『ウォーリー』特集:何度でも観たい!『ウォーリー』に隠されたトリビアを徹底検証
何度でも観たい!『ウォーリー』に隠されたトリビアを徹底検証
本年度アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞した大ヒット映画『ウォーリー』が、ついにDVD、ブルーレイで発売決定! ウォーリーの淡い初恋と大冒険を描いたこの感動作には、楽しさ倍増のトリビアがたくさん隠されている! 何度でも観られるDVD、ブルーレイだからこそチェックできる、とっておきの秘密を早速ご紹介しよう。
トリビア1 見逃し厳禁、隠れキャラに大注目!
ウォーリーがイヴを連れて、宇宙船アクシオムからの脱出を決行するときに鳴り響く警報コード“A113”。このナンバリングはジョン・ラセター(本作の製作総指揮)や、ブラッド・バード(映画『レミーのおいしいレストラン』の監督)が学んだカリフォルニア芸術大学の教室番号なのだ。ちなみにこのA113は、ジョン監督の映画『カーズ』、ブラッド監督の映画『Mr.インクレディブル』にも登場。DVDを再チェックして、見つけちゃおう!
700年間、たった一人で地球のゴミを片付け続けるゴミ処理ロボット・ウォーリー。そんな彼の前に、宇宙から突然現れた最新型ロボットのイヴに、ウォーリーは一目ぼれ! イヴは地上をあちこちスキャンしながら、何かを探している様子。そんな彼女がスキャンしたゴミの山には、何と映画『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットのデリバリートラックが! ディズニー、ピクサーファンなら思わずニンマリの憎い演出だ。
・ウォーリーが部屋にコレクションしているお宝の中には、あの『トイ・ストーリー』の人気キャラ・恐竜レックスの姿が!
・宇宙に飛び出したウォーリーが、衝突する人工衛星は、1950年代後半に旧ソ連が打ち上げた人類初の無人人工衛星・スプートニク!
トリビア2 意外とアナログ? サウンドに隠された秘密!
宇宙船アクシオムに乗り込んだウォーリーが出会うモーという微生物除去機は、「掃除をする」というプログラムを休むことなく実行する超マジメなお掃除ロボット。そんな彼の掃除音は、映画『スター・ウォーズ』シリーズの名物キャラ、R2-D2の声を作ったサウンドデザイナーのベン・バートが自分のヒゲをそる音を録音し、加工したもの! 意外とアナログなのです。
・イヴが猛スピードで空中を舞うシーンの飛行音は、ベンの友人が飛ばすラジコン飛行機の音!
・ウォーリーの友だちであるゴキブリ・ハルが動く音は、ベンが音作りのために所有する手錠をこすり合わせたもの。
・ウォーリーとモーの声は、何とベン自身の声をベースに生み出されている。もはや、彼はキャストの一人!
トリビア3 『ウォーリー』はSF映画への壮大なラブレター
宇宙船アクシオムを実質的に管理している人工頭脳の声を担当しているのが、映画『エイリアン』の主演女優シガーニー・ウィーヴァー! 思わずニヤっとしたあなたはなかなかのSF映画マニア。『エイリアン』で宇宙貨物船ノストモロ号のマザーコンピューターと対決した彼女が、本作では逆に、人類の命運を握るコンピューターにふんしているのだ。今回の起用は、アンドリュー・スタントン監督のたっての希望なんだとか!
・ウォーリーの友だち、ゴキブリ・ハルの名前の由来は、スタンリー・キューブリック監督の名作映画『2001年宇宙の旅』のHAL9000にちなんだもの!
・ウォーリーの顔のデザインは、アンドリュー監督が野球観戦しているとき、観客の双眼鏡を見て思いついたもの。確かに顔の形や、レンズの動きは双眼鏡そっくり!
・宇宙船アクシオムのデザインは、ディズニークルーズラインが所有する巨大貨客船がヒントになっている!