが初めてなので、いつも助けてもらっています。 |
■時代劇の楽しみ方を聞かせてください! |
3人の人間関係に注目して欲しいですね! それから、時代劇を観る若い方々には、ぜひ一度太秦映画村に来てもらいたいと思います。うちの家族も遊びに来たんですけど、実際来てから時代劇を観るとすごく楽しかったみたいで……。裏側を知ると、もっと楽しめると思うので、手間隙かけて作られた時代劇を楽しんでもらいたいと思いますね。 |
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2007/05/29
先週に続いて橋口亮輔監督『ぐるりのこと。』
写真は、“オカンとボクと、時々、オトン”原作者
リリー・フランキーさん!
それから、木村多英ちゃんと!
あったかい現場だったから、作品もきっと、
温かくて優しい映画になるだろうな。
<アニキ出演情報!>
~映画~
・『アンフェア the movie』全国東宝系にて公開中!
・『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』は、全国にて公開中!
・『パッチギ! LOVE&PEACE』シネカノン有楽町ほかにて公開中!
・『LOVEDEATH』渋谷Q-AXほか、全国にて公開中!
~TV~
・「八州廻り 桑山十兵衛 ~捕物控ぶらり旅~」テレビ朝日系列にて、火曜19時 絶賛放映中!
~雑誌~
・3月1日 青丹社 「大人のロック」にて、新連載"寺島進のロック魂×ロック映画”スタート!
~CM~
・「日本盛」CM放映中!
・LOTTE「BLACKBLACK」CM放映中!
・LOTTE「La Menta♪」今週からCMスタート!
・P&G ファブリーズ
~Music Clip~
・AKTION「Still Neva Enuff」出演 |
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- このページの掲載内容については、編集部が必要と判断した場合には、
告知なく変更させていただくことがありますので、あらかじめご了承ください。
- 「寺島進のアニキに聞けよ!」は毎週火曜日更新の予定ですが、
諸事情により更新時間が遅くなってしまう場合があります。
読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、
ご理解の程よろしくお願いいたします。
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お悩みをサイト上でご紹介させていただいた方には、
寺島アニキからの激励メッセージ付き色紙をプレゼントいたします!
お悩みどしどしお送りください!!
(採用された方には編集部から、追ってご連絡いたします。)
メールはこちらまで→ aniki@cinematoday.jp
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