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はい! 始まりました~、ラジカル鈴木のコーナーです! これからヨロシクお願いします。
今月、検索で一番ヒットしたのがコノ大女優の名。なぜか? それは「14年間連れ添った同性愛の恋人と破局」「原因はほかの女性との浮気・同性愛カップル泥沼」さらに「心労による激やせ!?」という一連の報道のせい。最新の姿を見ると確かにやせた! ムネはペッタンコ、ほほもこけシワは増え、白い肌には精気がなくアオスジが浮いちゃって……大丈夫? |
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主演作映画『幸せの1ページ』の9月(6日)公開が控えてますが、この邦題、プライベートを考えると何だか皮肉ですなあ~。そもそもジョディ・フォスターに幸せという言葉はあんまり似合わなくない? 楽しい作品なのですが、アメリカの一般大衆がポップコーン片手に見るような典型的な娯楽映画、ファンタジー・アドベンチャー・コメディー。近年は映画『パニック・ルーム』
『フライトプラン』のヒットで、サスペンスでのタフなイメージが定着してたし、キャリアを見渡しても、一貫して世の中の裏側を描いたようなSEXと暴力、血なまぐさい作品ばかりだったのに。ムッチャ強いか、イタイ役ほど、彼女のオハコだ。この作品は、観てて別の意味でイタイ!
出演はジョディ自身がプロデューサーに強くアプローチしたんだそうな。もっと適したヒトがいたでしょう、メグ・ライアンとかね。しかしムリしながらもキチンと演じているのがジョディのすごいところ。なぜこのようなミスマッチな作品に出ようと思ったのでしょ? 心境には一体何が?
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2歳でCMでデビューして8歳で映画界入りし、映画『アリスの恋』『タクシードライバー』の衝撃の少女娼婦役で注目され、映画『白い家の少女』『ダウンタウン物語』で天才子役の名をほしいままにし(この辺りの作品が個人的には一番好きなのですが)、イェール大学卒業後女優として脱皮に成功。映画『告発の行方』『羊たちの沈黙』で2度のアカデミー賞主演女優賞を受賞し、自らプロデュ-スした映画『ネル』でも主演女優賞にノミネートされ、映画『リトルマン・テイト』で監督デビューも。
早熟な知性派として映画界のすべてを手に入れつつも、同性愛者とウワサされ、人工受精で2児を産む。別れたパートナーは出産にも立ち会い、子どもたちの親にもなっている。昨年2人の関係を正式にカミングアウトしたばかりなのに、ジョディの浮気で破局とは。新しい相手は撮影現場で知り合った、主演作映画『ブレイブ
ワン』で脚本を担当したシンシア・モート、もちろん"Lの世界"の人。女性のパートナーと自分の子どもを育てていたのは、ジョディとすごく似ていた、似た者同士の恋?
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演じてきた役からも、リアルなジョディが垣間見られる? 働いてる男はアテにしない、男不審で男っ気ナシ、子どもをでき愛しシングルマザー……てな役柄が多い。同姓愛が描かれていたのは映画『ホテル・ニューハンプシャー』で、お相手はナスターシャ・キンスキー、それどころかロブ・ロウの弟と近親相姦までしちゃってたけど。映画『告発の行方』は、告発者のジョディと、弁護士のケリー・マクギリスとの友情が軸だけど、深読みするとそれ以上の(?)何かが2人の間にはあったような? 実際一晩を一緒に過ごしたという報道もあったしね。
コメディー・アドベンチャーになぜ出たのか? 結論を出してみました。いろんな役者やスターを見渡して、僕はある傾向に気が付いたのです。私生活がシリアスでハードなときほど、お気楽な作品に参加して、没頭しようとするヒトって結構多い。つまり、ここんところのスキャンダルこそが、この不思議なキャスティングを生んだワケではないかと。どう思われますか、皆さん? では次回もこうご期待です。
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イラストレーター・アーティスト。人物、女性をモチーフにしたポップ&キュート な作風を得意とし、各種媒体へイラスト提供。代表作は、読売新聞社・国立科学博物 館主催の「大顔展」の宣伝ビジュアル。現在は雑誌や新聞で映画レビューや旅行ルポ、
ダイエット記などを執筆しており文筆家としても活躍。2008年4月には「メタボ抜けたら ヨメが来た 男の食いしんぼダイエット」(オレンジページ刊・定価700円)を上梓。
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