第5回:月9「海の上の診療所」ウラ話!
寺島進の「月刊 てらじま便り」
10月よりスタートしたフジテレビの月9「海の上の診療所」。本作でアニキは、瀬戸内海の無医島を巡る病院船の船長・海藤剛を演じています。今回は長い付き合いという主演・松田翔太さんとのエピソードをはじめ、瀬戸内ロケの魅力を語っていただきました!
寺島進:この現場はすーーーーーっごいチームワークがいいんだよ。スポーツもそうだけど、やっぱりチームワークって大事じゃない? それと一緒で、みんなが仲良くてバランスも取れていて楽しい現場なんだよね。しかも藤原紀香ちゃんと武井咲ちゃんという2人の美女もいるから、気分は最高! 演出の中江功さんとは主演の翔太も出演した「薔薇のない花屋」以来なんだけど、俳優さんの良さを引き出すのがとても上手な人なんだ。
海の中にいくつもの小島が浮かんでいる瀬戸内海は、景色が本当にきれいなんだよね。紀香ちゃんと咲ちゃんを足して2で割ったような……美しくてかわいい場所(笑)! 島と島の間をフェリーで移動するんだけど、夕方に撮影が終わって岡山港に戻るときにフェリーの中で飲むビールがうまいんだ! 共演者のみんなとワイワイ飲みながら帰るんだけど、気持ち良くて思わず酒が進んじゃうよ。
寺島進:今回俺が演じているのは病院船の船長兼料理長なんだけど、「ラグビー界の暴走機関車」という異名を持っている、元花園の花形プレーヤーって設定なの。船長の制服の下はラガーシャツ! それも毎週デザインが違うラガーシャツを着ているから、ファッションにも注目してほしいね。「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」がモットーの「スクール・ウォーズ」チックな男で、船の乗組員全員をファミリーだと思っている熱いヤツだよ。
しかもさ、紀香ちゃんが俺の奥さん役かと思いきや、旦那は荒川良々なんだもんなー。紀香ちゃんのくびれた腰に手を回しちゃって、アイツすっげーいい思いしているよ! ちなみに、海藤には子どもが8人いるって設定なんだよ。瀬戸内のビッグダディで、家族のために頑張って働いているけど全然家に帰れないから、「親父の顔を忘れた」って言われて、たまにヘタれる(笑)! 面白い役柄だから、楽しんで観てもらいたいね!
寺島進:翔太は、彼が小さいときから知っているんだけど、現場ではなかなか頼もしくてね。やっぱり主役という責任を背負っていて、脚本に疑問があると自分が納得するまで考えていく。数年のうちに、たくましくなったなあと思うよ。あいつ、すっごくチャーミングだし、色気もあるから、今回の三枚目ぶりは楽しみにしてもらいたいな。
中江さんも翔太も、いいものを作り出そうという気持ちが強いから、撮影は朝から深夜に及ぶこともよくある。体調管理も大変なんだけど、この前俺がめちゃくちゃ疲れていたときに、紀香ちゃんが「寺島さん、お疲れですか?」ってマッサージしてくれてさ。これが本当にうまいんだ! これだけ上手なのは、きっと通っているマッサージ屋さんもいいところなんだろうなって思って、お店紹介してもらったんだ。咲ちゃんも笑顔がかわいくてね。あの笑顔がたまんないよ!
今月は映画『人類資金』の完成披露試写、映画『清須会議』の完成披露試写……と大忙しのアニキ! 「舞台あいさつ苦手なんだよなー」と苦笑いしながらも、観客をきっちり笑わせて客席を大いに盛り上げていました! 今回は、そんなアニキの舞台あいさつでの特別ショットです!
映画『人類資金』は絶賛公開中!
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映画『清須会議』は11月9日より全国東宝系にて公開
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1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。