映画『パッセンジャーズ』特集~ミステリーファンへの挑戦状~
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2009年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、演技派としても注目の女優アン・ハサウェイが、飛行機事故に隠された謎に迫るミステリー映画『パッセンジャーズ』。奇跡的に助かった乗客のカウンセリングを担当するクレアが巻き込まれる不可解な出来事の数々から、口外厳禁のラストを予想できるか!? ミステリーファンへの挑戦状が日本に着陸!
スリリングな物語の幕開けは、大ヒットテレビドラマ「LOST」のような飛行機の墜落事故現場……。奇跡的に生き残ったのは、たったの5人。上司から彼らのカウンセリングを命じられたセラピストのクレアは、グループ・セラピーを担当することに。「自分は患者じゃない!」とセラピーを拒否するエリックは、戸別訪問ならと彼女の訪問を受け入れ、何とクレアを口説き始める! 一方、セラピーでは「爆発を見た」「突然、墜落した」など、事故当時の記憶が各人で食い違っていた。そんなとき、カウンセリングの様子を外からうかがう謎の人物が……。
航空会社の公式見解が出された。それによると、事故は過労のパイロットによる人的ミスだという。ほどなくして、事故は機体の異常のせいだと口にした生存者のディーンが、カウンセリングに現れなくなった。さらにディーンの証言から、やはり機体の異常を思い出したノーマンも、こつ然と姿を消してしまう。しかもノーマンは、クレアに「航空会社の人間に尾行されている!」と助けを求めたばかりだった……。次々と姿を消していく生存者たち。ついにグループ・セラピーは若い女性シャノンだけに。彼女だけが一人残ったのはなぜ? ときを同じくして、クレアはエリックと一線を越えてしまう!
クレアの日常にも、不可解な出来事が起き始めていた。隣人のトニ夫人は、なぜかやたらとクレアの生活に口を出し始める。まさかトニ夫人は航空会社の回し者!? もはや上司ですら信用できなくなり始めるクレア。さらにはケンカしたままになっている姉へ連絡が取れず、留守電へのメッセージにも応答がない。疑心暗鬼に陥るクレアが唯一心安らげる場所。それはエリックの大きな腕の中……。しかし何かをクレアに隠すような動きをエリックもし始める。事故に隠された真実とは何なのか? なぜ彼らだけ生き残り、こつ然と姿を消したのか……。そして謎の人物の正体は? クレアを待ち受ける衝撃の結末は墜落事故並みにデカイ!