Aチームのリーダー、ハンニバル大佐（リーアム・ニーソン）が共通しているヒーローは、意外にもルパン三世（ダンディーなルパン三世といったところか？）。クセのある仲間たちから尊敬されているリーダー的な存在であることや、どんな大仕事も必ず有言実行で成功させてしまうところは、仲間たちと共に大仕事をやり遂げていくルパンそのもの！　ギリギリのところで、銭形警部から華麗に逃げ切るルパンのように、ハンニバルもまたどんなピンチからも見事に脱出してみせる、頼れる男なのです。

フェイス（顔）というそのまんまのニックネームの通り、彫刻のような肉体で女性をたちまちとりこにする超イケメンのフェイス（ブラッドリー･クーパー）は、Aチームのジェームズ・ボンド！　セクシーなボンドガールに翻弄（ほんろう）されてしまうことのあるボンド同様、フェイスもまた女性トラブル多し！　英国紳士風のトラディショナルスーツが基本のボンドと同じく、フェイスもまた、スタイリッシュなスーツが大好きなおしゃれさんという共通点も！

腕っぷし自慢のB・A・バラカス（クイントン･“ランペイジ”・ジャクソン）は、腕の太さを見ただけで、誰もが戦場のヒーロー、ジョン・ランボーを思い出してしまうはず！　余計なことはしゃべらない寡黙な男だけど、一度キレたら手がつけられないほど恐ろしい暴れん坊の素質や、武器なんて持たなくても、素手で十分破壊力がある迫力のパンチはランボーそのもの！　曲がったことは大嫌いで、実は結構まじめなところがある、軍人っぽさも、何だかランボーっぽい！

Aチームで一番のブッ飛び男・マードック（シャールト・コプリー）には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウとの意外な共通点が！　ジャックといえば、頭に巻いた赤のちょっと汚めなターバンだけど、マードックも赤キャップをいつでもON！　ファッションの好みも一致しちゃう二人は、常に周囲がまったく笑えない悪ふざけをしているところもそっくり！　でも、いざというときは頼りになるジャックと同様、マードックもやるときはやる、できる男なのです！