2007年『トランスフォーマー』で一躍若手俳優のトップに躍り出たシャイア・ラブーフ。彼のような、次世代アクターを2008年公開作の中からクローズアップします。ジョニデもキアヌもいいけれど、若くて爽やかな俳優を今から要チェックしておきましょう! |
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2007年、若手俳優の中から一気にブレークした人といったら、シャイア・ラブーフでしょう!1986年6月11日、アメリカ・ロサンゼルス出身の現在21歳。フランス人の父と、ユダヤ系の母の間に生まれた一人っ子。2007年公開『トランスフォーマー』でコミカルな演技と必死に走りまくる姿が印象的だったシャイア。もちろん、“スティーヴン・スピルバーグの秘蔵っ子”という肩書きは絶大!
そんな彼は、貧しい家庭で育ち、俳優を志した最初の理由も“経済的理由”だったとか。芸能界への早道はモデルかスタンダップ・コメディアンと聞いた彼は「このルックスではモデルにはなれない……」と迷わずスタンダップ・コメディアンとして10歳から地元の舞台に立ったのです。その後、ディズニーチャンネルの司会などでキャリアを積み重ね、『コンスタンティン』ではキアヌ・リーヴスの相棒役、『ボビー』『ディスタービア』『トランフォーマー』と着実にキャリアアップ。そして、2008年6月21日公開の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』ではハリソン・フォードと行動を共にする重要な役と、スピルバーグの寵愛を受け、順風満帆ってやつですね。シャイアくん、ドラッグストアに不法侵入している場合ではありませんよ!
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エール大学を入学辞退して俳優道一筋さ! |
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さて次の要チェックアクターは、ジェイミー・キャンベル・バウアー! 1988年、イギリス・ロンドン出身の現在19歳。長めの髪がセクシーなイギリス期待の新人です。
2008年1月19日公開の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』で映画初出演。いきなりティム・バートン監督作、そしてジョニー・デップと共演するラッキーボーイ。劇中では、ジョニー・デップふんするスウィーニーの娘ヨハンナと恋に落ちるアンソニー・ホープを演じます。不気味さ漂う、ジョニデやヘレナ・ボナム=カーターの中で、唯一のさわやかボーイ。本人いわく「まさかこんなに早くブレークする日が来るとは思わなかった」だそうですよ。そして、ジョニデとの共演は緊張の連続だったのだとか。「もう本当にマジで頑張らなきゃって思った(汗)」と海外メディアでのインタビューでは本音をポロリ。
そして、ハリポタシリーズ第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で登場する、若きヴォルデモート役を演じたい! と夏にオーディションを受けていたジェイミーくんでしたが、結果は同世代のイギリス人俳優フランク・ディレインが演じることになりました。頑張れ、ジェイミーくん! |
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(C) Stephen Lovekin / Getty Images
アイメークをして、なぜかビジュアル系 |
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1982年1月6日、イギリス・ロンドン出身の現在25歳。スレンダーなそばかす王子。ちょっとクラシックな顔立ちが、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。『グッド・シェパード』でマッド・デイモン演じるエドワード・ウィルソンの息子を演じていた彼ですよ!
彼に漂うブルジョワ的雰囲気はどこから来ているのかと思えば、イギリス一の名門イートン校を卒業後、ケンブリッジ大学で演技を学びました。これは間違いなく“いいとこの子”と見た! イートン校では英国王室ウィリアム王子と同級生だったそうです。
2002年、ロンドンのグローブ座で舞台デビュー後、イギリスでは有望な若手俳優の1人と言われています。そして、2008年2月公開の『エリザベス:ゴールデン・エイジ』ではトーマス・バビントンという裏切り者を演じるエディくん。待機作も多く、『パウダー・ブルー』(原題)ではオスカー俳優フォレスト・ウィッテカー、ジェシカ・ビールと共演。『ジ・アザー・ブーレン・ガール』(原題)では、ナタリー・ポートマンと共演。着実にハリウッドで名を広めつつある注目アクターです! |
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(C) Jim Spellman / WireImage
ナヨっとしてますけど、脱いだらスゴイんです |
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最後の要チェックアクターは2008年5月公開の『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』の“角笛王子”ことベン・バーンズ! 1981年8月20日、イギリス出身の現在26歳。ダークブラウンのロン毛をなびかせる183センチのプリンス! 『スターダスト』の冒頭に出てきた、あのイケメン青年です。本名はベンジャミン・バーンズ。
俳優としてのキャリアが浅いベンくんの初出演映画は『スターダスト』。主人公の青年よりもイケメンで、「なぜ彼が主役じゃないの?」と思った方も多かったはず。そんな彼が、大抜てきされた“カスピアン王子”。さて、その経緯はというと、彼が立っていた舞台を、ナルニアのスタッフが見に来ていて(そのことをベンは知らなかったそうです)、「こりゃいい!」と、わけも分からず監督やプロデューサーに会わせられ……4日後にはカスピアン王子の役をゲット! 乗馬も剣も未経験。でもゲット。キャスティング期間、トータル約2週間半という早業。
彼はイギリス舞台演劇界ではよく知られている俳優の1人。ロイヤル国立劇場制作の「ザ・ヒストリー・ボーイズ」での女性を狙うデーキン役は高く評判されているのです。今後もデーキン役を続投……かと思っていたらナルニア出演が決まると、デーキン役の契約を打ち切り、映画に専念することにしたのです。2010年公開予定の『ナルニア国物語/第3章』にも出演が決まっていて、今から“角笛王子”旋風が吹き荒れること間違いなしですね! |
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(C) Noel Vasquez / Getty Images
アイ・アム・ア・プリンス カスピアーン! |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 |
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