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ビデオスルーになりがちな女優たち

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ / 『団塊ボーイズ』ジョン・トラヴォルタ

2月22日に発売されるデンゼル・ワシントン主演の映画『アメリカン・ホストクラブ』は、実は日本ではビデオスルー(劇場未公開)となった幻の作品。オスカーを受賞した人気俳優の主演作でも、劇場で公開されないことがあります。そんな“お宝”とでもいうべき貴重なビデオスルー作品をクローズアップ。今回は特に人気者で有名人なのに、なぜか日本ではビデオスルー扱いにされることが多い4人の女優と幻の作品を紹介します。

ジェニファー・アニストン:ブラピの元妻だけど単品だと弱い!

 テレビドラマ「フレンズ」シリーズのレイチェル役でブレイクし、アメリカのお茶の間で絶大な人気を誇るジェニファー・アニストン。ですが、同シリーズが日本ではそれほど人気ではないので、ジェニファーの日本での認知度は残念ながら低いのです。ただ、ブラッド・ピットと結婚してからは、“ブラピを落としたラッキーウーマン”として知られるようになりました。結婚によってセレブ度が上がるとともに、テレビ俳優から映画俳優への転身を図ったジェニファー。でも、ブラピと一緒でなく単品だとどうも弱いようです。悲しいことに映画ではヒット作がないだけではなく、いまだにビデオスルー扱いされること多し!


 映画『ポリーmy love』は、ジェニファーとおなじくお茶の間の人気者ベン・スティラーとの共演でしたが、運の悪いことに(?)、ベンも日本ではなぜか人気がない俳優だったために、共倒れ的にビデオスルーになりました。そしてつい最近、2006年に製作された映画『セックス・アンド・マネー』も、なぜか日本では公開されないままでした。ブラピとは離婚してしまっていましたが、おしゃれセレブとして十分に有名なはずなのに……。

 

Dave Hogan/Getty Images
ビデオスルー男女最強カップル

リンジー・ローハン:ゴシップのおかげで知名度満点なのに、なぜ?

 パリス・ヒルトンブリトニー・ズピアーズと同じく、アメリカの“お騒がせセレブ”として有名なリンジー・ローハン。恋多き女、破産寸前、激ヤセなどなど、ゴシップに事欠きません。最近では、薬物アルコール依存症でリハビリ施設に入院していたり、飲酒運転とコカイン所持で逮捕され禁固刑を言い渡されたりと、もうこれ以上ないほどゴシップまみれです。


 そんな不名誉なゴシップばかりが取り上げられている彼女ですが、元は健全なティーンのアイドルでした。3歳のころから芸能界入りし、テレビや映画で子役として大活躍していたリンジー。『フォーチュン・クッキー』でブレイクしてからは、10代の女子から絶大な人気を誇っていました。でも、なぜか日本ではブレイクしなかったリンジー。そのせいか、アメリカではティーンを中心に大ヒットしたのに、日本では公開されないお宝映画が数本あります。映画『彼女は夢見るドラマ・クイーン』『ラッキー・ガール』などがまさにお宝級の一品。女の子なら誰でも共感できちゃうような、かわいいラブコメなのでオススメです!

 

Steve Granitz/wireimage.com
スルーできるもんなら、やってみな

ヒラリー・ダフ:バージン・クイーンの女の子映画

 ちょっと前までは、リンジー・ローハンと人気を二分するティーンアイドルだったヒラリー・ダフ。リンジーが“ビッチ(悪女)”路線に進む中、「結婚するまでバージン!」と公言し、清純派路線を貫いていたヒラリー。とはいえ、バックストリートボーイズのニック・カーターの弟で、同じくアイドルのアーロン・カーターを2人で取り合うなど、それなりにゴシップ紙を騒がせ知名度は抜群。


 それでもリンジー同様、日本ではブレイクしないのがアメリカのアイドル女優の宿命なのです。もったいないことに、人気絶頂中に主演した映画がことごとくビデオスルーになっています。そんな中、オススメなのは映画『シンデレラ・ストーリー』『リジー・マグワイア・ムービー』の2本。どちらも普通の女の子が、ひょんなことからイケメン男子に見初められて……というお姫様ストーリー。あか抜けないヒロインが、どんどんかわいく洗練されていくのを、観客は自分のことのようにどきどきしながら楽しめます。そんな夢見る乙女必見のシンデレラ・ムービーをお見逃しなく。

Jason Merritt/filmmagic.com
まぁ、わたし女優じゃなくて歌姫なんで

リース・ウィザースプーン:ロマコメの女王にしてオスカー女優なのに!?

 29歳にしてジュリア・ロバーツを抜き、ハリウッドで最も高い出演料を受ける女優になったリース・ウィザースプーン。彼女はそのほかにも、メグ・ライアンに続く“新ロマコメの女王”や“オスカー女優”などなど、晴れがましいタイトルを数多く持っています。そんな彼女にビデオスルー作品があるとしたら、それはきっと過去の作品なのでしょ?と思いきや、実は最近の出演作の中に、なぜこの作品が公開されないんだー!とファンならずとも納得のいかないほどの良作があるんです。


出世作となった映画『キューティ・ブロンド』シリーズ直後に出演した、映画『悪女』『恋人はゴースト』が問題の2作。『悪女』はリースには珍しい中世のコスチュームモノ。しかも、妊娠中に出演していたため、これでもかってほど豊かな胸の谷間を見ることができるという男性ファン必見のおまけ付きです。そして『恋人はゴースト』は、ロマコメファンが泣いて喜ぶスイートでラブリーな超ベタなロマコメなので必見です! 完成度の高い作品なので、見逃したらもったいないですよ!

Daniele Venturelli/wireimage.com
にゃんでにゃの? わかんな~い

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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