『小森生活向上クラブ』特集~小森生活向上クラブとはなんぞや!~
人生も中盤に差し掛かった無気力リーマンの小森課長が一丁のマグナムで人生を一変させる! “正義”の名のもとに映画『タクシードライバー』のトラヴィス・ビックルのように悪を成敗! 知らぬ間に会社の部下も仲間入りでチーム発足!? そもそも小森生活向上クラブとは何ぞや!?
小森課長を中心に、小森課長の悪人成敗における正義の理論に勝手に共感した部下たちが小森課長を会長として作り上げたクラブ。正式名称は「小森正義クラブ」だが、「小森殺人クラブ」という案もあった。カムフラージュする際には「小森生活向上クラブ」と呼ぶ。活動としては、悪事を働く人間たちを血祭りにあげるのがメイン。初期メンバーは4人だが、悪を成敗するごとに人数が増えていっている。
うつろな日々を過ごし、子どもからも変だといわれる中年男の小森課長。課長ながら仕事もやる気がなく、すべてにおいて無気力。ゆとり教育が生んだダメダメ部下の北沢の指導もままならない。しかし満員電車で偶然出会った、自分を痴漢被害者だと騒ぎ立てる女を勢い余ってホームから突き落とした途端、彼の中で眠っていた暴力性=『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスが目を覚ました!
ポンギでマグナムを手に入れた小森課長は北沢を次のターゲットに。しかし小森課長の正義の理論を聞いた北沢は小森課長に共感! 一緒にボッタクリバーへ繰り出し、従業員たちを片っ端から処刑する。その事件後、北沢は生まれ変わったように好青年と化し、小森課長の右腕的存在に。一方、小森課長の息子が通う中学校で自殺問題が表面化。煮え切らない態度の教頭・植田を処刑しようとするも、実は教育熱心だったことが判明。小森課長は、正義とは何かを一瞬考えてしまう。
北沢の口が滑った形で、小森課長の思想をセクシー系キャリアウーマンの静枝に伝授! 思想に共感した静枝は「人を殺しても不倫はしない」をモットーに次々と男を手玉に取り、小森課長を会長としたKSCを発足していく。己の正義が目覚めたときから、生きることが楽しくなり、絶倫にもなった小森課長。しかしKSCが発足され、クラブのメンバーが増えるごとに悪人成敗は一つの流れ作業的な一面を持つようになってしまう。小森課長の中で本来の目的が揺らぎ始めるのだが……。
飲酒運転でムショにぶち込まれながらも、セレブの代名詞的存在で明らかに世の中をナメている。
離婚騒動から突然の坊主頭へのイメチェン。事故を起こしたり、「わたしはいい意味で病気」と言ったりと、意味がわからない。
サイエントロジー批判も何のその。妻ケイティ・ホームズとのノロケ話を、猿状態で飛び跳ねながら語る姿に世界がドン引きした。