『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』特集-オプティマス・プライムに直撃インタビュー
トランスフォーマー ダークサイド・ムーン
7月29日(金)全国3Dロードショー
オプティマスプライムに直撃インタビュー! <映画史上最高の3D>のすべて
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮&マイケル・ベイ監督の最強コンビで作られた、この夏最大の話題作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』。『アバター』で使用された最新技術を導入したド迫力3D映像はまさに圧巻! 今回、正義のトランスフォーマーをリーダーとして率いるオプティマス・プライムさん(with 盟友のバンブルビーさん)に本作の見どころを直撃した。
―― 早速ですが、あの『アバター』のジェームズ・キャメロン監督に「この3Dは観るべきだ!」と言わしめた本作の<映画史上最高の3D>について教えてください。
- 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は、キャメロン監督から協力を得て、『アバター』で使用された最先端の3Dカメラを使用したのだ。ほとんどのシーンを全米ロケで実写3D撮影しているため、スタジオ内で2D撮影した映像を後から3D処理している昨今の作品と比べると、迫力も臨場感も鮮明度も全然違う! 目を見張るような出来だ。
―― マイケル・ベイ監督は撮影前まで反3D派でしたよね。
- そうだったな。この映画の制作が決まった後、ベイ監督を基地へ招待し、我々と話し合いの席が設けられた。そのとき、「3Dでは撮りたくない」と言い張る彼を諭したものだ。「マイケル、この作品こそ3Dで撮るべきだ」とね。
- あの司令官、それってキャメロン監督が言った言葉じゃありませんか。
- な……何だ!? バンブルビー! おまえいたのか。(ゴホン)まぁとにかく、「3Dカメラは最高のオモチャとして考えると楽しいぞ」とキャメロン監督に勧められたのがきっかけで、ベイ監督は3D撮影をすることにしたのだ。
- しかし、いざ使い出したら、楽しかったようで、小型化した3Dカメラをヘルメットに付け、数千メートル上空からビルの谷間をめがけ人間を飛ばしたりしていた。ベイ監督は妥協を許さず極限を追求する男なのだ。
―― シリーズ完結ということですが、過去2作を観ておくべきですか?
- いや、その必要はない。今回はエピソードゼロ的な要素も入っている。つまり、我々トランスフォーマーが戦うことになった理由だ。ファンだけでなく、初めて観る人類にも楽しんでもらえると自負している。
―― 今回のストーリーは40年前のアポロ11号の月面着陸に隠された政府の陰謀など、歴史の裏側に秘められたミステリー的な物語が絡み、極めてスケールの大きな、それでいて最後まで先の読めないサスペンス要素も入っていますね。
- ああ。まさにフィナーレにふさわしい壮大かつ感動的なストーリーになっている。悪のトランスフォーマーたちによって君たち人類が絶体絶命に追い込まれるという点だけでも、これまでにない危機感を覚えるはずだ。そして今日は特別に教えよう。本作の物語のキーワードは「裏切り」だ。あとはご想像にお任せする。
―― シャイア・ラブーフ演じる主人公サムもグッと大人になって、物語に深みを出していますね。
- うむ。サムと新しいガールフレンド、カーリーの関係はなかなか複雑でね。しかし、シャイアと新ヒロインのロージー(・ハンティントン=ホワイトリー)は、かなり演じがいがあったようだ。
- ロージー、かわいかったなぁ……。また会いたいなぁ。
―― 新たなキャストのほかに、仲間も増えたようですね。
- 今までの主要キャストに加えて、オスカー女優フランシス・マクドーマンドや(サムの上司を演じる)ジョン・マルコヴィッチ、それからパトリック・デンプシーらが新たに脇を固めている。トランスフォーマーたちも、最新型のフェラーリやメルセデスから変形(トランスフォーム)する新しい仲間も増えて魅力的だ。
―― あっという間にお時間となってしまいましたが、最後に本作の見どころをお願いします!
- これまで語ってきたように、ド迫力の3D、最後まで目の離せないストーリーは必見だ。ちなみに先日公開したアメリカでは2011年最大のヒット作品となり、同日公開した51か国すべてでオープニング1位を記録するなど、映画史に残る大記録を打ち立てることができた。そしていよいよ君たちの日本での公開を待つばかりだ。人類が地球を守りきれるかどうか、君たち自身の目で確かめてくれ。