祝日から土日へと続く、例年以上にスペシャルな日程となった今年のクリスマス。家族や友人、恋人と楽しく過ごす予定の人。一人孤独に(!?)この日を満喫しようという人など、すべての方々にオススメのクリスマス映画特集! |
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メグ・ライアンとビリー・クリスタルが、友情をはぐくみながら、素直になれない気持ちに悩む男女を演じた、ハートフルなラブコメディーで、1989年公開。
ひょんなことから、新生活を始めるニューヨークまでの道中を共にすることになったハリーとサリー。男と女の間に友情は成立する? セックスは友情の妨げに? といった本音トークを繰り広げた結果、初対面の印象は最悪。しかし、数年後に偶然再会した二人は、本音で語り合える貴重な男女の友情を結ぶことに。二人の関係は愛に発展するのか、それとも友達のままなのか? 誰もが一度は考えたはずのテーマを、脚本のノーラ・エフロンとロブ・ライナー監督が優しく描き出す。
男女双方の本音をリアルに語るテンポのいい会話に、共感できる人も多いはず。まさに性別問わず楽しめる作品です。クリスマス直前、ハリーとサリーがツリーを買いに行く場面や、二人の再会シーン、ラストに至るまで、冬の場面が妙に印象に残る作品で、この時期にピッタリ。 |
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Columbia Pictures / Photofest / MediaVast Japan |
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作家ポール・オースターの小説「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」を、ウェイン・ワン監督が映画化。
ニューヨークのブルックリンでタバコ屋を営むオーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル)と、店の常連の小説家ポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)を中心に、周囲の人々との間で起きるさまざまな出来事が、淡々としながらも、温かいタッチで描かれます。大事件も起きない普通の人々の日常が描かれますが、その日常がいかに味わい深いものかを教えてくれる作品です。
映画の後半、新聞社にクリスマス向けの小説を依頼されたポールにオーギーが話すエピソードがとても味わい深く、鑑賞後も穏やかな余韻に浸れるはず。師走のあわただしさにささくれ立った心を癒やしたい人に、オススメの一本です。
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Kobal / MIRAMAX / The Kobal Collection / WireImage.com
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ジェームズ・スチュワート主演、名匠フランク・キャプラ監督がメガホンを取った、1946年の感動ストーリー。
ある田舎町で、まじめで人のために尽くす働きぶりから、人々に愛されている男性ジョージ(ジェームズ)。度重なる不運による逆境だらけの人生を過ごしていた彼は、あるとき、やはり理不尽な出来事で大金を失う。人生に絶望し、自殺を決意した彼は、そこに現れた天使から、彼がいなくなってしまった世界を見せられ、過ごしてきた人生の素晴らしさに気付く。
当時は興行成績も良くなく、アカデミー賞でも無冠。『或る夜の出来事』、『スミス都へ行く』などの名作を手掛けたキャプラ監督失意の作品となってしまいました。しかし、その後再評価の機運が高まり、アメリカでは年末ごとにテレビで放映される作品に。今や誰もが知る感動作となっています。 |
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『Martha Holmes / Time & Life Pictures / Getty Images |
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ティム・バートン監督による大人気アメコミ映画の2作目で、マイケル・キートン演じる大富豪ブルース・ウェイン=バットマンが、キャットウーマン(ミシェル・ファイファー)にペンギン(ダニー・デヴィート)、二人の人気悪役と対決。
主人公はもちろんバットマンですが、そこはバートン監督、醜く生まれたがゆえに両親に捨てられた過去を持つペンギンに、上司に殺され猫の力でよみがえる前はさえないOLだったキャットウーマンなど、心に悲しみを抱えた悪役の描写に非常に力が入っています。クリスマスが舞台ということで、ダークなクリスマス仕様となったゴッサム・シティの街並みも、まるでもう一人のキャラクターのように魅力的です。
悲しき怪人たちと闇を抱えたヒーローの繰り広げる供宴は、鑑賞後、満足感と共にどこか静かな気持ちになれるはず。バートン監督作品なら、『シザーハンズ』や、製作を務めた『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などもクリスマスの一本としてオススメです。
そのほか、『34丁目の奇跡』『グリンチ』『Disney's クリスマス・キャロル』、『セレンディピティ』、『ダイ・ハード』など、クリスマス映画は数もジャンルもたくさん。このお休みを利用して、自分だけのベスト作品を見つけるのも楽しそう。心躍る飾りつけや料理に彩られた部屋で、最高の一本をご鑑賞ください。 |
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Warner Bros. / Photofest / MediaVast Japan |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 入倉功一 |
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