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第3回:「京都地検の女」撮影に潜入!

寺島進の「月刊 てらじま便り」

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「寺島進の「月刊 てらじま便り」

ついに第9シリーズに突入したドラマ「京都地検の女」! アニキ演じるおなじみのキャラクター成増清剛も、登場してから5年目を迎えました。アニキにとっては毎年恒例となっている、京都での撮影にお邪魔してきました!

今月の現場
今月の現場
「暑さに負けず、頑張っています!」by寺島

夏の京都で撮影されている本作は、まさに暑さとの戦い! 音が聞こえないようにと、冷房も扇風機もつけず、照明がたかれる室内は、時に40度を超えるほど。スーツ姿の俳優さんたちは、皆さん熱中症にならないようにと、スーツのポケットや首元にアイスノンを仕込んで演じていました。アニキは「夏だし、暑いのは当たり前! 『暑い』と言ったところでどうしようもねえんだから、暑さを楽しむしかない!」と気合十分! そんなアニキの夏バテ対策は「おいしいもの食べて、サウナで汗をかいて風呂に入って、祇園に行って気分転換」とのこと!

寺島進:座長の名取裕子さんが、作品を心から愛しているから、その愛がスタッフにもキャストにも伝わっている。大先輩の皆さんが文句一つ言わず演じているのを見たら、俺も乗り遅れちゃいけねえなって頑張れるんだよ! この現場を乗り切ったパワーはみんなが感じていると思うよ。

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アニキが語る!成増清剛

今シーズンの成増刑事の活躍をアニキに聞いてみると……?

アニキが語る!成増清剛
(写真左)涼しい顔で撮影中のアニキ!(真ん中)ジャケットの中には、こんな秘密兵器が!(写真右)「ひゃ~気持ちいい!」と成増刑事から寺島モードへ!

寺島進:今シーズンはなあ、皆さんもご存じの通り第5シーズン以来、約5年ぶりに娘の友子(前田亜希)が戻ってきたんだよ! でも成増は、娘とあんまりなじめないというか、どう接したらいいかわからない。それで娘は鶴丸(名取裕子)さんのところに居候状態。だから成増も入り浸るんだけどね(笑)。女の子って大変だよな……。
それが原因で親父の清一ともぎくしゃくし出して、今シーズンは本当に大変なんだよ! 悩める成増ってやつだな。やっぱり家庭がうまくいかないと、仕事もうまくいかないんだよなあ。だから、今回はそんな成増ファミリーの様子に注目してほしいね。

共演者の素顔
共演者の素顔
尊敬する「親父」、福本さんとパチリ!

寺島進:成増の親父・清一役の福本清三さんは、俺が大部屋時代の頃から「京都に日本一の“斬られ役”がいる」ってうわさされていた伝説のような人。俺はこのドラマをきっかけに、とても親しくさせていただいて、今じゃすごく親近感がある。だけど素顔はとてもシャイで真面目な方だから、照れ隠しで「どうやってセリフを覚えるんや~!」なんて言うんだよね。でも俺は、あの味のある、いぶし銀のようなかっこよさは福本さんにしか出せないと思っているんだ。どんな大物役者でも、あの方の独特な空気はとてもまねができない。ワンアンドオンリーの人だと思っているよ。

木曜ミステリー「京都地検の女」オフィシャルサイト

## 今月の一枚
今月の一枚
photo by Susumu Terajima

寺島進:京都の夏はとにかく暑い! だからついつい冷房の効いたタクシーを使ってしまう。と、3メートルはあるひまわりが目の前を通り過ぎた。暑くてもひまわりはキラキラ輝いて元気そう! 俺もヤツを見習って元気に頑張らないと!

寺島進PROFILE

1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。

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