SF映画にはもう一つ欠かせないのが特撮技術だ。というわけで、『G.I.ジョー』で隊員たちが着た戦闘ウエアの「アクセラレータースーツ」を見学しに、特撮工房のレガシー・エフェクト社を訪問。実はここ、映画『ターミネーター』のシュワちゃんロボットや『ジュラシック・パーク』の恐竜などを制作した元スタン・ウィンストン・スタジオなのだ。金属のこぎり音が響く工房内には、アイアンマンのロボットやら、さまざまなクリーチャーの体や頭が置かれてある。そんな中、あ! あれが映画『G.I.ジョー』のアクセラレータースーツ! うう、つ、強そう!
でも、一見、鋼鉄でできているように見えて、スタントマンが動きやすいようにと、柔らかいゴム素材でできているんですって。で、製作に4か月もかけて完成した後、ロケ地のプラハに郵送。ところがそこで、ハプニングが! というのもプラハの寒い気温のせいで、ヘルメットのガラスの部分が、俳優さんの吐く息で真っ白に曇ってしまったそう。カリフォルニアでテストをしたときは大丈夫だったのに……! 結局は、ガラスの部分を取り払って撮影し、ガラスの反射はCGで付け足すことで一件落着。
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