悩み別! 人生を豊かにする方法 ~ものの見方を変えれば、きっと人生はもっと楽しくなるはず!~
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』は、新しい人生を求めてインドのリゾートホテルで過ごすことになったイギリス人男女7人の物語。穏やかに暮らすつもりの彼らを待ち構えていたのはトラブルの連続! けれど、そんなインドを楽しめる人もいれば、文句ばかりの人もいる。その差はいったいどこに? 豊かな時間を過ごすための方法を、人生の先輩といえる劇中のキャラクターたちが、あなたのお悩み別にアドバイスします!
夫のいう通りに生きてきたイヴリンは夫の死後、自分が何もできないことを知り、がくぜん。夫が遺(のこ)したPCを恐る恐る開き、ようやく世界が開け始める。夫の借金のかたに自宅は失ったけれど、ネットで調べたホテルでの一人暮らしを決意。人生は何歳になっても挑戦! 何かを始めるのに遅すぎることはない。イヴリンの生き方はそう教えてくれる。
インドもインド人も大嫌いなミュリエルは手術のために仕方なくインドにやって来た。イギリスから食料を大量に持ち込み、ホテルの食事も口にせず、部屋に閉じこもる日々。しかし、献身的に尽くす食事係の女の子に心を許し、ついには彼女の自宅に訪問するまでに。案ずるより産むがやすし。何事も一番大変なのは、一歩踏み出すまでなのです。
元判事のグレアムは、インドに初恋の人を捜しに来ていた。長年、誰にも打ち明けず、秘めた思いを募らせてきた相手にどうしても会いたい! でも相手の気持ちは? 思い悩むグレアムだったが、ふと秘密を打ち明けたイヴリンから勇気をもらう。一人で悩むより、第三者の意見が背中を押してくれることもあるかも。
ダグラスは退職金で家を買うはずが、予算の都合でインドへやって来た。妻ジーンを思ってのことだったのに、彼女は不平ばかり。観光を楽しみたいダグラスをよそに部屋から一歩も出ようとしない。普段の生活では見過ごせるささいなことも気になってしまう旅先。荒療治でも夫婦二人で旅に出てみるとお互いの本音がわかるかも。