本作の主人公機とも呼べる機体。プロボクサーのようなファイティングスタイルを特徴としており、肘に備えたロケットで放つ「エルボーロケット」が必殺技。さらに西部劇のガンマンよろしく、両腕に強力なプラズマ砲を備えるなど、まさにアメリカを象徴する機体となっている。
もともとローリー・ベケットが兄のヤンシーと共に搭乗しており、実戦配備から5体のKAIJUを撃破。しかしKAIJUナイフヘッドとの戦いの末に大破。実戦から退くも、来るべき決戦のために再び戦いの地に赴く。本作で主に活躍する機体の中では最も古い、第3世代のイェーガーで、動力もアナログ式となっている。また復帰にあたって、腕にはマコが開発した蛇腹状に隠された剣「チェーン・ソード」が装備された。 |
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国籍:オーストラリア
配備:2019年11月2日
全長:76メートル
重量:1,850トン
パイロット:チャック・ハンセン&ハーク・ハンセン |
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「ストライカー・エウレカ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC |
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「ストライカー・エウレカ」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC |
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最新型の第5世代「イェーガー」。スピード・パワー全てにおいてほかの機体を上回る性能を有し、肉親であるハンセン父子の操縦も相まって、実戦デビューから11体という、ケタ違いのKAIJU撃破数を誇る。一見スマートな見た目と違い、荒々しいファイティングスタイルを特徴とする。両手首には鋭利なスティング・ブレードを装備。また胸部には対KAIJUミサイルを発射する6基のランチャーが隠されている。
デル・トロ監督によれば、当初はこの機体が「ジプシー・デンジャー」となる予定だったという。しかし、その鋭利なデザインが冷たく、近代的すぎることから、より武骨でアナログな印象の現行機に変更された。その特徴を反映するかのように、息子のチャック・ハンセンも高慢な一面を持っており、父親の手を焼かせている。
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国籍:中国
配備:2018年8月22日
全長:76メートル
重量:1,722トン
パイロット:チュン・ウェイ、ジン・ウェイ、フー・ウェイ |
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「クリムゾン・タイフーン」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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「クリムゾン・タイフーン」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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がっしりとした右腕と2本の左腕、合計3本の腕を駆使する中国製イェーガー。コックピットも3人が搭乗する仕様になっており、ウェイ3兄弟がパイロットを務める。手が回転ノコギリのように変形し、お国柄を反映してか、マーシャルアーツを戦闘スタイルとする。真紅のボディーに金色のラインという、エキゾチックなボディーカラーも特徴的。腰の部分が180度回転して、ハイキックまで繰り出せるまさにおきて破りの機体といえる。第4世代のイェーガーで、KAIJU撃破数は7。
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国籍:ロシア
配備:2018年7月4日
全長:85メートル
重量:2,412トン
パイロット:サーシャ・カイダノフスキー&アレクシス・カイダノフスキー夫妻
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「チェルノ・アルファ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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「チェルノ・アルファ」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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頭部に動力源となる核を搭載した重量級イェーガー。超巨大な両こぶしで、KAIJUを殴りまくるというシンプルかつ強力な戦闘スタイルをとる。またレスリングも戦闘スタイルに取り入れられているといい、戦車を思わせるデザインも相まって、デル・トロ監督も太鼓判の「100パーセントロシア」といった趣の機体となっている。KAIJU撃破数は6。劇中メインで活躍する機体の中で、核を動力とするのは、この機体とジプシー・デンジャーのみ。これが劇中で重要な要素となる。
ちなみに核プラントを思わせる頭部デザインの元ネタは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに搭載されている、未来の一般家庭向け核融合装置ミスター・フュージョン。1作目のラストで、ドクが生ゴミを投入している機械なので、ぜひ確認してほしい。動力源の位置ゆえにコックピットが胸部にあり、脱出機構のない、まさに「生きるか死ぬか」の男らしいイェーガーである。
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国籍:日本
配備:2015年12月30日
全長:85メートル
重量:2,312トン
パイロット:???
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「コヨーテ・タンゴ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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「コヨーテ・タンゴ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
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第1世代のイェーガー。ちなみに日本には、この機体以前に「タシット・ローニン」というイェーガーも存在したようだ。2体のKAIJUを撃破しているが、東京を襲ったKAIJU「オニババ」との戦闘で復帰不能なまでに大破したもよう。このときの戦闘が、マコの人生を大きく変えることになる。核を動力とするが、旧式でシールド機能が未熟なため、操縦者の肉体が徐々にむしばまれてしまう仕様となっている。両肩に装備されたキャノン砲が、いかにも日本の某アニメ作品のメカを思わせる。
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ゴジラ映画が公開されなくなり、スクリーンで怪獣を目にする機会が減りつつある昨今。『パシフィック・リム』は、その日本の特撮やアニメで育ったデル・トロ監督が、その愛をタップリ詰め込んで贈る一本だ。また現在ハリウッドでは、『ゴジラ』のリメイク企画も進行中。先日クランクアップを迎え、来年5月の全米公開が予定されており、逆輸入の形で、再び日本に熱狂的な怪獣ブームが訪れることに期待したい。 |
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KAIJUナイフヘッド
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDIsNG,LCC
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映画『パシフィック・リム』は全国公開中 |
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