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第10回:「駐在刑事」に変身!撮影秘話の巻

寺島進の「月刊 てらじま便り」

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「寺島進の「月刊 てらじま便り」

4月に放送が決定したアニキの最新主演ドラマ「駐在刑事 奥多摩渓谷・殺意の夜想曲」! 昨年の酷暑の中、舞台となった奥多摩で汗だくになりながら撮影をしたという本作の裏側を、たっぷりとアニキに語っていただきました!

今月の現場
今月の現場

昨年のアツーい夏の中で撮影した「駐在刑事 奥多摩渓谷・殺意の夜想曲」。キャストは杉本彩ちゃんをはじめ、つまみ枝豆さん、本宮泰風山口祥行……俺がリクエストした役者たちが全員出演してくれてね。みんなすごく協力的で、腹据えて演じてくれたんだ。まさに、人とのつながりがあって完成した作品だと思うよ。

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今月の現場
今回はコワモテ刑事ではなく、奥多摩の駐在刑事!

舞台となった奥多摩は空気が澄んでいて、自然もいっぱいで良いところだったなあ。地元の方々も撮影に協力的でね。良い雰囲気の中で撮影ができたから暑くても楽しかった。

撮影カメラマンに栗林さんって同世代の方がいて、初めて会ったときから醸し出す雰囲気がいいなって思っていたのね。話をしていたら、矢沢永吉のファンクラブに入っていることがわかって、すげー気が合ったんだ(笑)。それから「くりちゃん」って呼ぶほど仲良くなったんだけど、撮影が終わったときにくりちゃんが、「今までにない寺島さんが(映像に)出ていると思う」って言ってくれたことがすごくうれしかったね。俺たちの世代がこういうドラマを引っ張っていかなきゃいけねえなと思ったよ。

役は駐在刑事!
役は駐在刑事!
初めて警官の夏用の制服を着たんだ!

今回の役は、警視庁捜査一課から奥多摩に飛ばされた駐在所長・江波敦史。軸がブレなくて人と人のつながりを大事にする、大自然の奥多摩に染まっちゃうようなかわいらしいヤツなんだ。

役は駐在刑事!
いつもより肩の力を抜いて演じられたよ。

これまではコワモテな雰囲気の刑事役が多かったから、江波のような役は新鮮だったよ。警官の夏用の制服は初めて着たしね。彼が奥多摩で伸び伸びと仕事をしているように、現場も本当に良かったから、いつもより肩の力を抜いて演じられた。自慢の2時間ドラマになったと思っているから、ぜひ皆さんに観てもらいたいね!

共演者の素顔
共演者の素顔

泰風(本宮)やヤマ(山口)は、取り立て屋を演じているんだけど、今って肉食系で悪いヤツを迫力たっぷりに演じられる役者が少なくなってきていると思うんだよね。彼らとは昔からの古い付き合いだから、そういった点でものすごく演じやすかった。撮影が終わった後は「おまえらさすが! よくやってくれた」って感じだったね。あいつらの迫力を感じてほしいなあ。

共演者の素顔
かわいい共演者たちにも注目してくれよな!

杉本彩ちゃんとはよく連絡を取り合ったり、飲みに行く仲だから、久しぶりに共演できてうれしかった。彩ちゃんとのロマンスがあるかって? それは内緒だけど(笑)、この作品の鍵になる重要な役なんだよ! というか今回のロマンスは子役の女の子! すごくかわいい子でさあ、彼女のほかに柴犬も共演しているんだけど、彼らと一緒に自然の中で遊んだことでずいぶん童心に戻れたよ。

「駐在刑事 奥多摩渓谷・殺意の夜想曲」は4月2日(水)よる9時よりテレビ東京にて放送
「駐在刑事 奥多摩渓谷・殺意の夜想曲」オフィシャルサイト

今月の一枚
今月の一枚
photo by susumu terajima

地元・祖師谷にて北野武監督を囲む会。略して「きたかい」! 監督もご機嫌でうれしかった。スナックに行って飲んで歌って踊って!

今月の一枚
photo by susumu terajima

ただ今京都で撮影中! 暖かい気候の中で交差点にて菜の花を見つけました。 花の周りにミツバチが2匹飛んでいたよ!

寺島進PROFILE

1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。

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