元祖破天荒女優は今 ~ドリュー・バリモアのすっぴんな今!~
元祖破天荒女優は今~ドリュー・バリモアのすっぴんな今!~
アラスカの氷河の下に閉じ込められてしまった3頭のクジラ。何とかして彼らを救いたいと一人の女性活動家が立ち上がり、やがてその救助活動は自然環境保護活動家や石油採掘会社、地元住民、州兵部隊、そして当時冷戦の最中だったソ連までも巻き込んでいく……。この奇跡の実話に基づく感動ドラマ『だれもがクジラを愛してる。』で、ヒロインを演じたのがドリュー・バリモア。「どうしてもこの役がやりたい!」と監督に電話してアピールまでした彼女が、そこまでこの話にほれ込んだ理由とは……? そのカギはドリューの素顔に隠されていた!
- 7歳のときに出演した『E.T.』で一躍トップスターの座に。しかし、有名になった彼女を待ち受けていたのは学校でのいじめ。学校に行かずに芸能界にどっぷり浸った結果、9歳でたばこを覚え、12歳で麻薬常習者に……。仕事ばかりさせていた母親への反発からドラッグに走ったというから、反抗期もハンパない!
- 19歳でバーのオーナーと電撃結婚&1か月でスピード離婚。2番目の夫、コメディアンのトム・グリーンとは前回よりも長めに続いたとはいえ5か月で離婚。共演をきっかけに交際をスタートしたジャスティン・ロングとは結婚間近とまで言われたけれど、2010年にジ・エンド……。
- 波乱の10代から一転、20歳から人生仕切り直し! 制作会社を設立し、『ローラーガールズ・ダイアリー』で監督デビュー、激動の人生経験を生かして演技力もさらにグレードアップ。プライベートでは今年6月、シャネルの元CEOの息子でアート・コンサルタントのウィル・コッペルマンと3度目の結婚へ。まさに公私共に絶好調!
これぞ女優の鑑! 気合十分のすっぴん演技
ドリューが演じたのは、クジラの親子を救おうとアラスカにやって来たレイチェル。実話に基づく本作のリアリティーを出すため、なんとドリューはすっぴんで熱演。確かに氷に囲まれた酷寒の地で、ばっちりメイクでは説得力ゼロ。とにかく(自分を)美しく見せたい、目立ちたいと整形までしちゃう女優が多い中、この根性はあっぱれ! そして素顔のドリューのキレイなことといったら……! まさに内面からにじみ出る美しさにほれます。
最初は自分たちの利益を考えて行動してきた各機関の人々が、命懸けのレイチェルの姿に心を動かされ、一丸となっていく過程が感動的。
「不可能なことなんてない」と、自分の道を突き進んでいくレイチェルの純粋さ、たくましさには全女性が励まされるハズ!
ドリューとヒロインは、驚くほどソックリ!
- 石油発掘地域に住む野生動物のために闘うレイチェル同様、ドリューも動物保護に熱心で、環境団体に多額の寄付をしたことも。とはいえ、お金だけ出すセレブとは真剣度が違う! 動物実験をしている化粧品をボイコットしたり、ベジタリアンなライフスタイルを実践したり。そんな情熱&行動力は、クジラを救いにアラスカまで出掛けたレイチェルにそっくり!
- ドリューは、世間の目を恐れず同性結婚の自由化を訴え続け、ハリウッドのトレンドにも逆らい整形に反対してきた社会派。自分の意見を貫くところも、動物のために一人立ち上がったレイチェルにウリ二つ! レイチェルを成長させ、ドリューを魅了し、世界中を動かしたクジラの優しいパワーはきっとアナタのことも癒やしてくれるはず。