次世代のハリウッドを担う革新的な技術で生まれ変わった映画『タイタンの戦い』がついに公開。ペルセウス、メデューサ、クラーケンなど誰でも一度は聞いたことのあるキャラクターたちが、想像を絶するバトルを繰り広げ、全米では公開されるや否や6,124万ドル(約55億1,160万円)の興行収入を記録!! これぞ今年のGW(ゴールデンウイーク)にぴったりのアクション・アドベンチャー大作だ! そこで、本作を観る前にちょっぴり登場人物から本作の見どころをチェック!(1ドル90円計算) |
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本作では、ゼウスが巨親族タイタンを破り、神々の王となるところから始まる。ゼウスは人間をつくり、彼らの愛と崇拝を糧に不老不死を保っていた。しかし、その傲慢(ごうまん)さが原因で、次第に人間たちは神に疑問を持ち始め、ついに神VS人間の争いが始まることに。そんな長い戦いの中、ある一人の子どもが生まれた。名前はペルセウス。神々に対して反乱を起こしたアルゴスの国王アクリシオスの王妃との間に生まれた子どもだった。アクリシオスに殺されかけたペルセウスは、漁師のスピロスたちに拾われ、息子として育てられる。それから、20年。人間と神との争いは日増しに悪化していた。ある日、ペルセウスは人間と神との戦いに巻き込まれ、最愛の両親と妹を冥界の王ハデスによって殺されてしまう。ペルセウスは、その復讐(ふくしゅう)心からドラコ率いるアルゴスの戦士たちと手を組み、神の子でありながら、あくまで人間として神との戦いに挑む。
ギリシャ神話では、本来ペルセウスはアルゴスの国王アクリシオスの娘ダナエーとゼウスとの間に生まれた子とされているが、本作では王妃との間に生まれた子とされている。また、メデューサの首を取りに旅に出る動機も少々異なり、ギリシャ神話では母ダナエーに恋慕したセリーポス島の領主であるポリュデクテースの命令によってとされている。ほかにもいくつか神話と異なる部分もあるが、「この『タイタンの戦い』は、2010年の世界のためのギリシャ神話だ」「これは、僕たちがこれまでに観たことのない新しい世界」とルイ・レテリエ監督が語るように、ギリシャ神話とオリジナルの物語が絶妙に融合された本作だからこそ必見! なのである。 |
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映画『タイタンの戦い』より |
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さて、ギリシャ神話が題材である以上、本作では人間のキャラクター以外に神々や魔物、そしてクリーチャーが続々と登場する。そこで、さまざまな視覚効果で作られた魔物から、ゼウスをはじめとする神々、そして神々と対決する神の子ペルセウスの関係をキャラクター紹介でチェック!
■神々
・ゼウス
天の支配者であり、神々の王。人間を創造し、彼らから神として崇拝され愛されることによって不老不死を保っている。
・ポセイドン
海洋の王。ゼウス、ハデスとは3人兄弟。
・ハデス
タイタンを破るため、肉体を削って恐ろしい魔物クラーケンを創った冥界(めいかい)の王。弟のゼウスに暗黒の王にされたことを恨んでいる。
■魔物
・クラーケン
ハデスが創(つく)り上げた恐ろしい巨大な魔物。理性もなく神々でさえも手を焼くため、普段は海の底に閉じ込められている。その凶暴さと迫力は、3D映像で見るとより楽しめるのでチェック!
