「Glee」のリア・ミシェル、デビューアルバム発売記念!今、アメリカで一番HOTな歌姫にくびったけ!
「Glee」のヒロイン、レイチェル・ベリー役でおなじみのリア・ミシェル。彼女の待望のデビューアルバム『ラウダー』の発売を記念し、「Glee」のレイチェル、歌手としてのリアという二つの顔からその魅力を徹底分析。昨年の7月に公私のパートナーであるコーリー・モンテースを亡くした彼女が、どのように悲しみと向き合い乗り越えようとしているのか。天才歌手にして、等身大の女の子のストーリーを追います。
- 人物:
- リア・ミシェル
ゲイの両親に育てられた一人っ子。自分の夢や目標に向かって猪突猛進する情熱家だが、思い込みが激しすぎて周囲をイラつかせることもしばしば。しかも、自己顕示欲が強い上にプライドも高く、身勝手な言動で敵を作ってしまうことも多い。とはいえ、それもこれも純粋に音楽を愛するがゆえ。その不器用なくらい、いちずな性格ゆえにニクめない。
デリカテッセン経営者の父親と看護師の母親の間に一人娘として生まれる。「Glee」オーディションの際、会場に向かう途中で車の事故にあったものの、髪にガラスの破片をつけたまま現れ、冷静に見事なパフォーマンスを見せて役を勝ち得たというのはもはや語り草で、夢に向かって猪突猛進なレイチェルを彷彿(ほうふつ)させる。自己主張の強さも含めてレイチェルと自分はよく似ていると本人も語っている。同性愛者(とりわけゲイ同士の結婚)の人権擁護や動物愛護活動にも参加するなど明確な意見を持つ。
廃部寸前のグリー部に参加し、その並外れた歌唱力と情熱で中心メンバーとなる。高校卒業後は、ブロードウェイのスターを目指してニューヨークの名門演劇学校へ進学。鬼ダンスコーチの猛特訓に本場の厳しさを思い知らされつつ、持ち前の負けん気でレッスンをこなし、名作ミュージカル「ファニー・ガール」の再上演のオーディションにも挑む。
ブロードウェイは自分にとって酸素のようなものと語るリアは、歌唱未経験だった8歳の時に大作ミュージカル「レ・ミゼラブル」のオーディションに合格。コゼットを演じてブロードウェイ・デビューを果たした。以降、数多くの舞台に出演し、主役に抜てきされた「春のめざめ」ではトップレスを披露する大熱演でドラマ・ディスク賞にノミネートされた。2011年には、『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督作『ニューイヤーズ・イブ』で映画デビューも果たし、劇中でジョン・ボン・ジョヴィと見事なデュエットを披露している。
- 作品情報:
- 『ニューイヤーズ・イブ』
- 人物:
- ゲイリー・マーシャル
グリー部の仲間で元アメフト部のスターだったフィンと相思相愛に。フィンの元カノであるクインとの確執など、紆余(うよ)曲折を経て強い絆で結ばれ、結婚を誓い合う中に。しかし、レイチェルのニューヨーク行きに際し、フィンは彼女の夢の実現の妨げにならぬよう、オハイオにとどまることを決意。遠距離恋愛の中それぞれの道を歩み始め、二人の気持ちは擦れ違いがちになるものの、再び歌を通してお互いの絆の深さを確かめ合うように。コーリーの死によって、シーズン5ではフィンも死去する設定となっているが、レイチェルはその悲しみを乗り越えられるのか……?
「Glee」で恋人フィン役を演じたコーリー・モンテースと私生活でも恋人同士に。彼の実家でクリスマスを過ごすなど交際は順調だったが、2013年7月にコーリーが急逝。ショックで憔悴(しょうすい)し切っていると報じられたが、訃報後初めて沈黙を破って発した「この時を乗り越えるため、限りない愛とサポートをくれたみんなに感謝しています。コーリーは永遠にわたしの心の中にいます」というメッセージが、2013年に最もRTされたツイートとなり、世界中のファンを感動させた。その後、コーリーの生前にほぼ出来上がっていたというアルバムに、リアのたっての希望により新たに「キャノンボール」「イフ・ユー・セイ・ソー」の2曲が加えられ、『ラウダー』が完成した。「どんなにつらいことがあっても、人は立ち上がれるはず。彼の思い出と共に、ベストを尽くして前に進まなきゃ」と語っている。
ミュージカル「ファニー・ガール」の主役を射止めるべく、奮闘するシーズン5のレイチェル。しかし、第3話ではフィンの死というとてつもない悲劇に見舞われる。彼への思いを込めてボブ・ディランの名曲「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」を熱唱するレイチェルの姿が感動的。また、「イエスタデイ」といったビートルズのナンバーを披露する第1話&第2話も必見。
「Glee」SEASON5 EP3 『The Quarterback』(フィン追悼話)より「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」の公式動画
約1年がかりで制作されたデビューアルバム『ラウダー』。中でも話題を呼んでいるのが、恋人コーリーの死後に加えられた2曲だ。ファーストシングルにもなった「キャノンボール」は、勇気を持って前へ踏み出すことを歌った力強い楽曲。一方の「イフ・ユー・セイ・ソー」では愛する人を失った悲しみを率直に表現。どちらにも等身大の彼女が投影されている。
MUSIC VIDEO 「キャノンボール」公式動画