『茶々 天涯の貴妃（おんな）』特集2 戦国時代の女性に学べ！男ゴコロ操縦術！

世の中には、自分の思い通りにさせようとする横暴男がたくさんいます。例えば、夜中の2時に「会いに来い！」って言ったり、「ケータイの男友だちのメモリーを全部消してみろ！」って言ってきたり……。そんな横暴男の対処法は、少女の茶々に学びましょう！

戦国時代の横暴男、織田信長は、茶々の母親、お市の方にだんなの頭蓋（ずがい）骨に入れたお酒を差し出して飲め！　と一言。こういう横暴なことを言われると、お市の方だってひるみます。これ、普通の女子の反応。ですが、13歳の茶々は織田にガンを飛ばしながら、グイッと一飲み！これには織田もぶったまげ。横暴男には、茶々を見習ってびびらず、ひるまず、言われた通りのことをやってやりましょう！　2時に会いに来い！　って言われたら、「いいわよ」と二つ返事。チャリで会いに行っちまえ！　「メモリーを消せ」と言われたら、「いいわよ」とオールクリア（でもバックアップはしときましょ）！　その代わり、目をそらしちゃいけませんぜ、姫！

もしもあなたが、何人も女がいるようなヒドイ男にホれてしまったら……。こんな男にはホれないことが一番ですが、もう恋は止まりません！　こういう男の対処術は、何人も側室（正室以外の妻たち）を持っていた豊臣秀吉の正室＝正妻の北の政所に学びましょう。

戦国時代には、正妻のほかに何人もの側室がいらっしゃいました。そんな中で、豊臣秀吉の正妻である北の政所を一番イライラさせていた茶々。何といっても、秀吉の子どもまで生んでしまったのですから、たまったもんじゃありません。普通だったら「も～！　わたしだけ愛してよぅ」なんて、ますます男を追い詰めてしまいがちですが、北の政所は違います。身の毛もよだつ、恐怖の女と化すのです。彼の女に思いっきりむかついたら、言ってやりましょう。「ねえ、別れて？」でも「わたしだけ、愛して」でもなく、「早く殺しておしまいなさい」。彼氏を震え上がらせたら、あんたの勝ち！

もしもあなたが、年上のひど～いスケベオヤジにとっ捕まってしまったら……。「おい、お前、おれの女になれ」なんて、気持ち悪いおじさんに愛人になるように迫られてしまったら!?　セクハラオヤジは現代女性の敵です！　そういうときの対処法は、茶々の妹・小督に学びましょう！

姉の茶々が、夫である豊臣秀吉の怒りを買ってしまったとき、妹の小督は秀吉から何とか許しを乞おうとします。しかし、秀吉が求めたのは小督の体。それでも戦国時代の女性は強い！　そんなことにも動じず、さらりと「御意のままに」。これでは、男がひるみます。そしてこのとき、瞳の奥に「やるなら、やりなさいよ。やれるもんなら!!　その代わり、やりやがったら舌かんで死んでやんぞゴラア！」って気持ちを秘めることが大切！　そうして、向こうの欲望を喪失させてやるのです、ゴラア！

女であれば、世の中の男すべてを操縦してしまいたい！　そう思うはずでございます！　戦国時代に、世の中とは言わずとも、豊臣秀吉の家来全員を、操縦した茶々に、究極の男ども操縦術を学びましょう！

秀吉の死後、天下統一をたくらむ徳川家康に対して、全面対決を挑んだ茶々。彼女が持っていたのは、絶対的な自信とりりしさです！　「わたしを信じられないヤツはついてこなくていいわっ」。それくらいの自信を持って、凛と生きていれば、世の中の男たちは「ウォーーーーーッ」と戦の雄たけびを上げながら、あなたの後ろをついてくるはず！　そう、女に一番必要なのは“りりしさ”と自信！　町を歩いているときだって、電車に乗っているときだって、“自信”という名の鎧をまとい、勝利を信じて突き進むのです。女は負け戦をしてはいけないのでございます！