いよいよクライマックスを迎えた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 。今回のハリーは、鍛え上げた上裸を披露して、胸毛やひげもうっすら生えてちょっとワイルド。自分のために仲間が犠牲になっていく悲しみを抱えながら、宿敵ヴォルデモートとの対決に挑む姿は、まさに男前! もうあのころのかわいいハリーではありません。そして今回は何とエマ・ワトソン 演じるハーマイオニーとの超濃厚なキスシーンまで披露! あまりの濃厚さにちょっとびっくりするファンも多いかも?
そんなダニエルももう21歳。ハリー・ポッターを演じたことで、巨万の富を築いてしまったそう。ちなみにアメリカのエンタメ雑誌ヴァニティ・フェア誌によると、2009年に最もハリウッドで稼いだ俳優でダニエルが4,100万ドル(約34億円6,200万円)で1位になったんだとか。この若さで大金持ちになってしまったダニエル。「ハリー・ポッターを演じた俳優」というイメージからどう脱するのか注目されています。(1ドル=82円計算)
ダニエルといえば、昨年出演した主演舞台劇「エクウス」で、全裸姿を披露したことが話題になりました。この演技については賛否両論でしたが、今後の作品にはスーザン・ヒルの小説「黒衣の女」が原作の3Dゴシック・スリラー映画『ザ・ウーマン・イン・ブラック/The Woman in Black』(原題)への出演が決定しています。関係者によると、ダニエルの役柄は、役の感情の繊細な部分も理解する必要のある難しい役だとか。ほかにも、ホラーコメディー映画『ジェイ・アンド・セス・ブイエス・ザ・アポカリプス / JAY AND SETH VS. THE APOCALYPSE』(原題)に主役で出演することが決まりつつあるダニエル。またスクリーンで彼の活躍が見られることを期待したいですね!
続々と出演作が決定! ダニエル・ラドクリフ
ハリーがいっぱい!? 『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』より
最新作ではハーマイオニーにさまざまな試練が! ヴォルデモートの復活により、マグル(人間)などが次々と犠牲になる中、ハーマイオニーは自分の両親の身の危険を感じて、家族の元を去ります。悲しみをこらえるハーマイオニーの姿を見て胸が締め付けられると同時に、それを乗り越えてりんとした大人の女性へと成長していく彼女は必見。そして、いよいよロンとの恋にも進展が? 切ない恋の行方もぜひ映画館でチェックしてみてください。
さて、ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソン ももう20歳。この3人の中で最もゴシップ誌をにぎわせているのが、エマでしょう。大人の色気も出てきて、交際相手についてもさまざまにうわさされていますが、近年一番ニュースで大きく取り上げられたのは、Facebook上で披露されたエマのベリーショート姿! シリーズの撮影が終了して、気分一新してバッサリと切ってしまったんだとか。その姿はまるでオードリー・ヘプバーン のよう?
現在エマは、アメリカの名門ブラウン大学に在学中。今後は作品を選びながら女優を続けるそうですが、先日『マイ・ウイーク・ウィズ・マリリン / My Week With Marilyn』(原題)に出演することが明らかになりました。同作は同名小説を映画したもので、マリリン・モンロー がローレンス・オリヴィエの主演/監督作品『王子と踊子』に出演していた当時の状況を描いた作品とのこと。
マリリン・モンロー には、『彼が二度愛したS』 『シャッター アイランド』 のミシェル・ウィリアムズ がふんし、エマは『王子と踊子』にかかわった衣装アシスタントのルーシーを演じるそう。エマにとっては、『ハリー・ポッター』シリーズを除けば、声優以外で参加する初めての長編作品! 彼女のファンにとって、興味深い作品になることは、まず間違いないでしょう!
ベリーショートもキュート! エマ・ワトソン
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ハーマイオニーにさまざまな試練が!
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 で、もっとも危険な目に遭うのはロンかもしれません。傷を負い、戦いのせいでウィズリー家もバラバラ。ハリーとハーマイオニーに対して疑心暗鬼に陥り、鬼気迫る演技も必見です。
一方、ロンを演じたルパートは、シリーズの撮影が終わって喪失感でいっぱいのよう。「『ハリー・ポッター』なしの生活にはまだなじめていないんだ。正直言うと恋しいし、寂しい。まあ、新しい一歩を踏み出すにはいい時期だったんだとは思う。10年間同じキャラクターを演じてきたから、そろそろ新しい役や違うことをやってみたいというのはあるからね」と、微妙な心境を語っていました。
実際、3人の中でまだ出演作が決まっていないのはルパートのみ。2002年にはコメディー映画『サンダーパンツ!』 で主演を務めましたが、出演作もそれ以来ありません。最近ではイギリスのヴァージン社が主催する音楽フェスティバル、「Vフェスティバル」に出席したり、舞台出演に関して意欲的なようですが、ダニエル主演の舞台「エクウス」のことがあってか「服を脱ぐ舞台には出たくない」という条件もあるんだとか。
ちなみに11月17日に『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 以来、6月5カ月ぶりになる2度目の来日することが決定しているルパート。日本がお気に入りの国のようで「前回は本当に短い期間だったから、今回はもう少し時間がもらえるといいなと思っているよ」と来日を楽しみにしているそう。ルパートの来日も決まり、劇場には多くのファンが詰め掛けることが予想される本作。映画公開を前に大いに盛り上がること必至でしょう。
今後の出演作は? ルパート・グリント
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最新作では、ロンに魔の手が忍び寄る!?
前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 でダンブルドアが死に、絶体絶命のハリーたち。ヴォルデモートの復活により、魔法省だけでなくホグワーツ魔法学校までもが死喰い人の支配下に置かれてしまった今、このピンチをどう乗り越えていくのでしょう。
PART1では、ハリーたち三人が、ホグワーツ魔法学校の保護を離れてヴォルデモート抹殺の鍵を握る分霊箱を見つけ出すところから始まります。分霊箱とはヴォルデモートの魂のかけらのこと。これが存在する限り、ヴォルデモートの命は物理的にも奪うことができないのです。残る分霊箱はあと四つ。ヴォルデモートの魔の手に邪魔されずに破壊することができるのでしょうか?
シリーズ最終章となった『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2部構成。PART1とPART2は続けて撮影されて、16か月も費やしたそうです。いよいよ最後とだけあってキャストもスタッフも思い入れが今までより一層深かったようで「これが最後ということは十分承知していたから、失敗は許されないと思っていたよ。だから誰もが満足できる結末にしようと頑張ったんだ」とダニエルは語っていたそう。実際に今回、ホグワーツ魔法学校は一度も登場せず、シリーズ史上最大ともいえる壮大なスケールと緊迫したストーリーが展開しています。冒頭のハグリッドと共にハリーが敵から逃げるシーンも、迫力満点で息をのむほど。これが3Dで観られたらもっと楽しめたのにと、残念ですが(3D上映が決まっていましたが、急きょ2D上映になってしまった)ディテールにこだわったCG映像や、緊迫感あふれる構成はスタッフの熱意がよく伝わってきます。最終章、お見逃しなく!
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日より丸の内ピカデリーほか全国公開
先日行われたワールドプレミアにて。
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迫力満点のバトルシーンはぜひ劇場でお楽しみ下さい!
文・構成:シネマトゥデイ編集部
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