第70回『陽だまりの彼女』北村匠海
イケメン発掘調査隊
<インタビュー>
Q:実際に完成した作品を観て、どのように感じましたか?
三木孝浩監督とは『空色物語』以来2度目の顔合わせになるんですが、最初の作品のときから映像がとてもきれいで、三木監督の作品は大好きです。この映画はただのラブストーリーじゃないというのが僕の中で一番強い印象ですね。普通のラブストーリーではなくて、ちょっと不思議だけれど最後は幸せな気分で「よかったな」と涙で終われる作品だと感じました。
Q:松本潤さんの中学生時代を自分が演じているのを見て、どのように感じましたか?
リハーサルのときに松本さんが演じている現在と、僕が演じている過去のパートを一度交換するということを監督が提案してくださったんです。僕が大人になった松本さんを演じて、逆に松本さんが中学生の僕の役を演じるという……。そのおかげで演技自体も少しずつお互いに擦り合わせながら役に近づけたので、松本さんと二人三脚で「浩介」という役を演じられたという気がしています。
Q:三木監督の世界観がとてもよく出ている作品ですが、現場で監督はどのように演技指導をされたのでしょうか?
監督はこちらまで幸せな気分になるようなステキな笑顔でよく笑う方なんです。常に笑顔で優しく演技指導してくださったり、「その演技いいね!」と褒めてくださったりしたので、毎日とても楽しい現場でした。
Q:中学生の浩介と真緒の演技もとても自然で素晴らしかったのですが、共演の葵わかなさんとはどのようにして役づくりをされたのでしょうか?
二人とも人見知りなので、最初はとてもぎこちなかったんですが、演技をしていくうちに徐々に仲良くなって、最後のほうは普通に会話ができるようになりました。次第に心も打ち解けたおかげで、お互いナチュラルな演技ができるようになったと思います。
Q:思い入れのあるシーンはありますか?
僕が教室でいじめられている真緒を助けるシーンが、一番印象に残っていますね。その出来事は人生で初めての経験だったので、とても緊張しました! でも、相手役の女の子とは知り合いだったので、やりやすくはありましたね。浩介の中で何かが変わったシーンだと思うので、やはり一番印象深いです。
<一問一答>
Q:好きな映画を教えてください。
僕はジブリ作品が好きなんですが、その中でも『天空の城ラピュタ』が大好きです。学校の先生とも「あんな起承転結がはっきりとした映画はない」という話で盛り上がったほどです。あとは友達と一緒に観に行った『おおかみこどもの雨と雪』も好きです。
Q:邦画と洋画はどちらが好きですか?
やはり邦画ですね。もちろんアニメ作品も好きなんですが、小栗旬さんが好きなので『岳 -ガク-』などの作品も大好きです。
Q:では、憧れの俳優さんは小栗旬さんなのでしょうか?
はい! 以前小栗さんが監督された『シュアリー・サムデイ』にも出させていただいて、やはりステキな方だなぁ……と憧れますね。海外の俳優さんだとジョニー・デップさんにも憧れます。
Q:この映画の中ではザ・ビーチ・ボーイズの名曲「素敵じゃないか」がよく流れてますが、北村さんのお気に入りの曲は何ですか?
RADWIMPSの「有心論」という曲をよく聴いています。詩の書き方がとても好きで、僕らの言葉の選び方とは全然違う言い回しが出てきたり、美しい歌詞が出てきたりするので惹(ひ)かれます。
Q:今ハマっていることは?
最近はライブに行くのが楽しいですね。UVERworldやONE OK ROCKのライブを観に行ったり、そのライブDVDを家で見て研究したりしています。
Q:好きな女性のタイプは?
一緒にいて落ち着ける人がいいですね。おとなしい女性というよりは、無理なく話せて、すぐに打ち解けることができるような人が理想です。男友達では何人かそういう相手がいるんですが、自分がシャイだというのもあって、なかなかそういう人には出会えないので、もし出会えたら貴重な存在だと思います。
Q:女性のしぐさでドキリとするのは?
髪を束ねるしぐさですかね……? 友達も僕と同じ意見だとよく言っています。
Q:彼女と行きたいデートスポットは?
海に行ってみたいです。江の島とかに行って、江ノ電に揺られて……なんていうのもいいですね。
Q:自分のチャームポイントは?
唇の下にあるホクロだと思います。友達にも結構うらやましがられています(笑)。
Q:長所と短所を教えてください。
長所はあまり怒ったりしないので、親しくなれば誰とでも仲良くできることです。短所は自由過ぎるところですかね。もちろん仕事をすっぽかしたりはしませんが、私生活では適当に過ごしています。整理整頓も気が向かないとやらないので、かばんの中もきれいなときと汚いときとの差が激しいんですよね(笑)。
Q:自分を動物に例えるなら何?
自由人なところが猫だと思います。昔おばあちゃんの家で猫を飼っていたのでもちろん猫も好きですし。ふと「散歩したいな」と思えばすぐに散歩に出掛けてしまうような、自分の思ったことをすぐに行動に移してしまうタイプなのでやはり猫っぽいですよね(笑)。
Q:2020年の東京オリンピックのとき、何をしていると思いますか?
そのとき僕は23歳なので、俳優として成長できていたらいいなと思います。英語が苦手なので、今から頑張って英会話も勉強したいと思います。
Q:俳優としての野望について教えてください。
いろんな役をマルチに演じられたらいいなというのもあるんですが、将来的には監督などもやってみたいと思っています。いつかは三木監督のように、きれいな映像で、観る人の心に残る映画が作れたらいいなと思います。あとはこれまであまりはじけた役を演じたことがないので、コメディーなど思い切りはじけた役もやってみたいですね。
取材・文:平野敦子 写真:奥山智明
生年月日 :1997年11月3日
出 身 :東京都
身 長 :175cm
血液型 :B型
趣 味 :音楽鑑賞、映画鑑賞
特 技 :バスケ、水泳
芸歴:
2008年に、映画『ダイブ!!』でスクリーンデビュー。その後も映画『沈まぬ太陽』『シュアリー・サムデイ』『映画 鈴木先生』などの話題作に次々と出演。2013年には松本潤の中学生時代を演じた『陽だまりの彼女』に出演し、旬の若手俳優として注目を浴びる将来が楽しみな有望株。
<映画>
■2008年
『ダイブ!!』
『ブタがいた教室』
■2009年
『重力ピエロ』
『TAJOMARU』
『沈まぬ太陽』
■2010年
『シュアリー・サムデイ』
■2011年
『忍たま乱太郎』
■2012年
『空色物語』
『映画 鈴木先生』
■2013年
『陽だまりの彼女』
<テレビ>
■2008年
「太陽と海の教室」(フジテレビ)
■2009年
「外事警察」(NHK)
■2011年
「鈴木先生」(テレビ東京)
■2012年
「Fallen Angel」(BS朝日)
「平清盛」(NHK)
■2013年
「相棒 season11」(テレビ朝日)
<ファンレターの宛先>
〒150-0011
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