映画『ミラーズ』特集第1弾~点と点をつないで謎を解け!~
「24 TWENTY FOUR」でジャックを演じる、キーファー・サザーランド主演最新映画『ミラーズ』。廃デパートの巨大な鏡の中に存在する邪悪な存在に翻弄(ほんろう)されながらも、謎に迫っていくベン・カーソン(キーファー)。しかし、その存在はベンの家族の背後にも魔の手を伸ばしていく! 果たしてベンは家族を救うことができるのだろうか……。
『ミラーズ』でキーファーが演じるのは同僚を誤って射殺してしまった元警察官のベン。現役復帰を目指しながらも、休職期間中の現在は大火災で廃墟となったデパートの夜警として働いている。2人の子どもに恵まれながら妻とは別居中で、妹のアパートに転がり込んでアルコールの誘惑と戦う日々を過ごしている。責められるとブチ切れるという性格がたまに傷だが、家族とやり直そうと頑張っている最中だ。「24 TWENTY FOUR」のジャックとは違い、落ちぶれまくりのベンを演じるキーファーの哀愁に注目!
ベンが夜警を務めるのは、実は元精神病院であった場所に建てられたメイフラワー・デパート。地下には50年以上前に閉鎖されたその精神病院の名残があり、異様な治療法が横行していた形跡も? デパートは5年前に「鏡に家族が殺される!」と信じ込んだ警備員による放火事件で現在は廃墟と化しているのだが、その巨大な鏡だけは今も美しい輝きを放ち続けている。
いつしか鏡に引き寄せられていくベン。だが美しく磨かれた鏡には何者かの手形が……。吸い込まれるように、その手形に触れるベン。その瞬間、鏡にはヒビが入り、ベンの手に激痛が走る! だが鏡は何事もなかったかのようにベンの目の前でヒビを修復。それからというもの鏡は、焼けただれていく女性の姿や大火災の惨劇をベンに見せつけていく……。それはベンの周囲にある鏡にも広がり、ベンではないベンを映し出すなど、邪悪な力を発揮していく。
ベンは前任警備員ルイスの死を知らされ、鏡の中に巣くう邪悪な力に身の危険を感じるようになる。なぜならば、ルイスは鏡の破片で喉を自ら掻き切って絶命した姿で発見されたからだ。しかも凶器となった鏡の破片に血液は一切ついていなかった。ときを同じくして、ルイスからベン宛に謎の荷物が届く。そして鏡は“エシィカー”というメッセージを自らに浮かび上がらせ、邪悪な魔の手をベンの家族へと伸ばしていくのだった……。