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『グッド・バッド・ウィアード』韓国映画界の大物三人が夢の共演!

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『グッド・バッド・ウィアード』韓国映画界の大物三人が夢の共演!

 『グッド・バッド・ウィアード』は、アジア発の本格ウエスタンムービーとして、まったく新しいハチャメチャな作品に仕上がった。主演は韓国映画界きっての人気、実力を兼ね備えた大物俳優、チョン・ウソンイ・ビョンホンソン・ガンホだ。グッド、バッド、ウィアードにふんした三人それぞれに話を聞いた。
先輩との共演に心躍らせたチョン・ウソン

 賞金ハンターのいいヤツにふんしたチョン・ウソンは、大先輩のソン・ガンホとイ・ビョンホンとの共演を心から楽しんだようだ。「輝いている俳優と一緒に映画を作れたらと思った」と出演理由を語り、本作の撮影について「かっこ良いやつらと過ごしたパーティー」と称した。「パーティーをしたということではなく、明日の心配よりも、今日の撮影にまい進して、密度の濃い時間を過ごすことができた」と遠い中国で撮影したことによって、良い思い出になったと教えてくれた。

 チョン・ウソンは長期の中国ロケに慣れていたそうだが、先輩二人は不慣れだということで出発前にアドバイスをしていたという。「すごく脅しておきました。あらかじめ脅しておくと、考えていたよりもマシだと思うようになるんです(笑)」と否定的な情報を教えたのは、先輩たちを思ってのことだったとおちゃめに語った。そんなチョン・ウソンだが、乗馬のシーンではかなり苦労したようで、「イギリスで競走馬として活躍していた馬に乗っていたんですが、あんなに気が荒くて力強い馬は初めてでした。スクリーンではかっこ良く乗っているようでも、撮影が終わるとひざがガクガクでした」と明かした。そんな馬に乗りながら、チョン・ウソンは爆破されるセットをくぐり抜けるシーンに挑戦した。そのあまりのかっこ良さに、アドレナリンが大放出すること間違いなしだ!

本物の宝を見つけたら、恋がしたいです。

二つの現場を掛け持ちしていたイ・ビョンホン

 ギャングの悪者にふんしたイ・ビョンホンは、出演を決めるまでの秘話を明かした。キム・ジウン監督から出演オファーが来たとき、すでにキムタク(木村拓哉)と共演の映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に出演することが決まっていたため、本作への出演は難しいと返事をしたそうだ。しかしその後、監督から再度ラブコールを受け、スケジュールが重ならなければ大丈夫と返事をしたそうだ。しかし、「実際に撮影が始まると、両方の時期が重なっていて、二つの現場を行ったり来たりすることになってしまいました」と知られざる撮影秘話を明かした。

 しかも、本作の撮影は中国で行なわれた。「大変だったのは事実です。いつ、どこで何が起こるかわからない中で遭遇した砂嵐は特に大変でした。突然遠くの方から黒いものが近づいてきて、一瞬にして1メートル前も見えなくなってしまうんです」と慣れない場所で撮影した苦労を語った。そして極め付きは食事に関してで、「わたしは食事制限中だったので、現地のおいしい中華料理を口にすることができず、韓国から持ってきた缶詰を食べていたのが、苦痛といえば苦痛ですね」と当時を振り返った。そのかいあってか、本作でも『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』でも、素晴らしく引き締まった肉体美を見ることができるので、ファンにはたまらないはずだ。

 

悪役って、一度は演じてみたかったんです!

ベテランなのに超謙虚!なソン・ガンホ

 間抜けなコソ泥にふんしたソン・ガンホは、韓国映画界に欠かすことのできない演技派俳優だ。そんなベテラン俳優が、後輩であるウソンとビョンホンを絶賛した。

 映画『JSA』以来2度目の共演となるイ・ビョンホンに関して、「悪者のビジュアルが似合っていました。彼は出てきただけでかっこいい」とその成り切りぶりを褒め「演技に没頭し、考え、熱中しているのを評価します」と演技に対する姿勢についても絶賛した。今回初共演となったチョン・ウソンについては、「乗馬のうまさは彼が一番ですね。かっこ良かった」と今回チョン・ウソンの見せ場となる乗馬の腕前には一目置いている様子。さらに、「彼からは過酷な撮影でも余裕を持って耐えるということを学びました」と感想を教えてくれた。大先輩であるソン・ガンホから、こんなにも褒められてしまっては、ウソンもビョンホンも恐縮してしまうだろう。

 自分自身に関しては、「わたしが作品に恵まれているのは、わたしの能力があるからではなく、幸運がついているからだと思います」と至って謙虚なコメント。決しておごることなく、人を認める姿勢を忘れないからこそ、ソン・ガンホという俳優は素晴らしいのだ。

日本の俳優さんは冷静沈着で真摯(しんし)だと思います。
(C) 2008 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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