海外ドラマ、人気シリーズ「ホワイトカラー」の舞台裏に迫る! 愛される作品になるための4つの秘密 今週のクローズアップ 2012年10月6日 2009年からアメリカのUSAネットワークで放送されているテレビドラマ「ホワイトカラー」。ニューヨークを舞台に天才詐欺師とFBI捜査官の活躍を描く本作は、シーズンを重ねるごとに人気も上昇! 9月末にはシーズン5の製作も発表され、大人気シリーズの仲間入りを果たしました。愛されるドラマになる条件とは? その秘密を探るべく、撮影現場に潜入を決行しました! 主人公の天才詐欺師ニール・キャフリーを演じているマット・ボマーを始め、ティム・ディケイ、ティファニー・ティーセン、ウィリー・ガーソンらが声を揃えて口にしたのは「この作品に関わるみんなが大好き!」ということ。ティファニーは、赤ちゃんを産んですぐに本作で復帰。その理由を聞くと「みんなに会いたくて早く帰ってきたの!」のだとか。現場では仲良くおしゃべりをするキャストたちの姿がいつも見られていました。 スタッフによると、意外な二人が、現場を盛り上げているようで、ティムとウィリーのアラフィフコンビは、よくオヤジギャグを飛ばし合って爆笑しているのだとか! 仲良しなのは、キャストたちに限りません。この日も、撮影スタッフがティムにいたずらを仕掛けていたり、ティファニーが女性スタッフとセットの隅でガールズトークをしていたり、キャストとスタッフも家族のよう! シーズンを重ねてもキャストが変わらないのと同様、 スタッフもほとんど変わらないことも、良いドラマを作り出す固い団結力を生んでいるようです! 仲が良いからこそ、現場では真剣そのもの! キャラがよく出ている、控え室! こちらの落書きは一体誰!? 人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のゲイのスタンフォード役で人気を集めたウィリーは、本作でニールの親友・モジーを好演。新たなハマり役で、SATCのイメージを見事に払拭しています。ニューヨークのお隣の州であるニュージャージー出身のウィリーによると、「『ホワイトカラー』は、ニューヨークで一番愛されている作品!」なのだそう。たしかに、このドラマはセックスを過激に語る女子4人はいない上、老若男女問わず楽しめる内容な分、みんなに愛されているというのは確かかもしれません! カフェでお茶をしているウィリーのもとにやってきたファンが、「いつも見てるよ! こないだのエピソード、おれの会社の近所だぜ!」なんて言うことはよくあることだとか。マットは、ウォール街のど真ん中をパラシュートで飛び降りるというスタントにも挑戦。シーズン3ではヤンキースタジアムでのロケも成功させて、ニューヨーカーの心をしっかりキャッチ! セットからはいつでもニューヨークの景色が! ニューヨークのことなら、おまかせあれ~! 放送延長が決まり、新たなシーズンに突入するたびに豪華になっていくのが、エピソードごとのゲストたち! シーズン2でゲスト出演を果たしたアンドリュー・マッカーシーは、シーズン3の第13話「怪しい隣人」を監督。ピーターの妻・エリザベス役のティファニーは、このエピソードを心から楽しんだそうで、「なんてたってFBIのふりして大活躍できたことが、楽しかったわ! エリザベスには珍しいほどアクティブな回だった」と振り返っていました。マットにとって最もスペシャルだったゲストは、第9話「戻ってきたライバル」のエリザ・ドゥシュク。二人は、エリザが主演した2003年から放送を開始したドラマ「トゥルー・コーリング」で恋人同士を演じていたのです。 また、番組とともに有名になっていったマットも、今や、ドラマや映画から引っ張りだこに! 人気テレビドラマ「Glee」からお声がかかり、美声とダンスを披露した上、スティーブン・ソダーバーグ監督の最新作『マジック・マイク(原題) / Magic Mike』にも出演を果たし、あっという間にスターの仲間入りを果たしたのでした。 この日も、現場には豪華なキャストが! すっかり全米の人気スターです! ドラマ「ホワイトカラー」の現場には、ツイッターでの情報を頼りに、あっという間にファンがたくさん集まっています。そんなファンの人々に対して、最高のサービスでもてなすのがホワイトカラー流! 撮影を見学しているファンに気さくに声をかけて、一人一人と握手をしたり、ツーショット写真を撮ったり。「人よけ」どころか、「マットー、こっちにもファンの子がいるから来てあげて~」なんてスタッフが声をかけるくらい、徹底的なファンサービス! 「ホワイトカラー」ファミリーの父親的存在である、プロデューサーのジェフ・イースティンもファンサービスの良さは業界一! 撮影の様子を写メで上げたり、ツイッターに寄せられるファンからの質問に答えたり、と多忙な時間の中でいつでもファンとの交流を一番に考えている人なのです。人気を集めて有名になれば、誰しもがちょっぴり天狗になってしまうもの。ですが、そんなことが一切ないのが、「ホワイトカラー」シリーズを作り上げる人たちが持つ最大の魅力なのでしょう! 「ホワイトカラー シーズン3」DVDコレクターズBOX(税込み:1万3,440円)は、20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンより発売中 ティファニーもとっても優しい! やっぱり気さくなティムがいないと始まりません! いつでも、ニューヨークの片隅で撮影中! 文・構成:シネマトゥデイ編集部 森田真帆 ADVERTISEMENT