『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』SEKAI NO OWARI特別インタビュー
『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』の主題歌「RPG」を手掛けた人気バンドSEKAI NO OWARI。リーダーでギターのNakajin、ボーカルのFukase、ピアノのSaori、そしてDJ LOVEの4人は、しんちゃんたちと同じ幼稚園児のときに出会ったFukaseとSaoriをはじめ、それぞれが昔からの友達同士! 今もメンバー全員で暮らしているほど仲の良いセカオワメンバーに、しんちゃんのこと、子どもの頃の思い出など、たっぷりと語っていただきました!
セカオワのしんちゃんは、ボーカルのFukaseに決定!
Q:セカオワのメンバーを“カスカベ防衛隊”に例えたら、誰になりますか?
Saori: Fukaseは間違いなくしんちゃんだよね。
Fukase:でもお尻とか出したりしないし! ……でもなあ……出すかもなあ~(笑)。
Nakajin:だって壁に飛び蹴りして骨折ったりするじゃん。マイペースだよね。
Saori:あ、でも映画で“カスカベ防衛隊”がおなかをすかせているときに、マサオくんが一人だけビスケットを隠して持っていて、皆が「なんで言わなかったんだよ~!」って責めるシーンがあったでしょ? あのときしんちゃんだけ「マサオくん、ビスケット持っててくれてありがとう!」って言うの。ああいうのってFukaseっぽくない?
Nakajin:わかる!
Saori:それでその後に、さらに自分だけもらって生き延びようとするところもFukaseっぽい(笑)。
Nakajin&DJ LOVE:それもわかる!
Fukase:Saoriちゃんは、風間くんだよね。
Saori:風間くん!?
Nakajin:そこはネネちゃんじゃないの?(笑)
Fukase:まあ風間くんほど仕切り屋ではないけどね。風間くんとネネちゃんのエモーショナルなところを足して二で割った感じ(笑)。
Saori:LOVEはボーちゃんだね。役に立たないものをよく持っているから。Nakajinが思い付かないんだよね~。誰かな。
DJ LOVE:Nakajinはシロでしょ。実は一番しっかりしている!
Fukase&Saori:シロだ(笑)!!!!
メンバーがお互いの子ども時代を大暴露!
Q:セカオワの皆さんは、子どもの頃どんなお子さんだったんですか?
Fukase:Saoriちゃんは、幼稚園のときから知っているんだけど、もう生意気の化身みたいな子(笑)。生意気であることに意地を張っているくらい生意気! こびて好かれるくらいなら、別にそんなことはしないっていう。女の子たちからもずいぶんダイナミックにいじめられていた。
Saori:めちゃくちゃ気が強かったですね(笑)。大人は皆手を焼いていました。そういうFukaseは髪の毛を紫色に染めていなかった?
Fukase:してた! 幼稚園の卒園式のときね。スプレーで紫色に……。当時はやっていたアニメのキャラクターがめちゃくちゃ強くてかっこ良くて、メロメロになって紫にしたんです(笑)。
DJ LOVE:俺は保育園に行っていた時代が、一番モテていましたね!
Fukase:保育園の頃に一番モテたってめちゃくちゃ悲しいね(笑)。
DJ LOVE:しかも当時すごく体が大きかったので親から「お相撲さんになって、親を食わせてくれよ」って言われていたんです。だからいつも将来の夢は「お相撲さん」って言っていました。気を使う子でしたね(笑)。
Nakajin:僕は、しんちゃんでいうマサオくんみたいなクヨクヨするタイプだったんです。
Fukase:あ! Nakajin、くよくよしていたね! なんかモジモジしていた。あと小学生のころは前髪真っすぐだったよね?
Nakajin:それ関係ないじゃん(笑)! でも友達に嫌われるのがすごく怖くて、周りをいつも気にする子でしたね。
セカオワが語る、「仲間」の大切さとは?
Q:こんなふうに昔のことを言い合える仲間が、こうして同じ夢を目指しているというのはとてもすてきですね。最後に、皆さんが考える「友情の大切さ」を聞かせてください!
Fukase:本当に、出会った頃はまだ小さかった仲間たちがさ、今一緒に住んで、自分たちがタイアップした映画『クレヨンしんちゃん』を皆で観に行って、おしゃべりしているんだからすごいよね。
Saori:わたしたちのバンドは今年の2月にNakajinがリーダーになったんですけど、最近皆でお酒を飲む機会が増えたんです。そうすると普段はクールなNakajinがすごくエモーショナルになって、「皆がいなかったら、俺は何もできなかった!」って叫ぶんです。でもその通りだなってすごく思う。皆がいなきゃ絶対にできないことだったし、皆がいたからできたなって。
Nakajin:そんなこと言ったっけ!?
Fukase:2月の就任式から、3回くらいは飲み会のたびに言っていたよ(笑)。
Nakajin:酔っ払っていないときに、酔っ払っているときの話をされるのって恥ずかしい。
Fukase:子どもの頃って、自分が好かれたいっていう気持ちが強すぎちゃったりするんだよね。好かれていないんじゃないか、嫌われているんじゃないかって考えて悩んじゃう子って多いと思う。でも自分ばかりじゃなくて、友達を大切にして、友達を本気で好きになれば、きっと友達も自分のことを好きになってくれるもの。それが本物の仲間をつくっていくんだと思っています。
『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』は全国公開中SEKAI NO OWARIニューシングル「RPG」は5月1日発売
取材・文:編集部 森田真帆