『悪の教典』特集:三池監督流 殺しの舞台裏大公開 ~衝撃的過ぎる45日間6060分の素材を120分に凝縮!~
貴志祐介の人気小説を三池崇史監督が映画化し、主演・伊藤英明が『海猿』シリーズのヒーロー像を打ち破る殺人鬼役に挑んだ『悪の教典』。ローマ国際映画祭で4分半のスタンディングオベーションを受けた一方、AKB48大島優子の「この映画が嫌い」発言など、賛否両論を呼んだ衝撃の話題作がブルーレイ&DVDで登場! 本編同様の衝撃を誇る特典のメイキング映像から、殺しの舞台裏をリポートしよう!
有能な英語教師の仮面をかぶった悪魔的サイコキラーで、自らの悪事を隠すために、校内の教え子たちを猟銃で殺しまくる主人公の蓮実。演じる伊藤の鬼気迫る殺りくシーンを的確に演出するのは、バイオレンスの奇才・三池監督だ。本番前に殺害場所に立ち、生徒たちの殺し方を綿密に決めていく監督。
メイキング担当のディレクターは「本当の蓮実は三池監督。その場で蓮実になり、頭の中で生徒を追い詰めて殺していく」と証言。リハーサルで生徒役の女の子の頬を監督自身がたたいてみせるなど、過激なまでの演出方法がリアルな狂気を生み出す!
さまざまなシチュエーションで殺されていく生徒たち。メイキングカメラは、生徒役のキャストが奮闘する姿も克明に映し出す。オーディションで選ばれた彼らの大半は、撃たれて血しぶきを散らす弾着シーンは初体験。何度もやり直せない撮影ということもあり、異様なほど張り詰めた空気が現場に漂う。
中にはあまりの緊張と弾着の恐怖で、本番後に腰が抜けてしまう者も。そのほか、屋上から突き落とされる女子生徒や、アーチェリーで蓮実に立ち向かう男子生徒など、三池監督の指示で危険な演技に挑むキャストの勇姿も見逃さないでほしい。
非情な殺りくシーンを撮り続けた三池監督だが、全ての撮影を終えたキャストにその場で「卒業証書」を手渡すという粋な計らいをし、優しい笑顔と熱い握手でそれぞれの健闘をたたえる。さらに、伊藤のクランクアップ時には、彼だけに作った特製の「逮捕状」をプレゼント。
そんな監督の心憎い演出に、思わず感極まってしまう伊藤。あいさつの途中で見せた一瞬の男泣きから、どれほどの熱意で今回の役に挑んだのかが伝わってくる。メイキング映像で監督率いる三池組の本気度を痛感したら、本編をリピートしてクオリティーの高さを再確認せよ!
特典ディスクには、上記のメイキング映像のほか、禁断の未公開シーン、三池監督&キャスト陣のインタビューなど、バラエティー豊かに収録。また、本編ディスクには、二階堂ふみ、染谷将太、浅香航大らによるオーディオコメンタリーに加え、殺害された(卒業した)生徒のプロフィールや作品トリビアを見ることができる「卒業生リスト&作品トリビア表示モード」機能を搭載。このスペシャル機能を活用すれば、本編がより楽しめることは確実だ!
『悪の教典』エクセレント・エディション
ブルーレイ(特典ブルーレイ付き)2枚組
7,350円(税込み)
DVD(特典DVD付き)2枚組
6,090円(税込み)
発売元:電通 販売元:東宝
映画『悪の教典』公式サイト
http://akunokyouten.com/
©2012「悪の教典」製作委員会