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第33回

今月の5つ星

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シネマトゥデイが選ぶ 今月の5つ星

SF映画の金字塔『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス』、深津絵里、西田敏行ら芸達者な顔ぶれのアンサンブルで魅せる三谷幸喜の新作コメディー『ステキな金縛り』、『鮫肌男と桃尻女』の石井克人監督が、真鍋昌平原作の人気コミックを妻夫木聡ら豪華キャストを迎えて映画化した『スマグラー おまえの未来を運べ』など、大作が勢ぞろい!

  • 『ブラック・スワン』
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』
  • 『アジャストメント』
  • 『マイ・バック・ページ』
  • 『クロエ』
10月1日公開 過去作を未見でも十分楽しめるシリーズ最高の出来栄えに大興奮 『ワイルド・スピード MEGA MAX』 作品情報

世界中の車好きとアクション映画ファンの支持を集め続ける、大ヒットアクション最新作。極力CGに頼らない撮影を好むジャスティン・リン監督が手掛けた、200台もの車両をスクラップにしたカー・チェイスは迫力満点! また、ブラジルのスラムを舞台に俳優たちが繰り広げる、生身のアクションにも注目。特に主演のヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンが繰り広げる筋肉バトルには、車両同士のクラッシュシーンに匹敵する衝撃を受けること間違いなし。ポール・ウォーカージョーダナ・ブリュースタータイリース・ギブソンら、過去シリーズに出演してきた『ワイルド・スピード』ファミリーの集結も、ファンにはたまらない。彼らの犯罪計画を軸にしたシンプルなストーリーと、そう快なアクションがテンポ良く展開する内容は、初めてシリーズに触れる観客でも十分楽しめるハズ!(編集部・入倉功一)

『ワイルド・スピード MEGA MAX』© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
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10月7日公開 勧善懲悪では語れない、文明の進化をめぐる悲劇に100%感情移入! 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 作品情報

「猿に支配される人間」という強烈なインパクトでSF映画史に名を残した『猿の惑星』。そのエピソードゼロの本作は、過去作を観ていなくても十分に楽しめるエンタメ作。なぜ人間が猿に支配されるようになったのかを片隅に置いて観ると、まさかの猿目線で感情移入! シーザーの悲しみや葛藤にホロリとさせられるが、かといって人間のエゴを、簡単に否定するようなチープなドラマではない。ジェームズ・フランコ演じるウィルのアルツハイマー病の父やシーザーを思う気持ちにも共感できる部分があり、人間と猿の微妙な気持ちのズレなど、心理描写が丁寧。猿たちは反乱を起こしたかったのではなく、起こさざるを得なかった。また、アンディ・サーキスの演技とCGが融合したシーザーは、人間味が強過ぎる猿だが、表情豊かだからこそ感情移入しやすい。フィクションとはいえ、身近なイヌやネコでも同じことが起き得るのではないかと思うほどのリアリティーは、新鋭ルパート・ワイアット監督の才能を感じずにはいられない。(編集部・片岸朝香)

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』©2011 TWENTIETH CENTURY FOX
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10月22日公開 ぶっ飛びキャラたちに秘められた人生の教訓がズシリと効く 『スマグラー おまえの未来を運べ』 作品情報

漫画原作ならではの超人的要素と、夢に挫折したフリーターというリアリティーある主人公の成長物語が嫌味なく見事に融合したアクション・エンターテインメント。石井克人監督が得意とするハイスピードカメラで撮影したアクションシーンは圧巻で、細かい動作や心理描写をスローモーションで見せる効果は絶大。特にアクションの多いチャイニーズマフィアの「背骨」は、演じる安藤政信の徹底した役づくりがキラリ。そのほか、裏社会に身を置く濃~いキャラクターたちを松雪泰子島田洋八高嶋政宏など、脇に至るまで手を抜くことなく演技力の確かな俳優で固めた結果、エンタメ性の高い作品に仕上がった本作。コミカルな中にもキャラクターのセリフに人生観を織り交ぜ、胸にズシンと響くメッセージを送るところがニクい!(編集部・小松芙未)

『スマグラー おまえの未来を運べ』©真鍋昌平・講談社 / 2011「スマグラー おまえの未来を運べ」製作委員会
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10月28日公開 繰り返される「8分間」から見えてくる人間同士のきずな 『ミッション:8ミニッツ』 作品情報

デヴィッド・ボウイの息子として知られるダンカン・ジョーンズ監督の最新作は、何よりも列車が爆弾テロに巻き込まれる直前の8分間を繰り返し体験するというシチュエーションが魅力的だ。だが犯人を捜すパートはあっさり処理され、全編にわたって語られるのは「人間同士のつながりこそが人間の生きている証である」という命題。ともすれば陳腐になりがちなテーマを魅力的なストーリーテリングにより感動的なドラマに仕上げる手腕は、とてもこれが長編第2作目の監督の仕事とは思えないほどだ。とりわけ携帯電話の使い方は秀逸であり、爆弾の起爆装置として使われる一方、繰り返される「8分間」を生きることしかできない主人公が外界とつながる唯一の方法であるなど、現代社会において人のつながりを最も感じさせるのが携帯電話であることを的確に言い当てている。ジェイク・ギレンホールヴェラ・ファーミガの好演はもちろんのこと、「8分間」が繰り返されるうちに、ミシェル・モナハン演じるキャラクターが段々と魅力を増していくのはストーリーの力がなせる業だろう。できることならば、予備知識がない状態で観てもらいたい作品だ。(編集部・福田麗)

『ミッション:8ミニッツ』©2011 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.
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10月29日公開 3分に1回はクスリと笑えるネタのオンパレード! 『ステキな金縛り』 作品情報

「証人は幽霊の落ち武者」というとんでもない設定で描かれた本作は、悲しいシーンや感動的なシーンですら笑いが起こるほどのコッテコテのコメディーだ。奇抜な設定にとどまらず、細部にわたって笑いの種をちりばめる三谷幸喜監督のセンスは、すごいのひと言。幽霊をはじめ、超常現象のたぐいを断固として信じない堅物の検事(中井貴一)が、自ら手品を披露して何事にもタネがあることを立証しようとするシーンのこっけいさや、落ちこぼれ弁護士(深津絵里)が、落ち武者の幽霊(西田敏行)の存在を証明するために怪しげな装置を使い、揚げ句の果てには笛ラムネやハーモニカといった小道具まで飛び出して、3分に1回くらいはクスリと笑えるネタが連発! さらには脇役も一人で主役を張れる俳優ばかりで、安心して鑑賞できる。先ごろ探偵映画で好評を博した、あの人気個性派俳優がひょっこりと顔を出すエンドロールも見逃せない!(編集部・小林裕介)

『ステキな金縛り』©2011 フジテレビ 東宝
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