WOWOW×シネマトゥデイ WOWOWシネマとは?
10月1日よりWOWOWに待望の24時間映画専門チャンネルが登場!最新のメガヒット作はもちろん、名作からミニシアター系作品、近年の話題作まで、洋画から邦画まで特集編成による多彩なラインナップと年間初放送タイトル800本という圧倒的なボリュームでお届けします。
さらにハイビジョン・3チャンネル開局に合わせて、10月1日(土)~2日(日)にWOWOWの総力を結集したWOWOW史上最大となる36時間無料放送を実施。あなたにぴったりの映画と出会えるはず!
【全部無料で観られる!】OWOWシネマラインナップ表 10月1日(土)~2日(日)
午前11:15 『ローマの休日』
その容ぼうの可愛らしさから「スクリーンの妖精」と呼ばれ、今まだ熱烈な支持を集める人気女優オードリー・ヘプバーン、そのデビュー作にして代表作。初公開から40年たった今も映画ファンお気に入り作品リストの中に必ず挙げられる、不朽の愛の名作。不自由な生活からの脱出を望む若い王女が、こっそりローマの街に飛び出し、自由や恋愛を満喫するという、これぞ映画の夢にみちたロマンチック・コメディーの決定版。ヘプバーンの相手役、二枚目グレゴリー・ペックの紳士ぶりもすこぶる魅力的。米国アカデミー賞ではヘプバーンの主演女優賞はじめ計3部門受賞。
午後1:30 『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』
日本では惜しくも劇場未公開だが、監督はヒット・コメディー「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター。映画界、演劇界などに革命を起こした若き日のウェルズと運命的に出会い、大人の世界へ足を踏み入れていく高校生リチャード。その心の成長を軽妙なタッチでつづった、要注目の秀作。テレビから映画に発展していった「ハイスクール・ミュージカル」シリーズでブレイクした若手男優ザック・エフロンがリチャード役を好演するほか、ウェルズにふんしたクリスチャン・マッケイの怪演も見ものだ。
午後4:00 『ゴットファーザー』
フランシス・フォード・コッポラ監督がマフィアという従来のタブーを題材に。アカデミー賞では作品賞はじめ3部門を受賞(ドンを熱演したマーロン・ブランドがそこで主演男優賞を辞退したのも伝説的)。興行面でもそれまでの観客動員記録を塗り替える猛ヒットとなった。暴力にみちたマフィアという題材を華麗に描きあげ、そこに家族という普遍的なテーマ性を盛り込んだのが秀逸。ニーノ・ロータによる甘美なテーマ曲を聴くと、何度でも繰り返し見てみたくなる一大叙事詩だ。2年後の1974年には「~PART II」が、18年後の1990年には「~PART III」が作られた。
よる9:00 『ゴットファーザー PARTII』
前作に引き続いて手がけた名匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、サーガ(大河物語)をよりスケールアップ。第1作と第2作がアカデミー賞で共に作品賞を受賞する、初めてのケースとなった。物語は、前作でファミリーの首領になったマイケル・コルレオーネがボスとして組織の結束を固めていく後日談と、前作で他界したドン・ヴィト・コルレオーネの青年時代の両者を交互に取り上げるというひねった構成。いずれもマリオ・プーゾの原作にはなかった物語で、単なるギャング・アクションを超えた、壮大な人間ストーリーである事を証明してみせた。
深夜2:30 『ゴットファーザー PARTIII』
アカデミー賞で第1作が3部門を、第2作が6部門を受賞した名作の続編とあって大きく期待されたが、結果的にアカデミー賞では8部門にノミネートされながら(中でも作品賞を受賞すればシリーズ全作が受賞という快挙になるはずだった)、1部門も受賞できないという残念な結果に。それだけ前2作が偉大だった訳で、前2作のフランシス・フォード・コッポラ監督やマイケル役のパチーノら主要キャストが再結集し、マイケルの波乱万丈にみちた物語に華麗かつ荘厳な終止符を打ったこと自体はファンの期待に応える高いレベルで、前2作のファンもやはり必見!
午前5:45 『瞳の奥の秘密』
悔いの残る自分の過去と再び向き合うべく、未解決のまま闇に葬り去られた25年前の殺人事件の真相解明に乗り出した主人公。そんな彼を待ち受ける意外な真実と、不変の愛の本質を、味わい深いタッチで描写。本国アルゼンチンで公開されるや、一躍評判を呼んで大ヒットを記録。同国のアカデミー賞で、作品・監督・主演男優・女優賞をはじめ、主要13部門を独占受賞したほか、第82回アカデミー外国語映画賞にも、見事輝いた。
午前10:00 『大人は判ってくれない』
新人だったフランソワ・トリュフォー監督が本作で一躍、フランスのヌーヴェル・ヴァーグの寵児になったという伝説を残した傑作。自身も少年感化院に入っていた時期がある、トリュフォーの自伝的色合いが強い作品だというのは有名な話。その後もトリュフォーは、同じ主人公アントワーヌの成長を取り上げる「アントワーヌ・ドワネル」シリーズを作り続け、シリーズは5作目まで作られた。やはり続けてアントワーヌを演じたジャン=ピエール・レオ(本作ではまだ子役だった)のナイーブな演技にも、永遠の輝きがある。
午後0:00 『シュリ』
韓国と北朝鮮のスパイが愛し合いながらも対立する物語を、同じ民族が2つの国家に分断された朝鮮半島ならではの悲劇として描ききることで、骨太のエンターテインメントに仕立てたのが出色。わが国の韓国映画ブームに火をつけた話題作だ。ハリウッド映画ばりの活劇にも目を奪われるが、何よりラストの歌にこめられた民族統一への願いが胸を打つ。主演は「八月のクリスマス」「二重スパイ」のハン・ソッキュ、邦画「RUSH!」にも出演したキム・ユンジン。監督は2004年、最新作「ブラザーフッド」が韓国で大ヒットしたカン・ジェギュ。
午後4:15 『男はつらいよ』
同名のテレビドラマ(1968~69年にフジテレビが放送。有名な主題歌もこのテレビ版から受け継いだ)の好評を受け、単発で製作されたこの映画版が、後に全49作も続き(渥美の逝去後に作られた「~寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」含む)、「1人の俳優が主演した最も長い映画シリーズ」としてギネスブックに載るようになるとは、当時は誰も思っていなかった。渥美清演じる「フーテンの寅」が故郷の柴又へ20年ぶりに帰って来たことから始まる珍騒動には、笑いと涙がいっぱい。名シリーズの原点としてファンならずとも必見だ。
よる6:00 『ギャング・オブ・ニューヨーク』
自らが生まれ育った地ニューヨークを舞台に、「タクシー・ドライバー」など数々の作品を発表してきたマーティン・スコセッシ監督。その彼が、今回は19世紀半ばまで時代を遡り、血で血を洗う抗争の果てに今日のニューヨークの基礎が築き上げられたことを改めて世間に突きつけてみせた渾身の力作。衝撃のニューヨークテロ事件で作品の完成が大幅にずれこんだのも、運命の皮肉なめぐり合わせを感じさせて興味深いところ。レオナルド・ディカプリオとキャメロン・ディアスの豪華共演に加え、5年ぶりに映画に復帰した名優ダニエル・デイ=ルイスの好演も話題を呼んだ。
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