『フェイク シティ ある男のルール』特集1 - 男度を上げるカギはここにあり!君も信念を貫く“男の中の男”になろう
中性的な男や優男がモテ、おまけにチャラ男、ニート男までが幅を利かせるご時世。しかし、映画『フェイク シティ ある男のルール』のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)こそ男の中の男だ。暑苦しいくらいの熱血漢。そして、外見も行動も男前! 男の本来あるべき姿を彼から学び、君も真の男になるべし!
誰もが嫌がるアブナイ仕事に立ち向かってきたロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事。目覚めた瞬間から片時も銃を離さない。相棒ともいえる銃は、出勤前に完ぺきにお手入れ。朝一から砂ぼこりなんてついてちゃ、格好が悪い。そして、出勤途中にストアでウォッカのミニボトルを黙って指を3本立てて買う。深い哀しみと燃えるような正義感を背負った、男の中の男だけが演出できる出勤前の一コマだ。そして事件現場に車で向かいながらウォッカのミニボトルをあおる。 |
信念を貫くトムは、時に「オレは人種差別主義者だ!」と暴言を吐いてしまうほどの問題児だが、直属の上司は彼の能力を高く評価。なぜかって? それは悪を許さない気持ちと行動力がズバ抜けていて、部の突撃隊長的な役割を担っているからだ。単身で敵のアジトに乗り込むなんてクレイジーなヤツだと思うことなかれ。悪を成敗し、正当防衛を画策するところまでやり尽せる自信(ある意味、完全犯罪?)を持っているからこそできるオンリーワンな行動。 |
強盗事件でかつての相棒を目前で殺され、その犯人を取り逃がしてしまう大失態をしてしまったトム。その一部始終が映った防犯カメラ映像は犯人を追い詰める手掛かりにもなるが、同時にトムの失態もあらわになってしまう。さぁ、ここでどうするか? トムは、その映像が入ったディスクを殉職した彼の奥さんに |
一方、妻を亡くした3年間、上司宅の“家飲み”で気を紛らわす一面もあるトムだが、ツラくても即座に女の家に逃げ込まないところが男前だ。看護師のガールフレンドに「たまには家に寄って」と言われるほど職務に打ち込み、会うのはもっぱらケガを負ったときの診察室。身の危険を感じたら「オレに近付くな。触れた者は死ぬ」と彼女を突き放すほどの男気を見せるトム。 |
真の男は己が信じた正義のためなら、たとえ法に触れても(!?)突き進む覚悟を持つべきモノ。内部調査部の刑事にスタンドプレーをけん制されても |
と逆に問い詰めるトム並みの覚悟と行動力を持たなければ、仕事で一皮むけることもないだろう。トムのように一線を越えろとまでは言わないが、プライドが踏みにじられたとき、逃げ出さずに立ち向かえるかどうかが男の価値を決めるはずだ。 |