・カリボス
昔は人間でアルゴスの前国王だった。神に逆らったことで、ゼウスに王妃を寝取られ、子ども(ちなみにこれがペルセウス)を生まされたことから、ゼウスを憎み、後にハデスの手下として人間に襲い掛かる。
・メデューサ
毒蛇の髪の毛を持つ女性の魔物。目を見たものを石に変えてしまう。その威力は、あのクラーケンでさえもかなわないといわれている。本作ではロシア人のスーパーモデル、ナタリア・ヴォディアノヴァが視覚効果によって見事にメデューサに変身している。
・グライアイの魔女
地獄山に住み、人間を食らう恐ろしい3人の魔女。3人で一つの目を共有している。クラーケンの退治法を知っている。
■人間
・ペルセウス
アルゴスの前国王、アクリシオスの王妃ダナエーとゼウスの間に生まれた神の子。漁師のスピロスとマルマラに育てられるが、二人はハデスに殺されてしまう。神を憎み、アルゴスの戦士たちと一緒に反乱を起こす。
・イオ
ペルセウスを見守る美しい守護神。本作では、ゼウスに関係を迫られ、断ったことから不老の罰を与えられてしまう。
・アンドロメダ
アルゴスの国王ケフェウスと王妃カシオペアの子で、アルゴスの王女。神々を怒らせたことで、クラーケンの生贄(いけにえ)に差し出されてしまう。
・ドラコ
アルゴスの街の護衛隊長。最初はペルセウスと対立するが、後に共に戦うことに。娘を魔物に殺された過去を持つ。
■精霊
・シーク
精霊ジンのリーダー。呪文(じゅもん)で魔物を操ることができる。後にペルセウスと共に戦うことに。 |
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神々の王、ゼウス |
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目を見たものを石に変えてしまうという魔物メデューサ |
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クラーケンの弱点を知るグライアイの3魔女 |
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ペルセウスの守護神、イオ |
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クラーケンの生贄に差し出されたアンドロメダの運命は!? |
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アルゴスの街の護衛隊ドラコ |
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精霊ジンのリーダー、シークも大活躍! |
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本作の見どころといえば、今やハリウッド映画に不可欠となった驚異の3D映像だ。巨大なスコーピオンと息もつかせぬ死闘、全長25メートルのメデューサの登場シーン、海の底から巨大なクラーケンがアルゴスの国を破壊するシーンなど、よりリアルに、生き生きと描かれ、まるで「映像が暴れている!?」と感じてしまうような不思議な興奮を覚えるだろう。
そんな驚異のアクション・スペクタクルを作り出したスタッフもツワモノばかり。監督は、『インクレディブル・ハルク』では、超人ハルクを前作以上の迫力を見せることに成功し、リュック・ベッソン製作の『トランスポーター2』では、前作の2倍の興行収入を収めたルイ・レテリエ。ほかにも特殊効果を担当したのは映画『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞した経験を持つニール・コーボールド、ヘア&メイクに『エリザベス』でアカデミー賞を受賞したジェニー・シャーコア。そして録音は『ラストエンペラー』で受賞したアイバン・シャーロックなどオスカー像を獲得した天才クリエイターたちがそろった。
もちろん、キャストも豪華絢爛(けんらん)! 主人公ペルセウスを演じたのは映画『ターミネーター4』『アバター』で圧倒的な存在感を示したハリウッド期待の新星、サム・ワーシントン。神々の王ゼウスには、映画『シンドラーのリスト』『96時間』の名優、リーアム・ニーソンがふんし、プライベートでリーアムと親友というレイフ・ファインズが、『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートよりも恐ろしい冥界(めいかい)の王ハデスを演じた。そしてペルセウスと共に戦う戦士ドラコは、映画『007/カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンドの宿敵ル・シッフルにふんしたマッツ・ミケルセンが熱演している。ほかにも、アルゴスの王女アンドロメダに映画『リディック』のアレクサ・ダヴァロス。ペルセウスを見守る守護神イオに映画『007/慰めの報酬』のジェマ・アータートン、アルゴスの戦士に映画『アバウト・ア・ボーイ』のニコラス・ホルトといった注目の俳優も出演。まさにツワモノ尽くしの本作。今年のGW映画としてヒットすることは、まず間違いないだろう。
映画『タイタンの戦い』は2D・3Dで4月23日丸の内ピカデリーほか全国ロードショー |
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魔物との壮絶なバトルシーンは必見! |
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監督はこの人! ルイ・レテリエ |
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果たして、ペルセウスたちの運命はいかに!? 続きは劇場で!
(C) 2010 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部
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